サントリー天然水工場(白州)との井戸水問題・他:白州の森

白州の森が綴る、「サントリー白州工場との井戸水問題」等の「森からの便り」

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サントリー白州天然水工場見学と涵養林調査現場との落差


私は、自分に降りかかった火の粉を振り払うために、色々知ろうと努めた。

(即ち、21年も前に、私が独力でた建てたセルフビルドのログハウスで使っている井戸の下方、約100mのところ、このサントリー白州天然水工場から離れた飛び地に、1日採取量432立方メートルの新井戸を掘削する計画が持ち上がった、2010年4月に稼動しだした新工場用の)

以前にもこのブログのシリーズ「その7」で書いた「優秀レポート発表(環境問題と企業)」という題で。
「環境(生態系)保全に貢献した企業の取り組みを紹介し、その成功要因を述べなさい」のテーマで書かれた学生の『「環境問題と企業」レポート(2008年)(サントリーに見る企業の環境保全への取り組み、〜水と生きる〜)』

それはこのような工場の見学や、企業のホームページ上の情報に基づいて書き上げられたものだろうと推測している。2008年度の時点であるから、それ以前の企業の情報に基づいてであることは明確である。

(注:画像上にマウス・ポインターを置き、右下の+マークをクリックすると大きな画像になります:サイトの画面をPrintScreendで取り込んだ画像です)
イメージ 1

「サントリー天然水」のホームページを見ると、この画像のようになる。

イメージ 2

国際青年環境NGOの現地調査時(8/7〜9)には、色々ばたばたするだろうから、事前に下見も兼ねて、この4月に稼動しだした新工場を見学して来た(7/31)。

イメージ 3 一貫工程工場内を見下ろす遮蔽ガラス壁面に特殊的な電子操作を出来るようにしているのだろう(液晶かな?)、ガイド嬢の解説が終わると一瞬にして、単なるガラス面になり内部が見渡せる、早変わり。
30名ほどの見学者から歓声が上がる、憎い演出。

イメージ 4 もちろんそれ以前に、ホームページにあるような「山の神様がくれた水」、「水と共に生きる」、「森を守り、水を守る」、「天然水の森」(水源保全の涵養林の保全)が、容姿端麗のガイド嬢の口から語られる。
では、その涵養林の現在の実態はどうなのだろうか?
日本の林業が問題になって久しい。長年の唐松・杉等を中心とした単一植林が災いして、日本の山が、森が病んでいると言われてからもうかなりの年数を経ているだろう。そして、その実態を憂える人は少数だが居た。ここのところ毎年のように起こる集中豪雨や台風の直撃の惨状を報じるテレビ映像を記憶に留めている人は多かろう。全て天災? とんでもない、その被害を大きくしているのは単一植林の弊害であり、流れ出した風倒木、間伐伐採林による橋脚や建造物への被害の部分が大きいと、指摘する人が少なからず居る。

イメージ 5  特に、昭和34年(1959年)の伊勢湾台風。
本流の釜無川は勿論、それに注ぐ大武川、小武川、神宮川の氾濫の凄さ、そのテレビ映像の凄惨さは、17歳だった私の網膜に焼き付いている。

イメージ 6

天然水新工場の計画が新聞報道された前後の動き、つまり2008年10月8日の新聞報道「森林保護へ協定締結」の見出しで、北杜市、サントリー、やまなし森づくりミッション、鳥原三耕地財産管理会、峡北森林の5団体で2038年までの30年間、森林間伐、遊歩道整備、鳥獣防止ネット設置などを行うと、報じていた。そして、その後の10月18日付けで、新工場建設が報じられた。
私の井戸水問題は、2008年8月27日から始まっていた。

