サントリー天然水工場(白州)との井戸水問題・他:白州の森

白州の森が綴る、「サントリー白州工場との井戸水問題」等の「森からの便り」

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「私の履歴書」(日経新聞:H.22.8.22.付け、広岡達郎-西部へ)を読んで


広岡元監督が西武ライオンズの監督に就任するに当たっての、いきさつが書かれていた。

(引用)
『--契約する際に坂井保之球団代表には「優勝したら、裏方も含めて年棒を上げて欲しい」と要望していた。すると「当然だよ。常識ですよ」との口約束があった。
だが、実際に優勝してみると、みんな、なかなか上がらない。坂井代表に「上げるのが当然だといったじゃないか」というと、「そんなこと契約書に書いていない。君のミスだよ」といわれた。私としたことが・・・。法律的にはどちらが正しいか分からないが、「肝心なことは文書化すべし」と人生訓の一つになった。』

と連載21回目の文章が締めくくられていた。

(画像説明:道の駅 白州 の水汲み場)
イメージ 1

この記事を読み終わって、思わず「にやりっ」としてしまった。

私は、振り返った。
サントリー天然水 白州工場の新井戸掘削計画に関して、サントリー側と初めて会って、話し合いを持った時の会話内容や、覚書取り交わしのやり取りのいきさつや、2回目の話し合い、そして3回目に会ったお隣さんの井戸水の水質検査結果の報告の時のお互いの合意内容を。

現在利用している私達の既存の井戸が、何らかの影響を受けた場合、私達が"その因果関係を立証する"ことも、サントリーが"因果関係が無いことを立証する"ことも、難しいのだから、「覚書(念書?)」で、詳細を明文化・文書化しておきたいと"合意"しながら、隣接関係者が明文化した「影響を受けた場合、何らかの形で水道ラインを保証する」という事項を、「企業コンプライアンス上、"明文化"は困難」、代わりに「"誠意"をもって対応する」と言う文言に置き換えて来たことを。

それから「水量、水質に変化があった場合」を「著しく変化があった場合」→「蓋然性が高い場合」→「客観的な状況証拠が相当程度ある場合」などと、企業にとって都合の良い字句を挿入して来た。

名監督と名高い人でさえ、利潤を追求する目的の、時の企業のトップに、言葉巧みに操られた様が、手にとるように思い浮かぶからであった。


「企業の誠意」とは何か???

そこを代表して市民と向き合う企業人としての「誠意」、「常識」とは何か???

将に「その企業の品格・社格」が現されている、と思うし、
その企業を代表して一市民に接する「一企業人」としての品格の問題だと、
長い企業人生を送った者として思うからである。


我々の危惧のとおり、最初の説明の場にいた二人は、2回目の説明の場に出ず、責任者だった事務長は転勤で居なくなってしまった(お隣さんにとって責任者の交代は2回目?)。
それ以後、もっぱら、本社からの技術者が対応し、新任の責任者(会った時には行政の窓口を担当する部長、と紹介された)側から、事の次第を説明する知らせは、今もってない。


ところで、私が居た企業の社是は「人と共に栄える」だった、
あぁ、はぁ、はぁ、はっ!!!




サントリー天然水白州工場との井戸水問題の経緯
その1 :2008/9/5 「内容証明で新井戸掘削に同意を求める書簡が届いた」
その2 :2008/9/7 「同じ内容の同意を求める書簡がまた送られて来た」
その3 :2008/9/15 「1回目のサントリーの説明」
その4 :2008/9/17 「隣接関係者が示した"覚書"案」
その5 :2008/9/22 「隣接関係者が示した"覚書"案に対するサントリー側の覚書対案について」
その6 :2008/9/24 「北杜市地下水採取適正化に関する条例」
その7 :2008/9/26 「"環境保全に貢献した企業の取り組みを紹介し、その成功要因を"のテーマで提出されたレポート例」、皮肉!!!
その8 :2008/9/30 「同意が無い間にも試掘は進み、井戸水汲み出しテストが進行」
その9 :2008/10/1 「サントリーの説明に対して、隣接関係者からの質問」
その10:2008/10/7 「隣接関係者の覚書案に対するサントリーの回答・覚書案」
その11:2008/10/15 「素朴な質問:1回目の説明に対して質問を投げかけた」、そのやり取り
その12:2008/10/20 「山梨日日新聞が報じた:天然水の新工場、12月に着工、2010年春 完成を目指す」
その13:2008/10/24 「吾が井戸の水質検査結果」
その14:2008/10/28 「2回目のサントリー側の説明」
その15:2008/11/10 「覚書の再々提案はまだ出てこない」と「教育委員会への質問」
その16:2008/11/19 「北杜市・教育委員会からの回答」
その17:2008/11/20 「投げかけた質問の内容」
その18:2008/12/9 「井戸調査は完全に徒労に終わった」
その19:2008/12/11 「何と言う無作法な企業であろう!」
その20:2008/12/16 「濾過器のフィルター膜を分析のために持ち帰った」
その21:2009/3/17 「濾過器のフィルター膜の分析結果」
その22:2010/1/29 「サントリー天然水南アルプス(株)白州工場 4/22に竣工」
その23:2010/7/22 「北杜市の水道料金値上げ問題:その1」
その24:2010/7/22 「北杜市の水道料金値上げ問題:その2」
その25:2010/7/22 「国際青年環境NGO A SEED JAPAN 水プロジェクトの白州の現地調査」
その26:2010/8/10 「サントリー白州 天然水 工場見学と涵養林現場調査の落差」


ホームページもご参照下さい
「森からの便り」 :ログハウス建設当時の詳細が掲載されています。
「山野跋渉」 :私、「白州の森」のアルプス遠征や、北鎌、北方稜線、前穂北尾根等の山行記録
「星の小舎便り」 :MWV OB会のページ
「オールドローズ」 :「山ノ神」の趣味、オールド・ローズ、イングリッシュ・ローズ、Xmasローズ等

閉じる コメント(2)

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こういう企業と人材を作ってきたのが戦後の日本でしょうか。
これからも通用するものではないでしょう。
とくに途上国展開するのであれば、トラブルが頻発するのではないでしょうか。

2010/8/23(月) 午前 5:22 [ きど あるく 木戸有久 ]

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[tan*s*kogg]さんへ<
行政側も企業側も、もう少しきちんとした情報を周りの住民に公開する努力をして欲しいですね。
組織が大きくなり、分社化(?)されて、サントリーホールディングス傘下のサントリー食品のサントリー天然水南アルプス(株)となっているみたいですから、本社から回された人は、ひたすら本社側の上役の方を向いている、と言うことなのでしょう。
並の企業の如く、派遣法の改正で、現地採用の地元の社員も派遣会社に移籍、又は遠地への転勤でやむなく辞めた人も出たとか・・・。
まぁ、どこの会社にもあることですが、「地元新規雇用60人」なんて見出しだけ新聞には掲載されるが、皆さんサントリー天然水南アルプス(株)の社員なのかな、それとも派遣会社の採用社員なのかな・・・。

2010/8/25(水) 午後 11:46 白州の森


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