サントリー天然水工場(白州)との井戸水問題・他:白州の森

白州の森が綴る、「サントリー白州工場との井戸水問題」等の「森からの便り」

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---「その16」から続く---


私が9月30日に投げかけた質問はこうである;

『再対案を出させていただく前に、下記の素朴な疑問にお答えを頂きたく、おねがいいたします;

質問;

9/13の面談時、現在ある12本の井戸の数は協議会(?)の合意で増やせない、古い井戸の測管は鉄製
なので、錆びや腐食の問題があり、ステンレス製等の新井戸に順次替えて行きたいと思っている、
との説明でしたが、それが何故飛び地の、しかも周りに民家のある(今回の私達隣接関係者の家の意味)
飛び地場所を選び、今回のような問題を起こす場所をわざわざ選び、新井戸を掘削しようとされるのか?

12本以上は掘削できないのであるから、13本目を掘削すれば、今までの12本の井戸の中の1本の
井戸は稼動停止しなければならない筈。
その井戸は使用できずに水を汲み上げないのだから、その脇に防食性パイプを使った新井戸を掘削して、今まで通りの水を汲み上げれば、今回のような同意を求める必要もなく(今の条例では必須ですか?)、条例が出来る以前に私が知らない間に掘られていた場所なのですから、我々としても、同意しやすいと思われますが?

それが、何故飛び地に掘削して、揉め事をわざわざ作り出すことをなさるのでしょうか?

もっともそれだって、度が過ぎれば(汲み上げ量が多ければ)、当然問題になるでしょうが?

宜しく、ご回答願います。

隣接関係者の疑問、不安を解消していただけます様、お願いいたします。』



この質問に対する回答・説明は、11/18現在、無い!


*   *   *

ここで10/31付けでサントリーから送られてきた覚書の「変更案」(元々はワード文)をテキスト文に
して掲載しよう、そして読者の方々の判断をあおごう(引用);

覚 書

小川昭治(以下、甲という)と■■■■(以下、乙という)とサントリー株式会社(以下、丙という)
とは、甲が甲の所有する土地(所在地:●〜●、以下「甲の土地」という)に有する井戸(以下「甲の
井戸」という)、乙が乙の所有する土地(所在地:●〜●、以下「乙の土地」という)に有する井戸
(以下「乙の井戸」という)および丙が別紙記載の井戸掘削計画(以下「掘削計画」という)に基づいて
掘削する井戸(以下「丙の井戸」という)、に関して、以下のとおり合意する。

第1条 (丙の井戸の掘削)
甲および乙は、丙が掘削計画に基づいて丙の井戸を掘削することに同意する。

第2条 (水質変化等)
丙は、丙の井戸の掘削以外の周辺環境に変化が無いにも関わらず[11]、甲の井戸または乙の井戸に
おいて、以下のいずれかに該当する事象(以下「水質変化等」という)が生じたときは、その原因究明
のための調査を行い、その結果を対象井戸の保有者に報告するものとする。
(1)水質が変化し、飲用に適さない水質となったとき
(2)水量が減少し、生活水用井戸としての用を成さなくなったとき
2.丙は、水質調査の結果により、前項の水質変化等が丙の井戸の掘削に起因して生じたとの蓋然性が
高い(時間的推移や揚水量の多寡と水質変化等に相関関係が認められる等)と[12]判断される場合、
誠意をもって対象井戸の保有者と話し合い、双方納得できるような解決策(対象井戸の代替井戸の掘削
等)を実施するものとする。

第3条 (地盤沈下)
丙は、丙の井戸の掘削以外の周辺環境に変化が無いにも関わらず、甲の土地または乙の土地において、
地盤沈下等が生じ、住居の土台などが著しく悪化したときは、その原因究明のための調査を行い、
その結果を甲および乙に報告するものとする。
2.丙は、調査の結果により、前項の地盤沈下等が丙の井戸の掘削に起因して生じたとの蓋然性が高い
と判断される場合、誠意をもって対象土地の保有者と話し合い、双方納得できるような解決策を実施
するものとする。

第4条 (協議事項)
本覚書に定めのない事項または本覚書の各条項の解釈に疑義が生じた事項については、甲乙丙誠意を
もって協議の上、これを解決するものとする。

本覚書締結の証として、本書3通を作成し、甲乙記名捺印の上、各1通を保有するものとする。





丙 サントリー株式会社



別  紙


[11]先方からの文案に元々入っていた文言なので、入れているまでで、削除されることはこちらと
しては問題ありません
[12]何でもかんでも保証するわけではなく、客観的な状況証拠が相当程度ある(この表現自体
あいまいですが・・・)など、おそらくサントリーの責任だろうと判断できる場合、という意味合い
が表現できていれば言葉遣いはこだわりません。
カッコ書きのような文言(内容がこれで良いかは技術的な観点で見ていただきたいです)をいれる
ことも問題ありません

