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柔道かJUDO?

ええと、日本男子柔道が金メダルなしで終わった。しかし、関係者の声を聞いていると、それほど意外でもなかったようで、「予想された結果」と冷静である。まあ、そういうことなんだろう。私に、柔道そのものを語る資格があるかというと、ハッキリ言うとない。オリンピックの時だけちょっと期待する競技程度のことで、今回出場した選手だって、女子の一部の選手をのぞいては、全員初めて見る顔だった。とはいえ、なんか語ってみたい気もする。一応私も武道を中高6年とやった。剣道だけど。中学の時は、地区大会の個人戦で優勝した。出場選手は8名だったが。それだけではない。高校の県大会では、個人戦3回戦進出という堂々たる実績を誇っている。つまり二回勝ったということだ。ワッハッハ。6年のキャリア中、女子に一度引き分け、2回負けた。フェミニストだからね。中二の時引き分けた相手は、もうつばぜり合いの時に、必死の形相で、「絶対に負けない」というような意志が伝わってきた。剣道の場合、つばぜり合いの時に、相手の顔を面越しに間近に見ることになるが、全く表情を変えない人と、気合い入りまくっている人と両方いて、やっぱりなんとなく前者のほうがやりにくい。
 
どんなスポーツでもそうだが、剣道にも、これは大事という要素が幾つかある。まず、踏み込み。一気に間合いを詰められる怒涛の踏み込み。これがないと勝利はおぼつかない。私は踏み込みを鍛えるために、自転車のハンドルを掴み、踏み込みを練習しながら、帰路の山道を2時間かけて帰った。腰にはタイヤを巻き付け、足には砂袋をつけ・・・・・・・・なんてことはしなかったが。
 
それから、剣道の場合、リストの強さは重要である。「気剣体の一致」という言葉があるが、剣先がちょこっと相手の面や小手にあたったりしたくらいでは、一本を取ってくれないのである。これも、やはり踏み込みが効いていないと、当たりが弱くなるし、なにより強靭なリストを使ってスナップを効かせ、「バシッ」と音が出るくらいヒットしないと一本にならない。これら「体」と「剣」に加え、「気」が伴っていないとこれまた旗が揚がらない。当たった時に、気合一閃、声が出ていないと、一本を取ってくれない。
 
それから、やはり強い選手は、一礼してから、蹲踞するまでの一連の所作が違う。蹲踞の姿勢を見ただけで、もうどっちが勝つか分かると言っても過言ではない。蹲踞したときに、背筋が丸くなっているようではダメだ。これは道徳とか精神の話しではなく、体の中心線がまっすぐに伸びて、足腰が安定している証拠なのだ。柔道でも、やはり強い選手は、この体の中心線が安定していてぶれない。名前は忘れたが、女子柔道のフランスの選手など、まるで足に根を生やしているのではないかというくらいの安定感で、見ていいて負ける気がしないのである。スポーツに必要なのは、この足腰の安定的強さで、これが土台となって、初めて、技も効くというものである。古賀稔彦や山下泰裕などは、もうこのあたりから違っていた。
 
あと重要な要素。連続技。小手だけ速い、面だけ速いと言う人がいるが、これはイマイチである。小手→面、或いは、小手→面→銅の連続技が繰り出せるようでなくてはならない。連続技は、相手に休む隙を与えず驚異となる。もちろん、ここでも、踏み込みのスピードが伴わなくてはならない。
 
もうひとつの要素。気を抜いてはならない。どんな達人でも、気の緩みから、例えば、一瞬小手が開いてしまうことがあって、そこを狙われる場合がある。一度、県の優勝候補と団体戦で当たることになった。普通なら勝ち目はない。彼の、前の試合を良く見ていたら、踏み込む前に僅かながら両腕が左側にズレ、一瞬小手が開くことを発見した。「これしかない」と思った私は、彼が打ちこんでくる間合いを見計らって、小手をうち、一本を取った。後で、チームメートから聞いた話だが、相手が踏み込んでくるスピードも相俟って、電光石火の早業のように見えたそうである。私は、あの時のことをいまだにスローモーションのように振り返ることが出来る。彼の動作がよく見えていたのである。え?その試合?その後、守りに入り、気持ちが消極的になって、二本続けて取られて負けた^^;。
 
そこで、最後の要素。気持ちが消極的になってはいけない。攻める姿勢を忘れてはならない。もちろん、これは、残り時間の具合によって、多少戦略的な要素が出てくるが、基本、守りに入ったらダメだ。あの時のことは、今でも、後悔している。
 
そこで、私なりの感想。日本の男子柔道。JUDOとか柔道とか文化的なことが全く無関係とは言わないが、柔道における基本のようなものが出来ていないのではないか。確証はないが、彼らの戦いぶりを見ていると、どうもそのように思えてしょうがない。つまり、JUDOとか柔道とか言う以前に、ファンダメンタルが十分出来ていないのではないか。もちろん、彼らは日本を代表する選手たちだが、ファンダメンタルという意味では、むしろフランスや韓国の選手などのほうが上のように思える。後進であるからこそ、基本をしっかりやってくるということは十分あり得る。日本人だから、日本語が喋れるのは当たり前と思っている人がいるかもしれないが、日本語を勉強している外国人のほうが、日本人より、個々の発音が上手かったりする場合がある。その上に、彼らは、自分たちの国に、それぞれの格闘技の伝統を持っている。ある文化的要素が、他の地域に移転した場合、それがある程度変容するのは、文化論的な見地からは、もはや「当たり前」である。しかし、この度の男子柔道を見ていると、そういう話し以前の問題があるように感じられる。
 
さて、剣道は、柔道ほど国際化していないと言われる。確かに、剣道は、各国からの要請に応じて、日本の連盟が指導者を派遣して指導するという体制をとっている。しかし、剣道も、競技人口は徐々に増え、国際剣道連盟も既に存在する。3年に一度開かれる世界選手権では、記録を見る限りでは、日本が圧倒しているように見えるが、実は実力は伯仲してきており、韓国は、十分日本を脅かす力を持っている。上背の大きい選手が多く、パワーがある。私は、柔道と異なり、剣道の全日本選手権大会は、武道館に足を運んで見ることがある。中高生の大会などがあれば、近くならば、自転車を飛ばして見に行く。アメリカで足の骨を折っていらい、腰の状態と膝の状態が悪く、もう自分でやることは出来ないが、剣道は、野球と同じくらい「気になる」スポーツである。少年時代や思春期の記憶と結びついているというのもある。

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よく知らないんですけど、「世界ランキング」がどうのこうのというのがあって、とにかくランクを上げることに汲々となってしまって「自分の柔道ができなくなる」みたいなことがあるとか。

2012/8/5(日) 午前 11:18 ゆまりん

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その点は、私も門外漢だからよくわかりませんが、要するに、ランクを上げるためには、国際大会になるべく沢山でなくてはならず、忙しすぎて、じっくり取り組む暇がなくなったという理屈なんでしょうかね。でも、その条件は、各国に等しく適用されている筈ですけど・・・

2012/8/5(日) 午後 2:15 och**obor*maru


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