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KBSの『冬のソナタ』は、プロットそのものは、「赤いシリーズ」路線なんだけれど、その雰囲気というか、ディテールは、やっぱり、この『Love Letter』の影響をがあると思う。もちろん、『冬ソナ』には、『冬ソナ』のオリジナリティーがあるけれど、「雪」「記憶」「初恋」などのキーワードで一致するし、特定の場面で、「あ、似てるな」と、思うところがある。
『Love Letter』は、掛け値なしに名作で、特に、韓国において、岩井俊二の名声は絶対である。『Love Letter』のことを語り出すと、止まらなくなる人がいる。特に女性に・・・
この作品が成功したのは、何といっても、映像にあると思う。北海道の小樽は、結構映画のロケ地になるけれど、上手くいいってないものもある。しかし、この作品の場合、篠田昇の撮影は見事の一言で、明暗、遠近の使い方が絶妙である。篠田昇が、若くして世を去ったのは、本当に残念だ。彼は、自分流を貫くタイプの撮影監督だったらしく、岩井は結構、口を挟まず、任せていたようだ。
プロットは、ドッペルゲンガーが主題で、かなり荒唐無稽なんだけれど、不思議と不自然さを感じさせず、「大人の寓話」としては、まずは完璧な仕上がりである。音楽を担当したのは、Remedeiosだけど、このOSTをBGMに仕事をする人は多いのではないか。音楽も、この作品の価値を高めている。
主演の中山美穂は、一人二役だけれど、まるで違う女優が二人いるようで、彼女からここまでの演技を引き出した岩井俊二の実力には驚く。彼は、最近吸血鬼の映画を撮った。私は、岩井俊二の作品は全部見ているが、最新作の『Vampire』は、まだ見ていない。
ところで、リンクした映像は、プレビューの韓国版だが、ハングルを、こういう書体で縦に書くと、実に美しい。
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