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恩師、フランク・M・サズ(1930-2010)が、2009年6月に、学校教員を集めて行った講義。サズ先生は、必ずも謙虚とは言えない学問の世界で、私がこれまでであった人の中では、一番良識があり、物腰の低い方であった。この講義の最初のほうで、私との共同論文の事に少しふれている。名前を出しているわけではないから、聞いている私にしかわからないが。ウィーン出身のハンガリー系移民の子供として生まれ、宗教史家としてキャリアをスタートさせたが、マンガ文化と原子力の問題に大変興味を持っており、研究生活の最後の20年間は、マンハッタン計画やMAUD委員会の問題などに、研究を集中させた。私との共同論文は、その過程から出てきたものである。講義は全て英語だが、この英語を理解することが出来れば、英語を使って実務が出来るだろうし、英語国の大学院でもサバイブ出来るだろう。それほど、難解なものの言い方はしていない。「フラッシュ・ゴードン」の話をしている。彼のマンガと原子力をむつび付けた諸論の集大成がネブラスカ大学出版局から出版される予定で、その中では、私との研究についても言及されるはずである。
今後、私は、日本の大衆文化に関する論文は、ほとんど全てアメリカの媒体に発表したいと思っている。永井豪等、「日本のマンガにみる男根主義と戦争」と、日本の野球マンガと魔球の関連を高度経済成長の文脈で論じたものの二点を検討しているが、それもとにかく博士論文が終わってからの話である。
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