小田マリコの遠吠え

高校演劇のこと真面目に記録していきます。

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うわ〜!

9月に入って、1度もブログを更新していなかった!
小田マリコ、とうとう演劇に対する情熱を失ったのか?!と思われても仕方がないが、
実は、学級の仕事に追われてへばっているだけだった。
とにかく、帰宅したら食事と睡眠以外、ほとんど何もできない日々を送っている。
 
身近な話題から:
今年の本校は、大事件もなく、落ち着いてこの時期を迎えている。
もしかしたら、こんなことは私が顧問になって初めてのことかもしれない。
私を知る人は、何が起こったのか!と心配されるかもしれないが、
ようやく、顧問が一人でいきりたってもどうにもならないことが分かったのだった。
いい舞台を作るためには、部員としての自覚と、いい舞台を作りたいという情熱と思いやりが大事なのだ。
特に、私のような顧問力のない顧問は、生徒の自由な発想なくしては、絶対にいいものは生まれない。
 
現在の状況:
冷静に分析して、台本がなっていない。
顧問が突貫工事で最終調整をして、そのまま提出をしてしまった。
役者たちの表現力は、とにかく、発声、滑舌が悪く、聞き苦しいことが鼻につく。
動きも単調でぎこちない。
技術的な未熟さだけでなく、練習不足も否めない。
ただ、以前と何が違うのかというと、生徒たちの意識であると思う。
けなげなのだ。
顧問の厳しいゲキにも耐え、向上心を持って練習に取り組んでいる。
で、改善点を指摘されたら、地の果てまで落ち込んで反省し、次の一歩を踏み出そうとしている。
(誤解のないように弁解するが、顧問が、「そこまで反省しろ!」と強制しているのではなく、
彼らが、演出や舞台上の役者たちに申し訳ないと思うからのようである。)
見ていると、少し完璧を求めすぎているようだった。
生徒たちにもはっきりと伝えてあるが、「私たちは下手クソである。
基礎表現力(発声・滑舌・立ち位置・表情・・・)も全くできていない。
そんな私達の劇を見に来てくれるお客様を、少しでも飽きさせないために何ができるかと言うと、
自分達の、このセリフ、やり取り、場面で「伝えたいこと」を意識して発信するしかない。
誠心誠意を伝えよう、そうすればお客さんは、いつも好意的に受信してくれるし、応援をしてくれる。
そして、来年またチャンスがあるから、生まれ変わった私達を見てもらおう。」
 
正直、当日、どれだけそれができるかは全く分からない。
それに、きっと1年生は、緊張のあまり、幕が上がったら、次の瞬間に幕が下りていることだろう。
でも、舞台上で役者同士が気持ちを感じあおう、助け合おう、困った時はお互いさまだ、の精神を
コンコンと繰り返し、生徒に伝えてきた。
(たぶん、内心部員たちは「顧問、また言ってるよ〜。わかってるよ〜。」と思っているに違いないw)
 
ほんの少し前、2年生が完璧を求めすぎるあまり、かなり苛立っているのが分かった。
そこで、彼女に「お前が1年生だった時のことを思いだせ。」と話をした。
1年生が、わざと失敗しようと練習をしているわけはない。
発声、滑舌、音量、台詞回し、立ち位置、登場人物の気持ち、調和・・・といったすべてのことを
同時にさばききれるわけがないのだから、彼らの一生懸命を感じてほしいかった。
そして先日、改めて、みんなの前で、あと1週間で私たちには何ができるかを話した。
(もう彼らは耳にタコができているはずだ)
彼らの意識は明らかに変わった。
集中力といい意味の緊張感が伝わってくるようになった。
 
今日、顧問は所要があって、練習中に抜けなければならなかった時も、
彼らは自主的に練習に取り組んでいた。
時間になって、通しをやったようだった。
私は、最後のほんの一部しか見られなかったが、
通しについて、反省会をしたら、口々に、
「○○をフォローしてもらいました」「△△のあそこがよかった」という類の意見が出た。
2年生が「1年生が頑張りました。心が伝わってきました。」と言ったのを聞いたときは、うれしかった。
後で、ビデオを見たら、やっぱり下手くそで、見るに堪えうるものからは程遠かった。
でも、前回の2年生がテンパっていた時とは全く違う空気があった。
顧問としては、いいじゃん、と思った。
 
いい部活動集団≠いい発表をする集団とは思うが、
今、この時期に前者であることは私にとって大切なことだと思った。

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