錯乱気流

無茶苦茶忙しいやんけ・・・

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韓国テレビドラマ私見

私は、人より流行が遅い。その時、流行っているものには、何故か食指が伸びず、随分あとになってから集中的に観たり読んだりする。韓国のテレビドラマもそのひとつで、今頃、ネットで視聴可能なものや、レンタルビデオ屋でかりたものを、部屋でエアロバイクを漕ぎ漕ぎしながら、観ている。そこで、自分なりに気付いたことを順不同で列記してみたい。
 
1.食べ物が旨そうだ。韓国のドラマでは、家庭、屋台、大衆食堂などの場面で、食べ物が良く出てくる。ドラえもんがポケットから便利アイテムを出すときにその名称を高らかに宣言するが、あれに似たようなもんで、いちいち料理の名前を口に出し、全員が旨そうに食べる。登場人物がやけ酒を飲んでいるときでさえ、テーブルの上には、つまみにするのか、少なくない種類の料理が置いてある。トッポッキとか、チャプチェと、サムゲタンとか、とにかく、ああいうものは、韓国ドラマを中心に広く日本人に知られたのではないかとさえ思えてくる。というわけで、私も幾つか試しており、中でも、コチジェンを使った辛いスープなどは、夏の食欲不振などには最高だ。
 
2.女優の歯並びが、無茶苦茶良い。俳優が歯列を矯正する場合、まず第一に、台詞がちゃんと言える為の発音の面と、審美的側面の二つがある。しかし、日本やアメリカの俳優は、ある程度は直しても、八重歯などは、却って可愛いなんてことでそのままにしておく場合が多い。しかし、韓国の女優は、もう真っ白の真っすぐで、その綺麗さは最早人工的なまでのものがある。歯列矯正を完璧にやっているか、部分的にはインプラントなどで対応しているのだろう。歯茎の露出さえ最小限で、ただ恐ろしく綺麗な歯だけがキラリと見える。
 
3.韓国は父系制社会なので、女性が他家に嫁いでも、姓が変わらない。そういうこともあるのか、人を罵倒したり、面と向かって問いただしたりするときに、「パク・ミンジョン!」という風に、姓名を両方言う場合がある。日本では、人に向かって、姓名の両方を口にすることは稀ではないだろうか。自分とお前は違うのだというようなところを強調したいときに、これが出るような気がするがどうなんだろう。
 
4.呆れたり、途方にくれたりした時に、「ハアッ!」と独特のため息のようなものをついて、かなり大袈裟に顔の表情を作る。実際の生活場面ではどうなのかわからないが、すくなくとも、あれは韓国特有のもので、日本には見られないように思う。英語国民ほど、両手のジェスチャーは使わないが、顔の表情はかなり雄弁である。
 
5.ナショナリスティックな台詞が入る場合があって、面白い。日本市場を意識しているのか、歌手に向かって「お前なら日本でも通用する」などという台詞も出てくるなど、日本に言及する場合がかなりあるし、怪しい日本語を喋る「日本人」が登場することもある。現地在住の日本人か、日本在住経験のある韓国人タレントなどを起用しているようだ。
 
6.出てくる孤児院や教護院は、だいたいキリスト教会関連施設である。韓国のキリスト教人口は、全人口の3分の1に相当する1千4百万人である。従って、ドラマのテーマにも、罪や許しというようなテーマがよく浮上する。
 
7.父系制社会だが、男がヘタレ気味で、女が異常に強い。彼女らの、喜怒哀楽の表現は豊かで、「怒」は特に迫力がある。口が震え、頬の筋肉がピクピク動き、顔の表情のかなり細かいところまでコントロール出来るだけの訓練を受けている。また、大声を出せる俳優が多いが、単にでかい声というだけでなく、腹筋と横隔膜をコントロールした、腰の据わった良い声を出せる。こうしたところは、現在の日本の役者より優れている。
 
8.封建的な年功序列的拘束力が強い社会だが、それだけに、システムから零れおちる、掟破りの個人の感情や葛藤がテーマになる場合が多い。日本だと戦前に見られた構図であるが、ある種の現代性も持ち合わせており、それが、日本の視聴者には魅力的に映るかもしれない。
 
9.レンタルビデオ屋の韓国ドラマのコーナーは、たいへんな占有面積を誇り、アメリカのそれに匹敵するか、場合によっては上回っている。見かけるのは、大抵中年の女性であり、若い人は滅多にいない。男性はさらに少ない。しかし、男性にも、若い女性にも、かなりのファンがいるようである。
 
10.漢江(ハンガン)は、ソウル市民にとっては重要な河川のようで、かなりの確率で漢江のほとりでのシーンが登場する。さらに、ソウル中央にある公園(名前はしらない)も、ロケ地となる確率が高いようだ。東京で言えば、代々木公園のようなものだろうか。
 
以上。かなり、興味深く観ている。もちろん、ただエンタメとして観ているわけじゃない。それ相当に、思うところがあって、観ているのである。最近の日本のドラマよりは、面白いものが多いし、俳優の演技や役作りもかなり徹底していて好ましい。100話を超えるものも多いが、それもまたよし。私は、かつてNHKがやった、銀河テレビ小説というのが大好きだったが、テレビドラマは、登場人物とともに、毎日を送るような、日常性があって、映画にはないテレビというメディアならではの良さがあるように思う。キャラの立て方という意味でも、大変参考になる。そのうち、ハングルを習得して、なにかしてやろうと考えているのは言うまでもない。やれることはいくらでもあるだろう。

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「銀河テレビ小説」懐かしい☆
脇道コメントですみません……。

2012/7/16(月) 午前 7:38 ゆまりん

今の日本のドラマ制作者にも韓国ドラマ、魅せたほうがいいかもしれませんね。まぁ、どう思うか知らないけど(笑)。

日本も昭和時代は、それなりにいいドラマやいい役者がいたと思いますが、今は・・・ですね(笑)。

なかなか興味深い記事で、勉強になりました。

ありがとうございます♪

2012/7/16(月) 午前 9:23 [ - ]

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ゆまりんさん、「銀河テレビ小説」懐かしいですよね。って、これだと、それだけのリコメしか書けません^^;。

2012/7/16(月) 午前 11:18 och**obor*maru

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ナオさん、日本の制作者も当然見ていると思いますが、やっぱり韓国の作品だから売れるという要素はあると思います。所謂バブル期の「トレンディ―ドラマ」以降、日本のテレビドラマは、箱庭的になりましたね。役者も、お手軽にアイドルやグラドルなどを起用するようになりました。

少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございます。

2012/7/16(月) 午前 11:22 och**obor*maru


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