おふくかげん

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稽古手帖(能楽)

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2006年から個人稽古となった能楽教室の稽古日誌です。(観世流能楽の謡と仕舞)
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仕舞「楊貴妃」クセ

「我もそのかみは」(シテ謡い)
扇閉じてカマエ
 
上界の諸仙たるが、
立つ
 
往昔の因みありて、
ねじりながら左足を右足にカケて右足出して揃える(スミ柱見てウケ)
 
仮に人界(にんがい)に生まれ
左足を正面にねじって直し左足引いて揃える
 
来て
「き」で左拍子ひとつ
 
楊家(ようか)の、深窓に養はれ、
六足で正中へ出て
 
未だ知る人なかりしに
サシ込開き
 
君聞(きこ)し召されつつ、急ぎ召し出し
右足からスミへ行き右へ小さく回って
 
後宮に定め置き給ひ
スミトリ
 
偕老同穴の語らひも
左へ回って大小前へ戻り
 
縁つきぬれば徒らに、
正へ四足出て
 
又この島にただ一人
サシ込開き
 
帰り来たりてすむ水の、
右へ回って常座に戻り
 
あはれはかなき身の露の
サシ込み開き
 
邂逅に逢ひ見たり、
左右
 
静かに語れ憂き昔
打ち込み扇広げる
 
「さるにても、思ひ出づれば怨みある」(シテ謡い)
上げ扇ヒラキ
 
その文月の七日
大左右
 
の夜、
「の」で左拍子ひとつ
 
君と交はせし睦言の比翼連理の言の葉も
正先へ打ち込み
 
かれかれになる私語の
ヒラキ
 
笹の一夜の契りだに
左、右と下がって(身を替え)右左右と三足出てからヒラキ
 
名残は思ふ習ひなるに、ましてや年月
右へ回って常座へ
 
馴れて程経る世の中に
正先へ出てサシ込み開き
 
「トン」さーら(ツー)「ぬ(トン)」わーか(ツー)「れ(トン)」の(ツー)「ー(トン)」な「か(ト)」「り(トン)」せば
右ノリ六拍子
 
千代も人には添ひてましよしそれとても免れ得ぬ、会者定離ぞと聞く時は、逢ふこそ別れなりけれ
さしてスミへ行き扇かざして左へ回り大小前へ戻って左右打ち込み下にゐる

仕舞「東北(キリ)」

「げにや色に染み」(シテ謡い)構えて居る
 
「香に愛でし昔を」(シテ謡い)立つ
 
「よしなや今更に」左から4足で正へ出
 
「思ひいづれば」サシ込み開き
 
「我ながら懐かしく」ねじりながら右足から、右へ回って常座へ
 
「恋しき涙を遠近人に」右を深くウケ出(右足深くカケて脇正へ3足)、ねじってワキ座へ向く
 
「洩らさんも恥ずかし」ワキ座方向へ正中まで行き、正中過ぎたあたりでサシ込み開き
 
「暇申さん」(開きを開かずに跪く)下に居る
 
「これまでぞ花は根に」(シテ謡い)面を伏せながら正へトリ(体の向きを直して)、立つ
 
「今はこれまでぞ花は根に」踏み切り7ツ拍子(トンツートンツートンツートントントトンと、一つ多い) 右へノリ
 
「鳥は古巣に帰るぞとて」左へ回り大小前へ
 
「方丈の燈火を」4足で正へ出て
 
「火宅とやなほ人は見ん」差込み開き
 
「此処こそ花のうてなに」胸指仕て(半開き)、出、角へ行き(左足で止まって)
 
「和泉式部が臥所よとて」ねじって左へ回り脇座へ
 
「方丈の室に入ると見えし」右足カケ、正面へサシて右へ大きく回り
 
「夢はさめにけり」大きく回りながら大小前へ、左右
 
「見し夢はさめて失せにけり」左右、打ち込み下に居る
 
 
 

10月のお稽古

第59回新潟市芸能まつり 能楽大会
11月3日 午前10時開演
 
出番、トップです。
素謡「橋弁慶」の地謡で出演します。
 
10月はそのお稽古を中心に。
あとは新年の温習会のお稽古も。
 
温習会では、素謡「羽衣」でシテをさせて頂きます。(とほほ)
仕舞は「羽衣」のキリ。(とほほほほ)
 