(引用終わり)

*   *   *

先ず、一番最後の書き入れてある別紙の「注釈」をよく読んで頂きたい。
これは白州工場担当者と本社間(?)のやりとりのために挿入された注釈のようである。

『 [11]先方からの文案に元々入っていた文言』の”先方”とは、我々隣接関係者をさすのであろう。

我々の元々の文章は;

『1.周りに他の環境変化(例えば、近隣に別の大量採取の井戸掘削があった等)が伴わないのに、
何らかの水質変化が生じ、近隣関係者の現状井戸設備が飲料に適さない水質に陥った場合;
サントリー白州工場は、その近隣関係者に新たな水道ラインを無償で施設し、生活飲料水を提供する。』

である。

「(例えば、近隣に別の大量採取の井戸掘削があった等)」を削除している。
都合のいい「周りに他の環境変化が無いにも関わらず」と前段部分のみを入れ、後段の「近隣に別の
大量採取の井戸掘削があった等が伴わないにも関わらず」を都合よく省いて、本社に連絡している。
一般家庭の住居のようなせいぜい平均 数百リッター/日 程度の井戸が新たに出来たとしても、
それは環境変化とはみなさない、あくまでも今回のような数百トン/日の大量採取の井戸が
出来たような場合のみを環境変化とみなす、「そのような環境変化が無いにも関わらず」と続けて、
明記事項にしたのである。

それを削除しておいて、「先方からの文案に元々入っていた文言なので、入れているまでで、
削除されることはこちらとしては問題ありません」と注釈して送るとは、開いた口が塞がらない。
将来新しい人家などが出来て、井戸でも掘れば、それが主原因だと言う積もりであろう。

この一文をもっても今回の対応の仕方が計り知れようというもの!

そして更に「蓋然性」の注釈である;

もともと今回の話し合いは
「稼動後、不幸にも近隣関係者の井戸に何らかの変化が生じた場合、”その因果関係”を近隣関係者
側(私達)が立証することも、当該井戸所有者のサントリー白州工場側が”その因果関係が無いこと”
を立証することも困難なのだから」と、
最初の説明・話し合いの場で合意してから「覚書」を交わしましょう、とスタートしたのである。
それを「相関関係が認められる」場合と、挿入している。

「相関関係が認められる、認められない」も「因果関係の有無」も、文言は違うが、同じこと
ではないか、と我々は思っています。

「因果関係の有り、無し」=「相関関係が認められる、認めない」で、すでに現在の水工場で
問題を起こしている水工場直下のお隣さんのように技術専門家を出して来て、あたかも地下の中を
見てきたような説明を繰り返し、うやむやにする。
そして、そのお隣さんの敷地の直ぐ斜め上の工場敷地の一角で、特殊なブルーのバラ、蘭や花を育てる
大規模な温室栽培をやっていたから、当然肥料などを用いていたであろう、私がこの地に来るように
なった1988年には既にあったので、「長年やっていたことが、水質悪化の原因では」とお隣さんが指摘
したら、それが理由かどうかは定かでないが、さっさと下の方の土地に移転させてしまったようだ、
と言うおまけの話しまで付いて(もう数年経つから、今更たとえ地質調査をしても、残留農薬は検出
されないか・・・? そう言えば、掘削しようとしている新・井戸の敷地の奥に、残土が山に
なって運び込まれている時期があった・・・、気味が悪くて何度も確かめに歩いたが・・・、
そして現在はジャリを入れてブルでならして平らに埋め戻してあるが)。


そんなこともあった、と聞いているから「相関関係が認められる、認められない」で新・井戸
稼動後、将来、言い争うことが無いようにと、この話し合いはスタートしたのである。


「"誠意"をもって」の言葉が泣く対応であり、「水と生きる SUNTORY」のコーポレート
メッセージに、そして「人と自然と響きあう」、「原点は自然との共生です」を標榜する
サントリーに相応しい対応とは、到底思えないでしょう?