イメージ 7

間伐した丸太が、整備した遊歩道(2年後の夏には草ぼうぼう)の傍らから、急激な勾配の斜面へ、更に谷底へと広がっていると言う。画像は比較的緩い傾斜の斜面の画像。

ただの地下水を原料にしたペットボトル水販売であげた利益の一部を、協力金の形で、地元に還元したのだろうが、この画像を見る限り、死に金になっているのでは、の危惧が出る。
斜陽化した林業を少しでも活性化させるために使われているのだろうが、そして資金を提供する側はその行為自体を企業のイメージアップに利用したいのだろうが。
それは、見学者に混じって、見学者達の反応を見ていれば、又その見学者達が書き連ねる各種のブログなどを読めば、そして先の優秀レポートの例を見れば(但し、時間の差があるので、仕方ないにしても、見事にその思惑に乗った形になっている)、成功しているかに見える。

(画像説明:転がる丸太の傍らにある、サントリー社員も参加したと言われている「百万本植林運動」の標識)
イメージ 8

だが、本当にそうだろうか?
もっと生きた使い方が出来たのではないだろうか?
企業は、その涵養林の広さを大きな数字で宣伝したがる。
私が実際にこの眼で確かめ、カメラに納めた画像の現場を見る限り、「天然水の森 白州」と銘打っている涵養林は、美しいものではなく、ホームページ上やコマーシャルで流されるような美しさなど全く無い。サントリー工場見学者は、こんな所まで足を伸ばして、涵養林の現場をどれほどのものかと観察しに来ることは無いだろうから。

累々と転がる樹齢数十年から100年の丸太が放置されている様は、醜い。

イメージ 9

搬出に費用がかかり過ぎるとするなら、広さなどに拘らず、C・W・ニコルが黒姫山麓でこころみているように(アファンの森)、美しい混合林になるように、して行けばいい。
企業、行政、林業現場が其々の思惑だけで動いているように思える。全体像を捉えて、長期視野に立って押し進めるオーガナイザーの存在が無い?と思えるのが悲しい・・・(何時ものことだが)

イメージ 10

企業にとって、売るためには美辞麗句が常道とは言え、この現状は、あの「アンクル・トム」も泣くのでは・・・、が井戸問題で複雑な心境の住民の偽らざる気持ち。

イメージ 11


水工場と涵養林現場の位置関係
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これまでの経緯;
その1 :2008/9/5 「内容証明で新井戸掘削に同意を求める書簡が届いた」
その2 :2008/9/7 「同じ内容の同意を求める書簡がまた送られて来た」
その3 :2008/9/15 「1回目のサントリーの説明会」
その4 :2008/9/17 「隣接関係者が示した"覚書"案」
その5 :2008/9/22 「隣接関係者が示した"覚書"案に対するサントリー側の覚書対案について」
その6 :2008/9/24 「北杜市地下水採取適正化に関する条例」
その7 :2008/9/26 「"環境保全に貢献した企業の取り組みを紹介し、その成功要因を"のテーマで提出されたレポート例」、皮肉!!!
その8 :2008/9/30 「同意が無い間にも試掘は進み、井戸水汲み出しテストが進行」
その9 :2008/10/1 「サントリーの説明に対して、隣接関係者からの質問」
その10:2008/10/7 「隣接関係者の覚書案に対するサントリーの回答・覚書案」
その11:2008/10/15 「素朴な質問:1回目の説明に対して質問を投げかけた」、そのやり取り
その12:2008/10/20 「山梨日日新聞が報じた:天然水の新工場、12月に着工、2010年春 完成を目指す」
その13:2008/10/24 「吾が井戸の水質検査結果」
その14:2008/10/28 「二回目のサントリー側の説明」
その15:2008/11/10 「覚書の再々提案はまだ出てこない」と「教育委員会への質問」
その16:2008/11/19 「北杜市・教育委員会からの回答」
その17:2008/11/20 「投げかけた質問の内容」
その18:2008/12/9 「井戸調査は完全に徒労に終わった」
その19:2008/12/11 「何と言う無作法な企業であろう!」
その20:2008/12/16 「濾過器のフィルター膜を分析のために持ち帰った」
その21:2009/3/17 「濾過器のフィルター膜の分析結果」
その22:2010/1/29 「サントリー天然水南アルプス(株)白州工場 4/22に竣工」


ホムページもご参照下さい;
「森からの便り」http://homepage3.nifty.com/morikaranotayori/

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