錯乱気流

無茶苦茶忙しいやんけ・・・

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昨晩は、日本における、朝鮮史研究・在日コリアン研究のパイオニアの一人である、宮田節子先生と、夕食をご一緒する栄に恵まれた。宮田先生は、朝鮮総督府歴代の政務総監にオーラルヒストリーを行い、その録音記録をまとめられたり、一貫して、日朝関係研究の先頭に立ってこられた。本来は、中国史の研究家を志されたそうだが、元朝鮮総督府の穂積真六郎氏から大きな影響を受け、早稲田大学、東京都立大学(現在首都大学東京)、明治大学等で、研鑽をつまれ、大学を去られた今でも、研究者として活躍をしておられる。在日韓人歴史資料館長の姜徳相氏や、元現在拉致被害者を救う会会長の佐藤勝巳氏らと、共同研究などを行い、朝鮮史研究会の創立時から、今日に至るまで、その中心にあって、活躍してこられた。

今でこそ、女性の研究者は珍しくもなくなったが、宮田先生が研究活動を始められた50年代では、それこそマイノリティであり、なおかつ、何を書こうが、何を言おうが、無事では済まない分野で、一貫して研究・運動を続けてこられた意志力と胆力は、私など到底及ぶものではない。本日が、初対面であったのに、まるで10年も知り合いであるかのような、気さくさで話に応じてくださり、まことに懐の深さを感じた次第である。朝鮮総連、民団、共産党、日朝協会らの間に挟まれ、いろいろなところで糾弾されたり、批判されたりしたことも日常茶飯事であったようである。

私が、自分など研究者の「はしくれで」というようなことを、言うと、自分が書いたり、調べたりしたことの出来は、たいてい自分でわかってるわけだから、他人がどう評価しようが、自分はできることはやったと、誇りに思ってればいいのよ、などと、大胆なことをおっしゃる。物を書いて発表しようなどという人は、それが文学だろうが、学問だろうが、図太い神経じゃなきゃつとまらない、というのはその通りだと思う。

ちなみに、民主党がちらつかせている、定住外国人の地方参政権問題だが、在日コリアンとしても、これについては複雑で、別に彼らは、それをもろ手を挙げて歓迎しているわけではない。朝鮮総連は、当初この動きに肯定的であったが、今ではむしろ反対している。朝鮮総連の場合、上層部は、総連傘下の在日コリアンが、この参政権によって、日本社会に取り込まれることを警戒している部分がある。もちろん、末端まで、そういう態度かというと、それは違っていて、所謂「朝鮮籍」の在日コリアンでも、この問題に関しては、一枚岩ではない。民団は、肯定的であるが、では、民団寄りの在日コリアンが、上から下まで、これにもろ手を挙げて賛成かというと、そうでもないようだ。

ともあれ、9時過ぎまで、2時間ほどご一緒し、途中上野で別れるまで、電車で話をしながら、帰ってきたが、饒舌さに謙虚さを備えた、大変魅力的な方であると思った。明日は(正確には今日だが)、講演に呼ばれており、飛行機で大分に飛ぶのだそうである。宮田先生は、在日コリアンに関わる、さまざまな運動にかかわってこられたが、基本的には党派性を好まない、根っからの研究者であり、やはり、学識と経験の深い方から、学ぶことは多いと思った次第である。

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