錯乱気流

無茶苦茶忙しいやんけ・・・

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オサマ・ビン・ラディンのことをすっかり忘れてました。多分、政権批判の矛先を多少ずらすための「パフォーマンス」程度の意味しかないでしょう。私は、アメリカを擁護することが結構あるので、仲間の運動体の一部から、「親米売国奴」扱いされることがありますが、まあ、それならそれでもよいですよ。内田樹さんなんか、『街場のアメリカ論』の中で、アメリカ研究者を十把一絡げに「親米」みたいに言ってますが、それもいかがなものかと思います。以前、ブッシュ政権がイラクを侵略−アメリカ人でさえ、「侵略(invasion)」という言葉を使っている−した時、あんまり頭にきたので、衝動的に以下のような文章を書いて、英字新聞に送ったことがあります。原文は英語なので、和訳しておきます。自分の書いた英文とは言え、ちと訳しづらく、日本語としてやや不自然な気もしますが。
 
アメリカの次なる嵐の前の静けさ
 
ほとんど無抵抗のイラクが「解放される」のを見ながら、この度のイラクにおける戦果は、アメリカがあの悲惨な9・11のテロ攻撃により失った権威と自信を取り戻すために必要としたものなのではなかろうかとの思いを禁じ得ない。真実がなんにせよ、イラクが一種の贖罪羊のごときものに仕立て上げられた感は否めない。はたして、大量破壊兵器は発見されたのであろうか。イラクのフセイン大統領の安否どうであろうが、この戦争で何千人もの命が失われたことだけは確かである。
 
社会心理学者のエリック・フロムの言葉を借りれば、「自然から引き裂かれた我々は、二度とそれにもどることは出来ない」のである。自然と共に生きる代わりに、我々は、抽象的な概念を網の目のごとくを張り巡らした。そして、「自由」はそのひとつである。この度の戦争は、これら概念の信奉者がいかなる善意に基づいていようが、それらが人を殺しうるということを我々に再確認させた。一見イラク戦線に異常なしと思えるが、これは次なる嵐の前の静けさであるかもしれない。そして、次にどのような「怪物」を相手にすることになるのかは、誰にも予測できないのである。

 
原文は以下に:
 
別に、偉そうに言うわけじゃないですが、上の予想が、ほぼ当たったのは、その後の展開で明らかでしょう。この度の、ビン・ラディン殺害が、どのような「怪物」を生み出すのか、私たちには予想も出来ないのではないでしょうか。つまり、「復讐の連鎖」を断てと言いたいわけですが。ちなみに、上の文章をたまたま読んだアメリカの知人数名から、賛同のメールを結構もらいました。それはそうと、オサマ・ビン・ラディン追っかけてたのが、いつの間にかフセインになってしまっていたということで、あのイラク戦争については、経済的な側面からの分析とか、今となっては色々な議論が出ていますが。
 ただ、はっきりさせておかなくてはならないのは、アメリカが、イラク戦争に際して情報の誤認・操作を行ったことが、事実上明らかになっていることです(イギリスもしかり)。翻って、日本の市民は、あれに無条件に追従し、あまつさえ、解釈改憲をごり押しした自国政府に、行動の検証すらさせることが出来ていないのではないでしょうか。
 ところで、この度のビン・ラディン殺害のオペレーションでラディンのコードネームとして「ジェロニモ」が使われたことに対して、先住アメリカ人関係者は怒っているようです。 なんたって、イラクとアフガニスタンで、アメリカの「正義」の名のもとに、命を落とした先住アメリカ人は、2011年以降77名を数えるそうですから。しかし、こういう話も、政治的言語として見た場合、結局アメリカという国家統一概念に収斂して行かざるを得ないわけで、それ自体限界を内包しています。ですが、それさえ出来ない日本よりはましかもしれません・・・
 

閉じる コメント(15)

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政権批判の矛先……やっぱりそうなんですか。準備期間があったとはいえ「40分」で片づくようなことを何故またこの期に及んでと妙な感じがしましたが。

2011/5/5(木) 午前 4:59 ゆまりん

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当時のブレア首相、なんだか悪魔のような凄みのあるイイお顔になっていましたね。また、我らが小泉首相のポチぶりの素晴らしかったこと。世界に誇れます。ややや、嘘をつくと鼻が伸びる。

2011/5/5(木) 午前 5:01 ゆまりん

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もちろんおっかけてたとは思いますが、そういう政治的側面はあるでしょうね。遺体の写真が出てこないので、「でっちあげ」じゃないかという「噂」すらあるくらいですが。

2011/5/5(木) 午前 10:31 och**obor*maru

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世界に誇れるリーダーですなあ。ブレアもブッシュも国際司法裁判所で有罪になりかねないくらいなものですよ。小泉は、自覚がないからねえ。あの人、アレ本当に天然だから。だから、そこそこ人気もあったんでしょうが。

2011/5/5(木) 午前 10:33 och**obor*maru

ビンラーディンを叩きさえすれば中東平和が訪れる訳でもあるまいし。
しかも911との関与も【絶対】ではないですよね。
グラウンドゼロで星条旗を振って大喜びしているアメリカ人を見て、やっぱりアメリカとゆう国は好きになれないと思いました。
(新聞での情報ですが)日本は「(ビンラーディンが死んだ)と言って息子が帰ってくるわけでなし」と冷めてましたね。
しかし遺体写真も出てこない、ホントに殺害されたんでしょうかね?

