こんにちは、ゲストさん
ログイン
Yahoo! JAPAN
すべての機能をご利用いただくためには、JavaScriptの設定を有効にしてください。設定方法は、ヘルプをご覧ください。
[ リスト | 詳細 ]
全3ページ
[1] [2] [3]
[ 次のページ ]
メールボックスを開くと ーーこんなにも送信したのかーー 感慨が湧き出す 「もう、交信することもないだろう」 便宜上で使ったやりとりだ。 「最近途絶えているが、また連絡を取り合うこともある」 原稿作りの旅で世話になった人たちだ 「昨日も、一昨日も、一昨昨日も・・・」 今、まさに、交信が絶えない生活の友だ それらがごちゃ混ぜになっているのが、送信ボックス フォルダに整然としているのが、受信ボックス すべてを読まなくても メールの題名で その時そのときの思いが懐かしい だからでもある 消せないでいるのは・・・
季節の変わり目は、生活の区切り。 夏から秋へ。 着る物の入れ替えと、いらなくなった物の処分。 だけど、こんなこともある。 この日は、大掃除にも手をつけない天袋へ。 踏み台から手を伸ばしても届かない奥に、 説明書きがないダンボール箱が・・・。 何が入っているのか、すぐにも分かる。 カメラだ。 何十年、いや、一生の思い出箱。 青春時代から今日まで、 事にかかわらず、共に居たカメラ。 アルバイトで購入した72枚も撮れるハーフ。 子供が誕生したときに買った一眼レフ。 親から受け継いだ二眼レフ。 旅行先で手に入れた、望遠やアップが付いた小型カメラ。 どれも、 携帯電話やデジカメに押されて、廃業に追い込まれた物ばかりだ。 ストロボもある。 ストロボ内蔵の物もある。 「ひー、ふー、みー、よー・・・・」 カメラが7台と、レンズが3組に、外付けストロボ。 箱が狭いと、叫んでいた。 どれも新品同様に磨きをかけられて出番を待っていた。 こちらが、すっかり忘れていたのに。 ふっと、胸のあたりが温かくなった。 捨て難かった日のことを、思い出したのだ。 過去の想いが湧き上がってくる。 手に取っては、息をかける。 磨きをかけては、ぼうっと眺めた。 ダンボールの壁と底に新しい半紙を貼った。 一つ一つ、紙にくるんで納めなおす。 最後に「カメラの墓場」と表書きをした。 また、来年逢おう・・・。 そして・・・、天袋へ。 人生を一緒に創り上げた仲間だから・・・。
ユピテルよ、静かな時を過ごしているかい ユピテルよ、あれから何かを掴みとったかい ユピテルよ、自分の中に何かを感じているかい 人はみな、苦しみや悩みの中にいて 脱出しようと、限りない努力をしている 君もそうだったね だけど、考えてごらん 遊びや楽しみばかりが人生なら きっと、毎日がだるくてだるくて 気が狂いそうになってしまうだろう 何をやるにも、真剣になれなくなる 適当に笑って、適当にはしゃいで、 適当にものを見て、適当に眠って 適当に・・・・ そしてとどのつまりは 苦しかった多忙のめまぐるしさが 先が見えずに身を滅ぼすほど悩んでいた重さが 懐かしく甦ることになるだろう そう 人生って思い通りがないものなんだ ユピテルよ、 あとわずか、静かな時を過ごすがいい あとわずか、神のいざないを待つがいい 静寂は、あと半月もいらないだろうから
久しぶりに、農地を通り抜けるコースを使って、隣の市へとむかった。どの大根 畑も、キャベツの苗に変わっている。そんな一画から離れた所に、引き抜かれた跡 が残る畑地に、白筆の頭のような物がニョキニョキと突き出している場所を見つけ た。 よく眺めると、どうやら白菜のなれの果てらしい。表面の葉が干からびている。 手入れをされなくなったため、肥料も水もなくなり、表面の葉が日にさらされて乾 き、風にめくられて千切れたのだろうか。根元から段々模様に削られ、惨めな姿を 晒している。もはや、緑で青々とした葉先はなく、瑞々しかったはずの根元の白さ もあせてしまっていて、汚れたクリーム色を恥ずかしそうに突き出させている。最 後の抵抗を試みているようだった。 もう少し肥料の多い所に植えられていたら、花を咲かせるまでになっただろう。 もう少し水分がある所に育ったなら、こんな姿にならなかっただろう。 もう少し成長条件の良い場所に移動できたなら、 もう少し面倒を見て貰えたなら、 彼らの運命は、もう少しもう少しと、 外の者に翻弄されたままの一生だったに違いない。 彼らの切なさが聞こえてくるようだった。 白菜の ぬし呼ぶ声や やよい畑 かげろうに 想い委ねし 果て姿 我が人生に似たものかは・・・・。
まだ日が経っていないので 何も変わっていないだろうね。 昔から続いている、いつもの仕事 きっと その仕事に安らぎを感じているのだろうな いやいや、新たな楽しみが生まれ始めているかも知れない 家族の人生に大きな転機がきたとき 何を置いても 全面的にバックアップしてあげたいと考える 1人じゃなく、2人、3人となると あれを片付け、これを片付けても、まだまだ・・・ 疲れが溜まっても 肩が凝っても 頭痛が起こっても やり遂げなければならないことが 次々と浮かんでくる それでも 頭がパンクしそうになっても 手を抜きたいなんて考えたくもない 親だから、母だから・・・ 今のユピテルに幸あれ! 次に来るはずの彷徨は また、その時に考えればいい
すべて表示
小川菜摘
シルク
浅香あき恵
[PR]お得情報
その他のキャンペーン