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他人の口の中をマジマジ見て、歯の話などをするのは、如何にも下賤なことだが、まあ、ここはひとつ。私は今、ナレーションの勉強をする傍ら、自分の日本語と英語の発音の再点検をやり、そこに、さらに朝鮮語も加えようとしている。
俳優や歌手の場合、顔出しで、雰囲気や容姿が優先するので、余程の事がなければ、歯並びは、まあ、「そこそこ」でも許容される。もちろん、歌詞の発音や台詞廻しに影響が出るほどであればなんとかしなくてはならないが、それほどでもなければ放置する場合が多い。ところがナレーションや声優ってのはそうはいかない。あれは「発音がキレイである」ということが最優先であり、歯並びが悪いと、サ行、タ行、ナ行、ラ行等に影響がでるのでで、なんとかしなくてはならない。特に、サ行で空気が抜けるとか、タ行のうち、調音点が他の音と異なる、「ツ」や「チ」が不明瞭となったり、場合によっては脱落したりする場合があり、そうなると致命傷である。それが証拠に、「仮設住宅」という言葉の発音に難渋しているアナウンサーが結構いる。でも、アナウンサーは、大体顔出しの生放送が多いから、まあスムーズに読めていれば、多少のことは許容される。
というわけで、俳優が歯列を矯正する場合、発音と審美的側面の両方があるが、女性ならやはり後者にウエートがかかっているのではあるまいか。それで、日本の場合、俳優やアイドルであっても、意外と歯を矯正していない人が多いのである。もちろん、ティーン時代に歯並びが悪くても、視聴者の知らない間に矯正して、後からキレイにそろえてくる人もいる。日本では、アイドルや女優でも、多少の事は許容範囲のようだ。韓国だとそうはいかず、もうそれは、完璧なまでに歯列矯正をやっているか、かなりの本数のインプラントを実行しているとしか思えないほど、歯列がびっしりキレイに揃っている。まあ、良い悪いは別にしても。そこで、最近、テレビに出る人の歯並びを見るようになって、我ながら、あんまり良い趣味ではないなと思いながらも、気付いたことがあるので、以下写真付きで例示してみたい。
ご存知広末涼子。この人は、典型的な高知顔である。根拠?そんなものはない。高知出身者のフィーリングというヤツだ。私の従妹に、この顔に似たのがいるというのもある。まあそれは良いが、歯科的に言うと、前の二本の歯を「1番の歯」と呼んでいるのだが、その隣の2番は、隙間の面積が狭く、前にずれたり、後ろにずれたりする場合が多い。1番のすぐ隣にあるために、極度に奥に引っ込んだりしていると、発音に影響を与えることがある。広末涼子も、2番が若干後ろに引っ込んでいる。もっとも、これはちょっと前の写真で、今は矯正しているかもしれない。
藤原竜也は今でもこうなのだろうか、このひとはもう、2番が完全に奥に引っ込んでいる。ここまで目立つと、芸能界で生きるにあたっては、矯正しようという話が出ても不思議ではないのだが、しかし、この人の場合、台詞廻しには全く問題がなく、発声は実に見事で、相当鍛えられている。影響がないのだから、放置しておいても良いし、もともと顔は端正で美麗だから、これもチャームポイントの一つということだろうか。
アメリカの俳優キャンディス・アッコラ(Candis Accola)。『ヴァンパイア・ダイアリーズ』というテレビドラマシリーズに出ているのだが、Sの音で、空気が抜ける感じがあるって、若干音が鋭く出てくる傾向があるので、口の中を見てみたら、この人も、左側の2番が僅かに後ろにずれている。
ご存知、松田聖子。若い頃の写真である。2番がやや奥に引っ込み気味だが、それよりも3番がかなり前に突出していていて、長さも、他の歯に較べてかなり長い。しかし、これが只今現在・・・
このように綺麗に。もう「完璧にやりました」という本人の声が聞こえてきそうなほど揃っている。かなり入れ替えた可能性さえある。松田聖子は、以前歯科医師と結婚していたが、完璧を期して、色々な歯科医を廻っているうちに、出会った人なのではないだろうか。いや、よくわからないが、妻がそのように言っている。「絶対そうだ」と。ティーンのころ、あそこまで不揃いだったものをここまで綺麗にするには、数百万はかかるだろう。矯正は、咬合の問題で、上だけということはないから、上下も合わせた場合、相当の額になるはずだ。
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ボイスウェアハウス
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