「濾過器のフィルター膜の分析結果」
丁度、孫も都立高校の入試に合格して、二人して家を留守にし、昼間娘が仕事で家を空けていても何とかなる年齢、では出かけようか、になった。
「前々から家内(お隣さんの奥さん)の手の骨折、入院・手術・リハビリなどで、伸ばし伸ばしになっていた分析結果の報告に出向きたいのでと、サントリー側から少し前に電話を貰い、私用もあって入舎することになったので、小川さんに報告と思い、この電話になりました」と。白州では、昨晩(3/13)から降り続いていた雨も峠を越えていたが、まだ小雨が落ちているので、雨具を着けて庭仕事に出ようか、明日、3/15日は天気が回復するので、庭仕事は明日にするか・・・・、と思案しているところに携帯の着信音。 久し振りのお隣さんからの電話だった; 「私も、今、丁度、白州に来ているのですよ!」 「じゃ、これから最終的な時間の連絡をとりますので、小川さんも同席して下さい」 「特別、予定はありませんから、報告・説明の場に同席させて頂きます」 約束の時間は、日曜(3/15)の午後1時。 徒歩で5分のお隣さんの家に伺う。 林道を出たところで、下から上がって来て水工場の下にあるお隣さんの敷地の方向に曲がった乗用車。多分、サントリー側の担当者が運転している車だろう。 ベランダ下に立てられたビーチ・パラソルを挟んでお隣さんと、サントリー側の関係者2人(技術課長と事務長)が挨拶を絡めた雑談を交わしているところに到着。 報告の内容は; 1)水質検査の結果 2)フィルター付着物の分析結果 3)担当者の転勤の報告 1)の水質に付いては、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、鉄分は基準値以下、カルシューム・マグネシューム(水の硬度を示す数値)も35と、この白州の地の一般的な数値。他の重金属(鉛、カドミ、シアン等)は検出されず、他の一般項目にも異常値はなく、飲み水として"適"の結果である、と。 数十ミクロン以上の粒子を濾過するフィルターを通したあとの井戸水の水質検査の結果であるから、大凡想像の範囲内の結果である。 関心の的は、井戸の汲み上げ口に装填された2)のフィルター付着物の分析結果であった。 蛍光X線分析で行った、との説明であり、顕微鏡で撮影されたモノクロ画像も添付されていた。 付着していた粒子は大別して4種類(報告書は、お隣さんが受領)。 "数ミリ大の鉄粒子"、"鉄の微粒子"、"きらきら光っている微粒子(花崗岩の微粒子?)"、"ミリ大の有機物"の4種であると言う説明の概要であった。(私の手元には、報告書がないので、聞き覚えである) フィルターが茶色に変色していたのは、"鉄の微粒子"の影響であろう。 ミリ単位の大きさの鉄片が付着している、との結果には、私はさすがにびっくりした。 技術課長の説明では、井戸穴のケーシングが鉄製で、水位の上下に伴う鉄製の管が腐食して、それが流れ出たものと推定するのが一番妥当と思える、あくまでも推測であるが、と。 揚水管は既に防食性のステンレス管に替えられているから、そこから錆が出る訳がなく、井戸穴の崩壊から井戸を守るため埋め込まれたケーシングが鉄製ではないか、と。 井戸水の水位には乾季、雨季の季節的な変動があることは承知している。 但し、井戸には、急激な水位の変動は普通ないから、ケーシング内部の腐食が急激に進行し、剥離して流れ出し、それがフィルターで濾過されるとは考えにくい。水に浸かって空気に触れることのない部分の鉄管の腐食はそう急激には進行しない。水位面の短期間の急激な上下動で濡れて空気に触れた状態が最も腐食が進行する可能性があると言う。 深さ40〜50mの地層、花崗岩の砂で埋まった水脈の中を数ミリ単位の鉄粒子が流れて来ることは考えにくいのは確かである。 では鉄管の腐食が、最も進行しやすい急激な水位の変動ってのは何なのだ・・・。 そして井戸水の変化は突然起った、それは水工場稼動後1年前後であって(記憶は薄れて、時期的なことは曖昧らしいが)、当初茶濁した井戸水は陶器製のトイレの底にも色を付けたと言う。 