|
前回、後期3曲と並ぶ魅力を持つドヴォルザークの交響曲として6番をあげたが、3番もなかなかだ。この第一楽章を聞いて、その魅力の虜にならない人はいないだろう。豊饒で息の長いメロディーのタペストリーが素晴らしい。ドヴォルザークの交響曲は4番まではワーグナーの影響を強く受けている。5番から7番まではブラームスの影響が強い。ワーグナーとブラームスが音楽史上水と油だったことを考えると、これは非常に面白いと思う。特にこの3番は第二楽章に露骨なワーグナーの引用があり、それでいてブラームスとヨアヒムに認められているのである。
最終楽章の生気に溢れる民族的なリズムの弾みはまさにドヴォルザークを聞く醍醐味だ。この曲がプロオケのプログラムに上がらないのはこれまた不思議である。3番と7番を組み合わせたプロなんかだったら、すごく魅力的なのに。ケルテス、クーベリック、ヤルヴィあたりはなかなか良い演奏なのだが、この曲の飛び切りの名盤というのがある。チェコの名匠ヴァーツラフ・スメターチェクがプラハ響を指揮した録音である。これはスプラフォンが音源の国内盤なのだが、海外盤では今のところ入手できないものだと思うので、実に貴重だ。CDの帯には「カルロス・クライバーもかくやという興奮のるつぼ、実に凄い演奏です」とある。カルロス・クライバーがこの曲をレパートリーにしていたとは思えないのだが、それでも看板に偽りなしの見事さである。各フレーズが躍動しており、アクセントも強い。まばゆい光を放つような素晴らしい演奏である。聴かないと一生の損と思う。
注目ディスク
ドヴォルザーク
交響曲第3番
ブラームス
大学祝典序曲
ヴァーツラフ・スメターチェク、指揮
プラハ交響楽団
Supraphon(国内盤)
Performance:10
Sonics:8
|
僕は、この曲を聴けて「一生の損」をしなくてよかったです♪
2006/7/14(金) 午後 6:41
スメターチェク盤は凄いですよ。音はやや古いですけれど。でも、この3番は本当に魅力的です。これをプロオケがなぜやらないのか不思議です。以前地元のアマオケが取り上げて、なかなかの好演でした。あと、私の手持ちはヒルティさんも挙げてらっしゃるチョン盤に、ぺシェク盤、ケルテス、ノイマン盤です。以前はヤルヴィ盤も持っていたのですけれど売っちゃいました。
2006/7/14(金) 午後 8:45
たぶん、明日秋葉原の石丸電気に行きますので、スメターチェク盤を探してみます!
2006/7/14(金) 午後 10:46
昨日、石丸電気ソフトワンでスメターチェク盤を入手いたしました♪今日、じっくりと楽しみたいと思っております!
2006/7/16(日) 午前 6:44
感想お待ちしております!旅行先の栃木より・・・
2006/7/16(日) 午前 7:34
ご推薦のCDのレビューをアップいたしましたので、TBさせていただきます!素晴らしい演奏をご紹介くださり、感謝いたします!!!
2006/7/16(日) 午後 9:41