錯乱気流

無茶苦茶忙しいやんけ・・・

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東京のある街で、学用事務品や文房具を扱う商店主と話をする機会があった。70代と思しき女性だ。某区の某地区で30年営業していたのだが、6年前から、「この地区」に移ってきたのだと言う。とにかく饒舌である。「お客さん、あっちから連れてきて、私は、そっちが優先なのよ。ところが、この近くに小学校あるでしょ。あそこの親がルール分かってないのよねえ」などと言う。それで、Aグループ、Bグループとか、色々私に説明するのである。こっちは、わけがわからず、「はあ、はあ」などと聴いていると、店の入口の正面に小さなプラスチック製の椅子をおいてあって、そこに、Aグループ、Bグループ別の、顧客対応が書かれてあるのを、指さして熱心に説明する。優先は、Aグループなのだということはなんとなくわかる。

しばらく聴いていて、ようやく分かった。つまり、以前の区域で、某小学校の指定店舗だったわけだ。つまり、児童生徒が体育で使う帽子とか、体操服とか、その他学用品の指定店舗だったということだ。それが、まあ、理由は色々あるんだろうが、「この地区」に移動してきた。30年も、地域に密着して商売してきたわけだから、彼女がいなくなったら、他の業者が、代わりに入るわけでもない。要は、ちと距離的には遠くなるが、未だに元の地域の学校関係者の指定店舗であり続けているわけだ。「お客さんつれてきた」とは、要するにそういうことだ。で、「この近くの小学校の親ルール分かってないのよね」とは、つまり、「近くの小学校」には、その小学校の指定店舗がある筈なのに、住んでいる場所に近いという理由だけで、彼女の店に来てしまうというわけだ。彼女も商売だから、断りはしないが、要は、学用品販売の世界には、その世界なりのルールってもんがあるんだから、「近くの小学校」の親を大手を広げて受け入れると、「近くの小学校」の指定店舗の客を奪ってしまうことになり、痛し痒しなので、とりあえず、彼女としては、「昔いた地域のお客が、自分のお客」と、優先順位をつけているわけである。

小学校や中学校の制服など、学用品販売の取り扱いは、昔から、地元の業者とだいたい相場が決まっているように思うが、これは、日本独特のものなのだろうか。別の地区に越し行かれたら、利用者としては少々遠くなり不便なのだろうが、主な収入源だろうし、不便をかけている分、大事にしたいという気持ちが彼女にはあるのだろう。越してきて6年ということだし、あのマイペースについて行くのも大変そうだから、そうそう友達もいるとは思えない。商店街組合にも入っていないようだ。20分ばかり私としゃべって、「ああ、楽しかった。教えてあげるから、なんでも聞いてね」と、電話番号まで教えてくれた。天下国家だの、遠くのことばかり考えていて、近くのことが見えてない場合がある。近い話ばかりでもしょうがないが、遠いところばかり見ていてもダメだと、つくづく思う今日この頃である。

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och**obor*maru
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