私は、「茶濁する水になる前に、傍の深層井戸で過剰揚水があり、その影響、外的要因で、このようなことが生じたのではないですか?」の質問を投げかけ、「井戸の稼動記録・管理記録があるでしょうから、確認できるのでは」と聞いた。 もし浅層(上層)井戸の鉄製ケーシングの腐食がこのような状況をもたらすならば近在で多くの似た様な事象を見聞きしていいはずだし、そもそも1回目のサントリーの説明を受けた時、サントリー水工場が利用している12本の井戸のうち、古いものは鉄製ケーシングで腐食の問題があるので、防食性の井戸に更新するのだ、と言う説明であった。 この説明と、お隣り井戸の鉄製ケーシングの問題とどう違うのだ? 兎も角、お隣さんの井戸水の飲み水としての利用には、現状では問題ない、と言う水質面での報告は理解した。 次に林道を越えて飛び地に新設しようとしている新井戸のことである。 「12本以上の井戸は掘れない協定になっている、と言う説明だから、13本目を掘ったら既存の1本は殺して使えないことになるから、その傍に13本目を掘れば問題が起らないものを、何故飛び地に掘ろうとするのか? あれだけの広大な敷地なのだから、井戸を敷地内に掘るスペースは十分あるだろう? あれだけの広大な敷地の底を流れる水脈でも足りないぐらい汲み上げていると言うことなのか、と。 飛び地に掘らなければならないのなら、それだけの理由があるのだろう? 企業秘密に関わることだから、メールでは答えられない、会った時に説明したい、とのことだったから、あらためて説明を伺いたい」と切り出した。(そもそも最初の説明は出鱈目だったのか?) また、覚書案で、括弧つきで"対象井戸の代替井戸の掘削等"を明文化しているが、井戸所有者の狭い敷地内に代替井戸を掘削して、元通りの井戸水が得られる保証はできるのか? たかだか数m、十数m離れた場所に代替井戸を掘削して影響を受けない水脈を探り出せるのか? "対象井戸の代替井戸の掘削等"について、もっと具体的に説明して欲しい。 また、不幸にも万が一影響が出た場合、原因究明の蓋然性について長々と言い争いをすることは避けたいので、それなりの対処方を求めたい」 以上のような、およそ4点ばかりの検討事項の回答を"文書"でもらうことで今回の話し合いは終った。 只、先方から窓口になっていた担当者が社内移動で転勤になり、今後は前回の水質検査時に立ち会った新任部長(その時は、行政の窓口を担当する、と紹介された)が、これからの窓口になる、と聞かされた。 今回は、私も突然のことでもあり、過去の書類や、自分の井戸の水質検査データ等、資料は一切持ってきていないため、お隣さんが受け取った検査データと、その場で比較など、する術はなかった。 新井戸の掘削も急がれているらしき様子はあったから、回答には期日は設けなかったが、そのうちまた連絡はあるだろう。 お隣さんは、井戸業者に連絡をとり、ケーシングが鉄製か否かの確認をしてみる、と。 そして、広大な工場敷地の北側(私のログは南側にある)では、新工場の基礎工事が進行されている。 参照:「森からの便り」のホームページ;「サントリーとの水問題−その1〜4」 http://homepage3.nifty.com/morikaranotayori/shin_tayori/frame_shin_tayori.htm 関連サイト;
サントリーの「天然水・阿蘇」は産地偽装?http://blog.goo.ne.jp/20_machikane/e/4dbf2c2aac3107fac1b8ea978fb44793 サントリー敷地内および周辺樹木の煤(すす)被害樹木と土壌汚染について http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/simizusaburo/ 白州の水環境について考える http://sky.geocities.jp/hakusyunetto2/index.html 南アルプス天然水に無届井戸を使用 http://www.asyura2.com/2003/health2/msg/116.html 九州飲料工業の送水管施設問題 http://www.data-max.co.jp/old/2007/03/post_785.html ばんままコラム http://www.banmama.net/column3.html 市道はだれのもの?飲料工場の送水管問題 http://blogs.yahoo.co.jp/chokobaru/452249.html |
