心の散歩道

小説、論文、評論、雑記など、思いつくままに書くつもりです。読後の評価をお願いします。厳しすぎても結構です・・・。

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古い里の面影

 久しぶりに、横浜駅界隈を散策した。高島屋に、ホテルシェラトンと、ずっと以前から変わらない
 
眺めが続く。その間を奥へ向かって進み、細い商店街へ入った。かなり雰囲気が異なる店同士が
 
隣り合っている。
 
「これは何屋なんだ」
 
 一見だけでは見当がつかない店もあれば、何処の駅近くでも見飽きているマクドナルドやドトール。
 
聞いたこともないカタカナ表現の店が次々と並んでいる。間口が1メートルもない店が、1区画の建
 
物を4等分している。しかも、3階以上はある。
 
「上に上がると、どうなっているのだろうか」
 
 好奇心は募るが、何となく引ける思いになって、素通りを決め込んだ。
 
 しばらくブラブラしていると、坂になった。
 
「おやっ」
 
 1軒の喫茶店が眼にとまった。その佇まいが、無性に懐かしさを呼び覚ます。
 
「此処は、川の袂にあった喫茶店じゃないか」
 
 その川がなかった。背伸びしても、店の間の横壁から遠くを透かして見ても、視界に入るの
 
は建物ばかりだ。
 
 気が引ける思いを押し殺して、肩の幅くらいしかない路地に入り込んだ。1歩、2歩と、壁伝い
 
に歩みを進めた。振り返っても、通りが透かせない所まで入り込んだとき、見覚えのある汚らし
 
い情景が開けた。
 
 川っ縁に、古びた丸太組みが並ぶ。布団干しにも使えそうなほど、太い。その向こう側に、すき
 
ま風が音を立てそうなくらい古い家が、長屋状に並んでいる。その軒先には、人目もはばからず
 
に女性用の下着が吊され、どぶ臭い空気の中を漂っている。そこは、まさに、夜の蝶という言葉
 
が通用していた時代の名残りだった。
 
「歓楽街とは言えなくも、まだ夜の営みは続いているのだろうか」
 
 そんな思いにかられる男の街の一角を見た。
 
 

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こんにちは。(=゚ω゚)ノぃょぅ。。
合ったはずの川が無くなって、、時代と共に町は変わって行きますね。。。

2011/2/27(日) 午後 1:30 hudebako


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