サントリー天然水工場(白州)との井戸水問題・他:白州の森

白州の森が綴る、「サントリー白州工場との井戸水問題」等の「森からの便り」

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本日、北杜市側からの回答がメールで届きました;
「みのる白州館の井戸は、生活用水としての利用は少なく、多くは池の維持管理に使用しています。サントリーから説明がありました、隣接関係者の同意については、今後サントリーと協議し、協定書を締結した後、同意する予定ですので、何とぞ御理解をいただきたいと存じます」と。
「みのる館」の管理は北杜市教育委員会の管轄らしく、その名で回答は届いた。
"協定書を締結した後、同意する予定"とあるが、どのような協定をするのだろうか、おおいに関心があるところだ。


それにさきがけ、この週末10/26 サントリー蒸留所での話し合いに白州に出向いた。

「コンプライアンス上明記は難しい」と我々が出した覚書案に対して、万が一影響が出た時の具体的に明記した保障の条項を削除、代わりに「誠意をもって対象土地の保有者と話し合い、双方納得できるような解決策を導き出すよう努力する」に置き換えて来た最初の案は取り下げ、括弧で括った形ではあるが「水質調査の結果により、前項の水質変化等が丙の井戸の掘削に起因して生じたとの蓋然性が高いと判断される場合、誠意をもって対象井戸の保有者と話し合い双方納得できるような解決策(対象井戸の代替井戸の掘削等)を実施するものとする。」と、括弧で括った形ではあるが具体条項にして提示されて来た。

しかし、問題点はいろいろある、すなわち;
1)水質が変化し、飲用に適さない水質となったとき
            ↓ が
  水質が著しく変化し、飲用に適さない水質となったとき

2)水量が変化し、生活水用井戸としての用を成さなくなったとき
            ↓ が
  水量が著しく変化し、生活水用井戸としての用を成さなくなったとき

と"著しい"変化の字句を加えてきた。
では"著しい"変化とは、何を意味するのか、"著しい"と加える必要はあるのか?

3)水質変化等に対して代替井戸の掘削等で対応する条項は盛り込んでくれたが、水量変化に対しては明記されていない。よく解釈して「水質変化等」の「等」に含めるとも読めなくはないが・・・。まさか不運にも水量が減るような変化が出た場合、この条項を盾にして知らんとは言わないだろうが、ここはきちんと明記するよう要望したいものだ。

4)「蓋(がい)然性が高い」と非常に難しい語彙を用いて来た。辞書を引くと、"蓋然性"とは"確かさ"とある。そもそも確率の高さなど立証できるのだろうか?
"因果関係があることを立証すること"も、"因果関係がないことを立証をすること"も、お互いに出来ないのだから、覚書を交わしましょう、とそもそもこの話し合いは始められたのだが・・・、その当初の主旨はどこに行ったのだろう。

5)万が一、周辺井戸への影響の出るのは、新井戸稼動後ある程度時間がたってからで、その間に周辺環境が変わることがあり得る、新しい住民が出て来て井戸を掘削するなど。それが何軒か生じた場合、「そのためですよ」と言われないために、「丙の井戸の掘削に類するような環境変化が無いにも関わらず」と新井戸の採取量と同じような規模で採取するような環境変化がない場合において、新・井戸の影響が出て、水質が飲用に適さなくなったり、水量が減って生活水用井戸としての用を成さなくなったとき、と明記しているのに、「周辺環境に変化がないにも関わらず」と、ここでも具体的明記事項を削除している。
これでは、新しい住民が来て井戸を掘ったとき、「その影響ですよ」と言われかねない、お隣さんへの過去の対応を伺う限りは。

それやこれや、問題の多い文面であることは確かで、これからこのような問題解決のために繰り返し話し合いを持つのも無駄なエネルギーを費やすことになる。
まして、万が一影響が出た場合「蓋然性が高い、高くない」で揉めるのは沢山だし、想像しただけでうんざりだ。
時間が経てば、話し合った当事者が居なくなっていることだってあり得る、残るのはこの覚書だけだ、と考えれば、隣接関係者が悩めるのも当然だ。

第二回目の話し合いは終ったが、話し合いの場で気付いた点だけは申し上げ、他の対処案なども伝えて、結論は出さずに、再考をお願いした。

影響が出ないことが一番望ましいのだが、なんせ一般家庭が用いる水量とは比較にならない量なのだから(ここが一番問題なのだ!)、将来への不安は解消しておきたいと願うのは、無理なことでしょうか・・・。

できるなら、こんなことにも無駄なエネルギーを使いたくない。
好きな山の記事を書いたり、田舎暮らしの事を書いているほうがよっほど楽しい。
山の本を読んだり、好きなギターを爪弾いている方がどんなに心安らぐか。
罪なことをしてくれるもんだ・・・。

閉じる コメント(11)

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今晩は、はじめまして
なにか、大変みたいですね。
美味しいお酒を飲みながら、ボーっと綺麗な地下水のことを考えたりしています。
よろしくお願いします。