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こんにちわ。日本酒では鉄分が多い水は美味しい日本酒にならないと聞いています。灘の酒の水は鉄分が相当に少ないので昔から良い酒ができたとのこと。水質管理は根幹ですね。何によらず。
2009/6/29(月) 午後 4:37
[四季の風]さんへ<そうですよね、外国船が当初神戸に来たのは、皆この水を求めて来たのだ、と言うことをものの本で読んだような記憶があります。六甲の水は、白州の水より若干硬度が高いと聞いていますが、ヨーロッパの水程は硬くないとそうですね。
周りに飲兵衛は多いので、薀蓄を聞き流す程度で、残念ながら私はあまり飲めません。
2009/6/30(火) 午前 0:32
3月15日に、隣接関係者の質問に対して、文書で回答すると約束しながら、既に4ヶ月半。
サントリーと言う企業は誠実じゃないな〜・・・。
2009/7/30(木) 午前 10:19
7/31〜8/3日まで白州に行ってきた。
新工場の基礎工事は進んでいたが、上屋の建設は始まっていなかった。
飛び地の新井戸の試掘現場もそのままの状態であった。
まだサントリー側からの回答は無い。
2009/8/5(水) 午前 7:09
3月15日に、隣接関係者の質問に対して、文書で回答すると約束しながら、すでに6ヶ月以上が経過した。
あれ以来、何の回答も、連絡すらない!!!
言葉の約束でも、約束は約束である、それが社会の極当たり前の通念であろう。
多分、当方の推測が当たっていたのかもしれない、だんまりを決め込んでいるのは・・・。
2009/10/2(金) 午後 5:06
サントリーと言う企業は、大企業ですが全く誠実ではないですよ。株式公開していれば、こうも行かないのかもしれませんが。これがサントリー独特の体質です。サントリーは消費者、一般市民の事はほとんど考えていないですよ。行政の方だけを見ている企業です。自分に都合の悪い口約束など絶対守りません。書面での約束も一般市民には守らない事が多いのではないでしょうか。(訴訟でも起こさないと)サントリーとは残念ながら、そのような企業です。
2009/10/12(月) 午前 2:31 [ djumkg098 ]
[ djumkg098 ] さんへ<
"これがサントリー独特の体質です"か!
"自分に都合の悪い口約束など絶対守りません"とは、なさけないですね。このような積み重ねが日本の社会を歪めて来ている・・・、と感じています。
2009/10/14(水) 午前 11:03
とうとう'09年も大晦日になっちゃった。
何の音沙汰もなし。
先日、ペプシコと一緒に、中国大陸で清涼飲料の拡販を目指すと、報道されていたが、'10年春竣工を目指すと報道されたサントリー天然水<南アルプス>(サントリー天然水南アルプス株式会社)の新工場はどうなったのだろう・・・。「水と生きる」のはサントリーだけで、傍らの個人の井戸など知ったこっちゃない、って寸法か?
2009/12/31(木) 午後 6:39
10年にもなってまだうだうだやってるのか。
連絡がないのならうかがえばよろしいのでは?
メールでの催促やら弁護士を連れての直接訪問やら色々方法はあるとおもうのですが?
それから飛躍した論理を振りかざしたところでクレーマーにしか見られませんよ。
いまのままでは事の次第を真剣に伝えたいのか、それともクレーマー気質な批判をしたいだけなのか判断しかねる。
2010/1/1(金) 午後 10:03 [ ちゃらんぽらんにしないで責任もって報告してください ]