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選評の報告です。
作品集の形で本に載せられて読み返すと、やっぱりまだまだ推敲が足りません。
特に改行が気になります。
改行がバッチリ決まれば、話はもっと分かりやすく読み手の頭に入り、読み進めるにもリズム良く気持ち良くいくはずです。残念なことです。精進精進。
評にも指摘された通り、小さく縮こまったお話で物足りません。
構想では秀が推理を組み立てるために、ちゃんと当事者である二人に会いに行って話を聞くことになっていました。でも、ページ数が足らずに断念。
壇上での先生の直接の講評では、「もっと長い話で読みたい」とのコメントでした。
はい、ごもっとも。面目ないことです。
ページ数に合わせて話を絞り、構成を小さくしてしまいました。
少年達の外見描写、楽器や衣装、神殿の様子、薬草園の様子、書き込みたいところはたくさんあります。舞の稽古のシーンも書きたかったし、とにかく映像的なシーンが一つもないってのがどうにも弱い。
いただいた評は、事情があって(以下略)となっています。
この場では割愛させていただいたのですが、取り敢えずの決着がつき次第、報告できるかと思います。
佳作「薬草園の巫子秀」
月の女神の神殿に仕える巫子の秀が、薬草園で香草を摘んでいると、同期の友人の永がやってきて、祈祷部のふたりの少年、楷と皓の仲違いの噂を耳に入れます。
楷は真面目で楽奏の名手。
皓は甘ったれの気分屋で舞の天才。
ふたりの逸材の理由のわからない仲違いに周囲は戸惑います。
やがて秀は、ふたりの性格の違いが騒動の発端になったことを探り出します。
独特の雰囲気のある魅力的なストーリーでした。
秀の推理だけで作品を動かさず、主要なキャラクターである楷と皓を登場させて、作品に起伏をもたせると、さらに面白くなるのではないかと思います。
いずれにせよ作者の読ませる力に感心しました。
(以下略)
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