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小竹屋から海岸を歩いて30分、
柏崎港を見下ろす高台、番神岬の上に「番神堂」はあります。
まずは「番神堂」について。
日蓮上人は、1274年、佐渡流刑からの赦免の折、
寺泊に向かうはずが嵐で流され、この岬に流れ着きました。
(今でも、日蓮が着岸したとされる場所が、残っています。)
当時番神堂は、真言宗妙行寺のお堂でしたが、
住職の慈福は深く帰依し日蓮宗に改宗、
日蓮は「八幡大菩薩の力によって無事上陸することができた」と感謝し、
菩薩を中心に二十九の神を合祈して、ここを三十番神堂としました。
その後、1871年の大火で類焼しましたが、7年の歳月をかけ、
1878年に現在の番神堂が完成しました。
権現造り(本殿と拝殿の間に「石の間(相の間)」を設けた)が
特徴的なお堂は、名工四代目篠田宗吉を棟梁に、
石工に小林群凰(ぐんぽう)、彫刻に出雲崎の原篤三郎、
脇町の池山甚太郎、直江津の彫富、飾り金具は大久保の歌代佐次兵衛があたり、
腕を競い合うように見事なお堂を完成させたといわれています。
お堂の周囲にも、鳳凰・桐・水波・亀など
桃山風の見事な彫刻が施されています。
番神堂は現在、柏崎市指定有形文化財に指定されています。
この番神堂、なにが凄いかといいますと、
建築そのものの素晴らしさもさることながら、
建物に施された、超絶的な技術で表現された彫刻の数々でしょう。
このお堂に施された彫刻を見た時、一流ジャズプレイヤーによる
セッションのように感じました。興奮!!
超絶彫刻の数々については、次回紹介しましょう。
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