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私が高校生の頃、当時人気のあった古楽器グループのコレギウム・アウレウム合奏団が、私が住んでいた地方都市にやってきた。プログラムは、モーツアルトのセレナーデ第13番に交響曲第40番。それに、ハイドンの交響曲第85番「王妃」であった。私は、5000円だかのチケットを何とか手に入れ、勇躍して出かけた。演奏がどうだったか、あまりはっきり憶えていないのだが、ハイドンの作品が印象に残ったので、後日コレギウム・アウレウム合奏団が入れた同曲のレコードを買って、それこそ溝が擦り切れるほど聞いた。私がこの曲が好きなのは、多少のノスタルジーもあるけれど、このハイドンの交響曲第85番は、パリ交響曲の中でも優雅且つ典雅な趣に溢れた魅力的な作品だ。快活な第一楽章から貴族趣味満点のメヌエットと、各楽章の魅力が立って、実に充実した作品だ。 |

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