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30年前ならこんなことがありえただろうか。あのウィーンフィルハーモニー管弦楽団が、スターウォーズを演奏している!ウィーン国立歌劇場の専属オケで、男性しか雇わないという、大相撲みたいな伝統を持っていたが故に、国連から文句を言われ続け、ついに女性の雇用に踏み切ったあの保守的なオケが。それも場所は、シェーンブルン宮殿の庭園。つまり、野外コンサートである。すでにCDもDVDも発売されているようだが、ちょっと食指をそそられる。ウィンナホルンが唸りを上げて、あのスターウォーズのテーマを吹く。いやあ、壮観だ。ちなみに、スターウォーズ三部作のサウンドトラックは、最近のエピソード1−3も含めて、すべてイギリスの交響楽団の盟主ロンドン交響楽団が担当している(たぶんそのほうが、アメリカのオケを使うより安いからだろう)。スターウォーズを作曲したジョン・ウィリアムスは、イタリアのカステル・ヌーヴォ=テデスコに師事したが、その作風は、プロコフィエフ、リヒャルト・シュトラウスあたりからの影響が感じられる。このスターウォーズは、後にも先にも、ジョン・ウィリアムズの最高傑作であり、ライトモチーフを全編にちりばめた作品構成である。つまり、ワーグナーの「指輪」と同じ手法を用いているというわけだ。あの壮麗なファンファーレの後に、金管が第一主題を吹き、そして、ヴァイオリンが副主題を弾くあのメインテーマはいつ聴いてもワクワクするではないか。なお、指揮は、2011年度から、小澤征爾の後を継いで、ウィーン国立歌劇場総監督に就任するフランツ・ウェルザー=メスト。
ついでに、こちらもどうぞ。ウィーンフィルによる「帝国のマーチ」と「レイア姫のテーマ」
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