2011/5/5(木) 午後 10:11 まけお

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うちの人も、支持率が下がったときの保険だったんだろう、と言ってました。しかし殺害への批判はアメリカ国内でも結構あるようですね。それに、初めは抵抗したので殺したと言ってたのに、それもなんだか違う話になってきて……。

2011/5/5(木) 午後 10:46 ゆまりん

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まけおさん、国際世論は、アメリカのこういうところを批判するわけですね。とにかく敵を見つけて破壊しなければならないというか、そいう社会文化的な空気はあります。しかしながら、アメリカ政府と社会は必ずしも同じではないので、後者はかなり自国を相対化して見る視点は強くなっていて、冷戦時代よりはかなり良くなっていると思います。本当に「殺害」したのかどうかは、なんとも言えませんが、恐らく本当でしょう。問題は、な〜んも起こらない、日本ですね。アメリカと同等か、それ以上にいけません。

2011/5/6(金) 午前 1:03 och**obor*maru

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ゆまりんさん、イラクはおろか、アフガンでのテロ掃討作戦を批判する国内世論はアメリカでもかなり強いです。なので、テレビに出てきて喜んでいる奴らは、そういう人達だと思ってみたほうが良いですがが、批判的な世論も、アメリカの軍事介入が、自国経済にとってマイナスになっているとうい内向きの理由が主です。

アメリカは、ベトナムで失敗して以来、こういう情報に関して神経質になっていますが、それに対するメディアの批判力が非常に弱くなっているのが問題です。日本でも同じ傾向ですが。

2011/5/6(金) 午前 1:11 och**obor*maru

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ウサマ・ビンラディーン氏が、『パキスタン』という国で、そのパキスタンの政府や人民にも全く秘密で、勝手に『武器&ヘリコプター』で侵入し、裁判にもかけないで『殺害』された…しかも、明らかに国≪連憲章違反の行為を、先進国諸国≫が、『批判』しないので、ビックリしました(…幸い日本のミーハー向け的テレビ番組で、今回の行為を『批判』していたときは、少し安堵しましたが…)

実はビンラディーン氏は、関西・花の大阪のウメ地下で堂々と潜伏生活をし、ネットカフェや24時間サウナを寝床としながら、「きつねうどん屋」さんをやっている…という噂があったので、もし本当に「ビンラディーン容疑者・大阪潜伏説が正しければ、アメリカさんはウメ地下のホームレスや不良少年少女グループも、真っ当な商売人も犠牲にして発砲していたのだと思うと、ゾッとしました。
何故「きつねうどん屋さん」か? たこ焼き(ウロコの無い魚)や鯛焼き(偶像崇拝)etc…と違い、アラーの教えに背かないからね。

2011/5/6(金) 午後 10:40 nit*ic*84

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アメリカの場合、これを標的と決めたら倫理もへったくれもないです。1人の人間を殺すのに、20人、30人の民間人が死のうが平気ですね。ところが、平和反戦運動NPO・NGOが非常に多いのもアメリカで、例えば、非暴力平和隊なんてのは、アメリカからの資金がないと運営が難しいほどですから、妙なものです。この件について、アメリカの主だった教会組織がどういう反応をしているか、今注意深く調べてます。

2011/5/7(土) 午前 0:09 och**obor*maru

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あっ! 今思い出した! この『逮捕&外国で殺害』劇の何日か前かに、「オバマ大統領はキリスト教徒である。ムスリムではない」だの「ハワイ州生まれの生粋のアメリカ人」だの、何を今さら…(鎌倉生まれの仏教徒の帰化人ならだめなの???)」と思っていたが、こういうことだったのか〜!

で、アメリカの主だった教会組織は、日本を捕鯨問題において『人道上の罪』の名において、国際刑事裁判所に訴える運動を起す…これ、アメリカの常套手段。

2011/5/7(土) 午後 10:04 nit*ic*84

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アメリカの教会組織と言っても、色々ありますからね。メノナイトやクエーカーはこの度の殺害には否定的でしょうが、原理主義的教派はイケイケの筈です。十把一絡げに教会組織とは言えないわけです。捕鯨問題は、日本の左派でも意見が分かれるところですが、実は欧米世論も捕鯨反対一本槍かというとそうではないです。鯨については、アメリカと同等か、それ以上に、ニュージーランドやオーストラリアが日本に批判的なんじゃないでしょうか。

2011/5/8(日) 午前 0:23 och**obor*maru

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内緒さん、スゴくもなんともなく、英語では名−姓の順番で表記するのが概ね私のやり方なので、上の投稿では、彼らがたまたまそうしたのだと思います。それが証拠に、同媒体に送った他の全ての投稿は、名−姓の順番です(検索できるでしょう。大昔のは消えているかもしれませんが)。

2011/5/8(日) 午前 0:29 och**obor*maru

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七海さま…
拙ブログへの、≫アメリカの主だった教会組織は、日本を捕鯨問題において『人道上の罪』の名において、国際刑事裁判所に訴える運動を起す…これ、アメリカの常套手段・・・

これは事実ではないですね?教会組織が、ICCに訴える主体になることはないでしょうし、そもそもアメリカはICCに否定的です。というか、書名撤回している筈ですが。ソースは?

に関して…

ゴメンナサイ! ワタシの思い間違いでした。
ただ、ベトナム戦争における、アメリカ軍の『枯葉剤散布』に対しする批難を、大アメリカ側は、日本などの『捕鯨問題』にすり変えた過去があるので…どうも『思い間違い』をしたようです。
若し宜しければ、貴兄さまのほうで、わたしの書き込みに不自然なところがあれば、≪ご削除≫されてかまいません。

…というところでご勘弁をお願いします。

2011/5/8(日) 午前 2:29 nit*ic*84

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所詮ブログですから、適当な情報はいくらでもありますが、意図的な煽りとか、明確なアラシ目的ではないかぎり、削除はしないことにしています。が、先入観が強すぎると、対象を「憎しみ」からしか捉えられなくなる。アメリカと同じ穴のムジナ。

2011/5/8(日) 午後 0:49 och**obor*maru

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