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「カーネル・サンダース(KFC)氏(似)キングサーモン釣行2016年」ーその7
2016/7/13 6日目
今日の午前中の釣りだけで、このボルシャヤ川のフイッシング・サイトともお別れだ。
残された午前中のキングサーモン釣りを精一杯楽しもう。
だが、昨日の午後からの予感のように、投げども投げども、虚しい空振りばかりが続いた。
もう、キングサーモンの季節は終わったか・・・。
早々に切り上げ、ベースに戻り荷物を纏めて、午後一番で、次の予定地ビストラヤ川のフイッシング・サイトへ向かうことにする。
このサイトには、昨年の7月に立ち寄っている。
そもそも、その時に我々素人のような釣り師(?)でも、60cmクラスの魚が釣れることを教えてくれた場所。しかも、その時は、山を二つ登って直ぐ帰るには時間が半端で、帰りの成田空港へのダイレクト便まで日にちが余ったので、おまけ(?)ついでに入れ込んだスケジュールだった。
それが、ゴム・ボートで下りながら投げ込んだルアーで、Kamchatka Steelheadを含め、10匹くらい釣り上げることができたものだから、本格的に釣り目的で入れば、もっと満足のいく大物が釣れるのでは、と言う思いにさせた。
しかも、秋なら大敵の蚊の襲来もないから、思う存分サーモン・シーズンの最終段を飾るシルバー・サーモンを釣ることが出来る、と言う言葉で、二ヶ月後の9月に再度カムチャッカのアパチャ温泉に入ったのだった。
そこで、首尾よく良形のシルバー・サーモンを釣り上げることができたので、今回のキング・サーモン釣行となった次第。
只、鮭の王様キング・サーモンが、私共のような素人釣り師に簡単にものにすることが出来るかな、と言う一抹の不安があったものだから、受験の滑り止めみたいに、実績のあるこのビストラヤ川の予定を入れ込んだ、と言うことである。
すっかり仲良くなったセルゲイさんとは陸路の船着き場まで送っていただいて、そこでお別れ。
迎えに来ていたボックス・カーで、ひたすら北に向かって走り、勝手知ったるビストラヤ川フイッシング・サイトに入った。
2016/7/14 7日目(ビストラヤ川)
午前中は、上流の川岸からラフティング・ボートに乗ってフイッシング・サイトまで流れ下り、午後はこのサイトから下流へ流されながら釣ると言う。
午前中の釣果は、こんなもんであったが、魚と十分遊ぶことができた。
午後は、国際色豊かな花旅ツアーのグループが数組加わり、全部で5〜6隻のボートが、いつも我々の視界に入りながらのフイッシングとなって、釣果は期待できなかった。
しかも、サイトから下流の様子は、私たちも初めてである。
昨年は、たまたま帰路のダイレクト便で一緒になったクラブ・ツーリズムのメンバーから、「この程度の小魚が数匹釣れたわ!」、と聞かされていたので、期待もしてなかったし、数日前のボルシャヤ川のキング・サーモンのファイトぶりを知った今となっては、おまけもいいとこであった。
最初は、釣れるのは、20cmにも満たない小物ばかりで、全てリリース。
そうそう、途中でこんなことがあった。
相方K氏のロッドが何かに引っ掛かった。
最初は根掛りか、流れてくる枝を引っ掛けたか、と。
しかし、引き寄せてみると、それはロッドであった!!
我々のボートを操作していた少年は、「これはうちのロッドだよ!」
先行のボートから、客が落としたのだ。
しばらくして、一見好ポイントの、支流からの流れ込みの中州に着いたときは、先行ボートが2隻、10人ばかりの客が遊び半分で釣りをしていて、我々が近づく間も、だれもヒットはしていない様子だった。
投げ入れた私のルアーにヒット!
