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うらぶれた風情が、絶品のアメリカのアクターといえば、やはりウォーレン・オーツでしょう。脇でも悪くないけど、ジョン・ミリアス監督「デリンジャー」とサム・ペキンパー監督「ガルシアの首」の主演作2本がこれまた素晴らしく面白くて、大好きなんですが、この主演作も面白いです。モンテ・ヘルマン監督「コックファイター」、内容はいたって地味で、闘鶏を生業とする男のロードムービーなんですが、とにかくオーツの個性を最大限に絞り出していて泣けます。
デリンジャーやガルシアみたいに人は一人も死なないですが、鶏はやたら死にます。それ自体がものすごく滑稽であって、それに輪をかけて奇人オーツの生き様の滑稽さがさらにその滑稽さを助長して、いたって真剣なオーツの表情がえもいわれぬ可笑しみを醸して全編飽きさせません。
名前知らないけど、最初オーツの恋人で、オーツに捨てられオーツのライバルハリー・ディーン・スタントンの嫁になるあどけなさの残る女優がいいです。
あぁ面白かった。もう一回観よ。
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