2008/10/28(火) 午後 8:17 [ 水を護る国家事業の実施を ]

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「sak*to*ikas*i」さんへ<お酒と水問題、いろいろ参考にさせて頂きました。「地下水は誰のもの?」を地でいく問題が突如降って涌いて、頭が痛い! 泣き寝入りはしたくないし・・・、って訳でして。

2008/10/28(火) 午後 9:38 白州の森

ずっとこの件の成り行きを見させて戴いております。ご苦労様です。
私は環境部門に居るものですから気になっております。特に、厚生労働省の水道法第20条に係る水質検査機関登録を経験したので地下水に係る問題には関心を持っています。
しかしこの問題は現状評価ではなく将来への影響評価ですので大変難しい問題です。
山好きの私としては山の記事も楽しみにしています。

2008/10/29(水) 午前 8:23 KUU

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「空」さんへ<どのような結末になるでしょうか・・・。
佐治社長が唱える「水と生きる SUNTORY」、このコーポレートメッセージ。「企業理念」は「人と自然に響きあう」、とくと見極めさせて頂きましょう、「水と生きる」企業の一住民への対応を、行きがかり上、かったるくても・・・。

2008/10/29(水) 午後 11:31 白州の森

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「覚書」の再案は文書で頂きましたが、ブログに掲載するのは、今は控えています。今後の話し合いの進み具合で、その実物を掲載しなければならない局面などが発生しないことを望んでいますが。
「みのる館」も寄贈された(?)方の意思をもっと活かす手立てを考えてやれるといいのでしょうが。今回の投書で初めて施設の井戸の問題に気付くような行政側の無関心さ。貴重な市の財産なのに。

2008/10/31(金) 午前 0:28 白州の森

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サントリーさんは素晴らしい!!
著しくソツがなく、著しくスキもないね!
「著しく」の基準になる水量、水質の数値ってどの程度のことなの?

2008/10/31(金) 午後 7:57 [ ダラクロ ]

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はじめまして。一連のいきさつを読ませていただきました。また、ウォータービジネスの本も読ませていただきました。いまさらながらどうコメントさせていただけばいいのか難しいです。サントリーという法人は果たして白州という地域に愛情を感じているのか?単なる利益の対象として考えているのか、覚書の案を見る限りにおいては、法的な責務を逃れようとのスタンスのみが見受けれらますね。地下水にはほとんど法の網がかぶっていない中で、サントリーの良識に依存せざるを得ないいまの状況は法治国家として甚だ残念な限りです。しかし一方で現在超党派で水に関する法制度を更に強化しようとの動きもあります。「白州の森」さんがひとりで悩まされず、次の世代のためにもきちんとした議論のできる日本に早くしなければならないと思います。

2008/11/3(月) 午後 9:53 [ さる小僧 ]

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「ダラクロ」さんへ<本当に、涙が出るくらいおったまげた会社ですよね! それでいて「水に生きる」とノタマウ! 自企業だけ水に生きて、「お隣さん」(我々のこと)は「水に生きなくてよい」とでも言いたげ? 法律用語などは必要ないのですよね、本当に「水に生きる」言葉が使われているなら・・・。まぁ、多少細かい表現がはいろうとも・・・。

2008/11/4(火) 午後 7:42 白州の森

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「sut*n5*9*」さんへ<地下水利用に対して、行政側ももっとオープンな議論をする必要がありますよね。我々市民側にも物事を冷静に、少し深く、そして長い目で見た視野が必要ですよね。

2008/11/4(火) 午後 8:17 白州の森

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話し合いと平行して、工場の工事は進んでいるんですか?
らちがあかないなら社長に直訴しましょうか。しんすけ

2008/11/7(金) 午後 2:31 [ nak*ka*e048 ]

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「nak*ka*e048」のしんすけさんへ<「新・森からの便り」に「その2」を書き、そこで今回の問題を時系列的に並べて、追加アップしました。
行政との協議の進行具合を見はかりながら、新工場の準備、当然新たな地下水の確保は必須でしょうから、新井戸調査はは進められていたようですね。
企業コンプライアンス上から明記は困難で、と削除してきた明記事項は、やっと括弧付きで書き加えて覚書の再・対案を示してきましたが、いろいろ自己防衛の字句を加えたり、他の都合の悪い所は削除したりで。
そもそもの主旨に反していると当方は理解する字句をいれてきたりで、ちょっと「水と生きる SUNTORY」のコーポレートメッセージに、そして「人と自然と響きあう」、「原点は自然との共生です」を標榜するに相応しい対応とは感じられない点が多々あって・・・。
他の解決策なども示して、兎も角、再・再・対案の出るのを待っています。
今までの対応にも真摯でないな、と感じられる所がありましたが、たかが一住民だからと、無視するようなら、大々的にネットワークに呼びかけ、流そうかとも・・・。

2008/11/7(金) 午後 4:12 白州の森


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