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この前の記事でツール・ド・フランスの事について触れたが、ルールはいわゆるステージレース共通のものがほとんどで違うのはジャージの色くらいである。
ステージレースを見るにあたって、重要なルールを追記する。私もこれを知ってようやくステージレースを理解することが出来た。
それは、「直前の選手と1秒以内のタイム差で遅れてゴールした場合、ゴールタイムは直前の選手と同じとみなす。」である。
これを知った時ステージレースの戦い方が分かってきた。
つまり集団で固まってゴールすれば全員が集団の先頭の選手とタイム差なしでゴールとなる。
そうなると、総合優勝はどうやって決まるのかというと、どこかのステージでタイム差をつけてゴールする必要があり、タイム差をつけられそうになったら、その選手に徹底的に付いて行ってゴールする。ということになる。
舗装道路をメインにレースを行うロードレースは当然のことではあるが全てのステージが同じコースではないし、レース形式も一斉に走るいわゆるロードレース形式のステージだけではない。
ステージレースのコースレイアウトは大きく分けて2つある。
平坦ステージと山岳ステージ。
そしてレース形式には、タイムトライアルがある。
タイムトライアルは一斉にスタートするのではなく、選手一人一人、若しくはチームごとにスタートをずらして、定められたコースを最短タイムで走り抜ければ優勝というステージである。
レースに限らず自転車はスピードが出れば出るほど空気抵抗が大きくなる。私のような貧脚自転車乗りであろうと、トッププロレーサーでも程度の違いはあるが確実に存在する。私は空気抵抗にはあっさり負けるが。
逆に言えばスピードが高く、空気抵抗が少なければ体力の消費を最小限に抑えることができる。
そこでレースでは前の選手の後ろについて空気抵抗を減らして体力を温存する。
いわゆるスリップストリームとかドラフティングと呼ばれている。
モーダーバイクやクルマのレースではオーバーテイクの技術だが、自転車はオーバーテイクよりは体力を残す、
いわゆる「脚(力)を残す」技術である。
ステージレースでは総合優勝を狙う場合、タイム差のつきやすいステージで勝負するのが常道である。
それはスピードが高目で維持しやすく、集団走行で空気抵抗を減らし、後ろについてゴールしやすい平坦ステージではない。
そうなると、集団走行が不可能なタイムトライアルと、登りで自転車のスピードが落ちる山岳ステージが勝負となる。
山岳ステージの場合は下り坂が少なく、登り坂が長い方がよりタイム差をつけやすくなる。スピードが上がらず空気抵抗が少なく、より力勝負となる。しかしながら登り坂は自転車を惰性で走らせることができず、常にペダルを踏み続ける。体力の消耗が激しい。
ステージレースでは登り坂の途中や、山頂にゴールを設定するステージが必ず存在し、総合優勝争いの場となる。
ステージレースでは全てのチームが総合優勝を狙ってくるわけではない。
選手の脚質、レベルによって現実的な判断を行う。
そしてツール・ド・フランスはプロのレースだ。ステージ毎に賞金が設定されている。
今年のツール・ド・フランスは全ステージ中、約半分に平坦ステージが設定されており、平坦ステージで優勝することが目的のチームも存在する。たった一つの総合優勝よりステージ優勝を沢山取る方がスポンサーへのアピールということも考えられる。
しかし、これだけ書いたってまだまだだ。ポイント賞とか山岳賞とか、そのジャージとか、チーム総合とかあるし、レース展開とか、とてもじゃないが書ききれない。
とにかく、今日から21日間は寝不足は確実である。
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