柳原良平がデザインしたイメージキャラクター、開高健、山口瞳が文章を寄せ、あのフェイラー
さんの「ローハイド」を見ながらバーのカウンターの丸椅子に腰掛けた「アンクルトリス」の
顔が徐々に赤くなってくる壽屋の広告、そして浜庫(ハマクラ)ソングの「オーォオー、
サントリー・ビール!」と若者がビヤガーデンで歌った時代、私はそれを見ながら、唄いながら
少年時代、青春を過ごした。

でも、どうやらこの青春の思い出のサントリーの好イメージより、今回の事柄の方が、"この
企業"の現在の前線部隊の実際の姿のようだ、と思わざるを得ない。

我々の覚書の当初案の明記事項を「コンプライアンス上明記は難しいと」いう手前勝手な
理由で、具体的明記事項を都合よく削除、「”誠意”を持って解決するの条項に置き換えてくる」
とは! (さすがに2回目の変更案では、上記の条件付で別の明記事項を加えてきたが)

このブログ記事に立ち寄った方々の判断にお任せいたしましょう。

貴方が当事者だったら、どう行動されます?

この話し合いの次のステップは、お隣さんの井戸の再・再・再(あんまり回数が多くてはっきり
しないと言う?)調査をすることになっているが、お隣さんのお仕事の関係でなかなか日程が
難しい。私も立ち会うことになっているのだが。


[追記] これをアップロードしようとしているところへサントリーから電話が入る(11/19の
正午前)、「会って、”素朴な疑問”の説明したいので、東京に出てもいいですから、年内に
何とかしたいので」と。
サントリーは、数日前にお隣さんに「井戸の調査をしたいから・・・」と申し込んでおり、
「兎も角、お隣さんの井戸の調査に立ちあわさせて頂いてから、それが終った後、別の機会に
"質問"に関する回答・説明を伺いましょう」と応えた。

将来に禍根を引きずりたくないので、いらぬ妥協はしたくない。


「その18」に続きを・・・

参照:ホームページ「森からの便り」・「新・森からの便り:その14〜15」
http://homepage3.nifty.com/morikaranotayori/top_page.htm

追記(こんな記事もあります)
「ひぐちあきお」さんの記事 http://blog.alpha-hokuto.net/?eid=38
「ひぐちあきお」さんの記事 http://alpha-hokuto.yatsu-net.com/?eid=893399
「JOE渡辺」さんの記事 http://alpha-hokuto.yatsu-net.com/?eid=894300

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お隣さんの井戸調査の予定がまだ決らないようだし・・・。
師走は、いろいろ予定が詰まっているんで、困ったもんだ。
小出からも連絡ないし、どれもこれも連絡待ちか・・・。

2008/11/28(金) 午後 5:24 白州の森

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このブログは元々「森からの便り」のブログ版で、画像を中心に、趣味の山歩き、特に白州のセルフビルドのログハウスをベースにした田舎暮らしの中で感じた事などを書き綴っていましたが、図らずも突然降って涌いた地下水の井戸水問題を長々と繰り返す場になってしまい、心苦しく感じていました。
多分、この問題は長引くことになるでしょう。
そこで、別途独立した『ウォーター・ビジネスの井戸水問題(サントリー天然水白州工場のケース)』とタイトルした専用のブログを立ち上げ、広くネット社会に呼びかけようと考えています。

2008/11/29(土) 午前 11:48 白州の森

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小出・コメリから修理終った、と連絡が入った。
12月 第3週の適当な天気の良さそうな日に、と次期会長と打ち合わせ。

2008/11/30(日) 午後 3:35 白州の森

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人口の多い鳥原平のほうでも似たような話が再燃したようだ、今度はジュース工場。
「水は誰のもの?」の問題は、白州では宿命なのだろうか・・・。
こんなことしていて、この地域の水が枯れなければいいが・・・。
マクロ的にみれば地下を流れる水量に余裕があるとの判断があるのかもしれないが、ミクロ的・近隣井戸は影響が出る可能性がある。
良質な水が得られるで、移住して来ても、何時隣で企業が井戸を掘るか判らない。行政はもっと決めの細かい対応、条例を整備すべきではないか?

2008/12/1(月) 午後 5:51 白州の森

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やっとお隣さんと連絡が取れた。
お互いに忙しいから・・・。

この問題、定住者にとっては死活問題だから・・・

2008/12/2(火) 午後 7:02 白州の森

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井戸調査の日取りが決りそうで・・・。
予定が詰まっていて、大変なのだけど・・・。
でも、万難を排して立ち会わなければ、自分の目で確かねば。

2008/12/4(木) 午後 3:01 白州の森


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