頑張ります。

仕舞「胡蝶」

「四季折々の花盛り」(シテ謡い)

「四季折々の花盛り」立つ

「梢に心をかけまくも。畏宮の所から」左足から四足で正先へ出てサシ込み

「點野内野も程近く」開き

「野花黄蝶春風を領し」左足カケて、右足から角へ。左でとまる。角トリ。

「花前に蝶舞ふ紛々たる」左へ半円描いて大小前へ戻る。

「雪を廻らす舞の袖」右足カケ正面向く。左足より四足出てサシ込み開き。

「返す返すも。おもしろや」左右、打ち込み、開き。

「春夏秋の。花も尽きて」(シテ謡い)「つ」で左拍子一つ。

「春夏秋の。花も尽きて」正先へ出てサシ込み

「霜を帯たる白菊の」開き

「花折り残す枝を廻り」
左(脇正面)向き、サシながら左、右と二足下がって、右回りに円を描いて、正中へ。(脇正面を背にして)

「廻り廻るや小車の」右へ小さく回って左足カケて、正面に向き直り、

「法に引かれて仏果に致る」開き

「胡蝶も歌舞の菩薩の舞の」二重開き

「姿を残すや春の夜の」
左より三足で正先へ出、右足カケ脇座へ左、右と二足出てサシ込み、雲の扇しながら開き

「明け行く雲に翅うち交わし」
サシ分け(右へウケて右、左と二足出ながら左手を前に出し、正面にねじりながら左手を左に払い、左、右と二足下がりながら扇でサシ)

「明け行く雲に。翅うち交わして」
右足から角へ行って小さく右へ回り、カザシ扇で左足から左へ半円描きながら大小前へ。
地の前で右足カケ、扇を下げながら四足で入って

「霞に紛れて。失せにけり。」左右、下に居る。

仕舞「羽衣(キリ)」

 
「東遊びの数々に」(シテ謡い)
 
「東遊びの数々に」
立つ。(左足引いて揃える。)
 
「その名も月の。色人は。」
左足から六足前へ出てサシ込みヒラキ
 
「三五夜中の。」
左足かけて右足より角へ
 
「空に又。」
角トリ(左足引く)
乍ラ上(空)見る
 
「満願真如乃影となり。」
左回りで半円描きながら大小前へ戻る
 
「御願円満国土成就。」
左足から四足出てサシ込みヒラキ
扇の持ち方変えて
 
「七宝充満乃宝を降らし。」
右扇ニテ二ツ煽ギ乍ラ左足から四足で正先へ出、
ヒラキ
 
「国土にこれを。」
右足カケ左へ、左、右と二足出ながら両手を挙げ、右手の扇を一つ折って左手で地紙を持ち、
身体ごと捻じって正面を向く
 
「施し給ふ」
左手の扇を平らに前へ出しながらヒラキ
(右手はカマエのまま)
 
「さる程に。時移って。」
扇を下げながら(着物の脇線あたりに扇の先を付けて)
左回りで常座へ
 
「天の羽衣。」
左足カケ、脇正へ向かって右、左、右と三足出る。
 
「浦風にたなびきたなびく。」
羽根扇を二つしながら、左足から正先へ出る。
 
「三保の松原」
扇を折り返して(地紙を持ったまま裏に返して上腕に添わせる)
角に向かってヒラキ(右手はカマエのまま)
 
「浮島が雲の。」
折り畳んだ扇を戻しながら右手に持ち替えて、角へ行き左足で止まり、
捻じって左足から脇座へ左足で止まる。
 
「愛鷹山や富士の高嶺。」
右足カケて常座へサシ詰め、右足で止まり、かざし扇。
 
「かすかになりて。」
捻じって、左足から半円描きながら地謡前へ
 
「天つ御空の。」
右足カケて扇を下げながら左、右、左、右と四足で大小前へ
 
「霞に紛れて。」
ねじって左右
 
「失せにけり」
打ち込み下居
 
 

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