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弥生も末の七日、明ぼのゝ空朧々として、月は有明にて光おさまれるものから、富士の峰幽にみえて、上野・谷中の花の梢、又いつかはと心ぼそし。むつまじきかぎりは宵よりつどひて、舟に乗て送る。千住と云所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝぐ。
行春や鳥啼魚の目は泪
是を矢立の初として行道なをすゝまず。人々は途中に立ならびて、後かげのみゆる迄はと、見送なるべし。
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ちょっと、出だしで気負いすぎたけど、まあいいか・・・。それから、「行春や鳥啼魚の目は泪」は、どう読むのかいまひとつ判然としない。字余りなので余計混乱する。「鳥啼」(とりなき)を一区切りとすれば、最後の「き」を無声化するのは間違っていると思うが、とりあえずそれで読んでみた。
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2012年11月24日
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