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直径30㎝はあろうかという常緑街路樹が、見事な茶褐色の葉を付けて枯れている。見渡すと、一
本二本ではない。乱視の眼に映る距離だから、百mくらいだろうか。その間隔の中に、黄色く色づ
いた銀杏に混じって、八本までは数えられる。
此処は、四季を通じて、公園管理人が世話をしている所なので、この十年、こんな姿は見たこと
がなかった。おそらく、人の手では防ぎきれないくらいの、環境変化があったのだろう。
そんなことを思いながら、後ろ手で歩を進めていると、ふと、今年の夏の暑さと日照りが浮かんで きた。一ヶ月以上にわたる、日照りの中の猛暑だ。その上、少し前の梅雨時にも雨が降っていない。
半年前の生活など、滅多に考えたことがない自分なのに、何故かこの日は、樹木の生命という、 どうでも良い事が気になってしまった。あと数日で正月(一週間前のメモです)。我が家の松は大丈
夫だろうか。毎年楽しませてくれる隣家のしだれ梅は、健在だろうか。
家路への足が、心なしか速まっていた。 |

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