ここから本文です
Play what you don't know
失敗は成功のもと・・・だといいな

書庫全体表示

前回は、歪を聞き分けられないことに興奮したのか、調整も測定もいい加減でした。
特性を取ってみたら、ヘッドホンアンプが微妙に発振していたようです。分からないものですね。(駄耳の証明ですか〜)オペアンプをOP275からNJM4580に取り換えて、発振は止まりました。
NFB抵抗に並列の位相補正Cは手持ちのマイカ22pFを使用。周波数特性は、-3dBが150から300kHz(負荷と歪の調整により変わる)となりました。50kHzまでは確実にフラット(0.1dB以内)です。
で、気を取り直して、測定と試聴をやり直しました。結果はいかに?

まずは特性から。
2次歪最大歪時と3次歪最大時、そして最小歪時の歪-入力特性です。(入力1kHz 0dBV時、負荷は抵抗をつなぐのが面倒だったんでヘッドホンRH-5Ma、出力は最大ゲインただし1Vは超えない )
最大歪は、2次で3%、3次で2〜4%です。最小歪の設定なら0.002%。
この間で自由に調整できます。(詳しくは前の記事を)
 イメージ 3
 
歪最大時と1%時、最少時のスペクトラムを示しておきます。3次歪は実際、奇数次歪と言うべきかも、ですね。(入力1kHz 0dBV時、負荷HP、出力1V )
60Hzの高調波は無視して下さい。歪最少時はADCの歪が影響するようになってきますので、ノッチフィルタで基本波を除きました。
イメージ 2

周波数特性です。
負荷が23Ωのとき、200から400kHzが少し素直じゃないですね。何でしょう?
イメージ 1

入力ショート 音量VR最大時の雑音は、15uV (20kHz LPF) でした。
左右のクロストークはスペアナで見れば、2kHz以上で見えるが、電圧計では20Hzから20kHzまで-85dB以下です。


こんだけ、先入観入れまくって(?)、さて、試聴です。
PCの0dBが0dBVの入力になるようにDACに出力レベルを調整した後、PCからファイルを再生し、UR22mkllから出力し、アンプに入れ、ヘッドホンRH-5Maで聴きます。(しょぼくてすいません・・・)

最初に、私の駄耳度を確認しておきます。

このサイト http://www.kenwood.com/jp/products/audio/special/hi_resolution/content03.html に、3種類のformatのファイル(192kHz24bit、44kHz 16bit、MP3 128kbps)が置いてあるのですが、ブラインドで試験すると、この差が私にはわかりません。これくらい駄耳ですね(苦笑)
最近のDACは16Bitの場合も補間しているんですかね。そうなら、なおさら違いは判らないでしょうね。とはいえ、MP3 128kbpsでも分からんって、ホント、駄耳にもほどがありますなあ。というわけで、下の結果もこの耳が基準ですから、そのつもりで読んで下さい。

それでは、試聴です。前置きが長かったですね。すみません。

まず、サイン波を聴いてみます。
これはさすがに私でも分かりますね。
2次歪は、0.5から1%を超えると高い音がくっついてくる感じです。
3次歪は、信じられないですが、0.1%でもわかります。こちらは少し音が高くなったように感じます。

次に音楽を聴いてみます。
うーん、ブラインドで確実に言える差があるかと言われれば、やっぱりないですね。特に楽器や声の音色は変わりません。

もし、ブラインドでなくて、確実でなくてもいいというなら、3次歪を付加すると、明るい、元気、うるさいという雰囲気? あるいは、重心が高いとか?そんな感じです。2次歪はもっと差が少なくて、ほとんど分からんです。でも先入観からか、歪が少ないと、音が大人しい印象があります。

結論、ちょい聴きでは、2次歪3%、3次歪3%とも、検知できないです。聴き方のコツとかあるのかもしれませんが、一般の被験者でブラインド試験をしたら、そう簡単には有意にはならないと思います。
気分が良いとか、心配事があるとか、疲れてるとか、適度に酔ってるとか、家人に気兼ねしているとか、自作アンプだとか、そういう心理効果の方が大きいんじゃないかなあ〜

歪を付加した音を録音してみたので、誰かに聴いてもらいたいですが、著作権の問題もよくわからないので、難しいですね。自分の演奏ならいいんでしょうが、人に聴かせられるものでは・・・(苦笑)

まだ、最終結論には早すぎると思っています。音というのは、瞬間切り替えで聴くものではないらしいです。じっくりと聴いていると、違いがわかるとか。
しばらく、歪最小で聴いてみます。耳が慣れてから歪を変えてみると違いが分かるかもしれません。装置も耳もエージングしないといけませんしね。
 
しかしながら、これはちょっとつまらん結果ですね。がっかりです。
真空管の暖かく生き生きとした音から、半導体のカチッと正確で無味乾燥な音まで、任意に調整できる画期的なアンプになるはずだったのに〜(笑)
 
ひょっとしたら、他の装置がしょぼすぎて、違いがマスクされてるのかもですね。
例えば、ヘッドホンの2次歪が多いなら、アンプの歪はわからないですね。
さっさとこれを完成させて、次はヘッドホンの歪も測定しようと思います。
あるいはオペアンプを多用しているので、オペアンプの音に汚染されたとか・・・(実は信じてないですけど。ひょっとして、その先入観が悪いのか。。。)


歪を変えたときのレベル合わせのための発振器とレベルメータも動作確認済みです。あとは、ケースに組み込んで、入力切替と歪付加回路をスルーするスイッチを付けると完成です。

  • はじめまして!

    色々、勉強させていただきます。(^^)

    [ カピバラの部屋 ]

    2016/7/7(木) 午後 9:34

  • 顔アイコン

    カピバラの部屋さん
    コメントをありがとうございます。
    オーディオの本道を外れたお遊びですので、勉強と言われると恥ずかしいです。気楽に読み流して下さい。
    こちらこそ学ばせて頂きます。

    [ フィル ]

    2016/7/10(日) 午前 3:35

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事