右へ左へと魚は走る。
ギャラリーは大騒ぎ、私のロッドの先に掛かった魚と一緒に記念写真を撮る中国系・韓国系・インド系の女性客。
ロッドを振っていた男性客は、俄然やる気を出してルアーを投げ込み始めた。 ボートが更に二隻中州に着いて、大賑わいである。
次に、又ヒット!
続いて相方のKさんのロッドがしなる。
事によったら、ボルシャヤ川の一支流のこのビストラヤ川にもキング・サーモンが遡上して来ているかもと、僅かなの望みをもって、我々はロッドを振っていたのだが。(実は、それは望み薄だと知っていた。なぜならボルシャヤ川のガイドのセルゲイさんは、もう一つの支流、プロトニコバ川の方へほとんどが遡上する、と言っていたから)
一番大物で、53cmだったかな・・・。
午前約2時間、午後約2時間のボートで流されながらのフイッシングで、今回の釣行は終わった。
(未完・「その8」に続く)
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「カーネル・サンダース(KFC)氏(似)キングサーモン釣行2016年」ーその62016/7/12 5日目
今までは、雨が降ったりやんだりの曇り空の多い日が続いたが、今日は青空が広がり、気温もぐんと上がった。
最初に私のルアーにヒットした!!!
マジック・ルアーだよって、セルゲイさんが渡してくれたルアーにヒットした。
リリースの場面。
通訳のアレクサンドルさんのルアーにヒット!!
尻掛かりだった!
道理で、引き寄せるときの動きが違った。
良くバレなかった・・・。
でも結構な形です。
にこにこのアレクサンドルさん。
セルゲイさんが釣ったんだっけ・・・?
11時近くなって、一休み。
パンに豚の脂身を乗せて食べる。
塩味が塩梅良くて、結構美味しい。
なかなか、いけるよ!
でも、カロリー摂り過ぎ!
「だめだめ、全然喰わないよ!」
天気良くなり過ぎ、か〜。
昨日、糞をしていったあの羆足跡のようだ。
でかいねぇ〜!!
12時も過ぎたので、一旦ベースに戻る。
ベースの様子。
ベースの船着き場は、本流からちょっと引っ込んだ入江にあります。
午前中の釣果。
今日は、テントの中は風が通らず暑いので、外で昼食。
風があるので、屋外の方が気持ちがいい。
今日の昼食。
午後、いつものポイント3か所ばかりを移動したが、さっぱり。
新しい場所へ、と。
でも、そこもさっぱりダメ。
又、元に戻って、ひたすらロッドを振るが、当たり来ず。
ボルシャヤ川のこの地点の、キングサーモンの遡上は終わったのかなぁ〜???
皆、もっと上流へと遡上して行っちゃった???
大分陽が傾きかけた頃、遥か上流の流れが二つに分かれている当たりで、豆粒のように動くものが二つ。
うぅ、何?
左の河の右岸から左岸に、そして中州に移動している。
「ワンこ、だよ」って、セルゲイさんが。
その間にも、彼らは右側の流れを横切って泳いでいた。
私達は、また羆が泳いでる、とばかり思っていたから、
「犬!」
ってことは、ベースの飼い犬の黒と茶の成犬二匹が、あそこに居る!
ベースには四匹の犬が居た。
人懐こくて、大人しい犬だったから、私たちがベースに入るとすぐ寄って来て、手を差し出せば、ぺろぺろ舐めた。
あの黒(雄)と茶(雌)。他の小柄な二匹は?
黒と茶の子供だと言う。
親二匹で、こんな遠くまで来るの!
だって、我々はモーターボートで20分くらい飛ばして来たポイントに居るんだよ。
かなりな距離でしょ。
しかも湾曲して、支流も複雑に入り組んでいて、荒野の中の河だよ、周りは、羆の世界だよ?
セルゲイさんは、涼しい顔で
「我々の居場所を探してポイントからポイントへ回って、追って来ているんだよ」、「彼らの方が良く知っていて、ベースの船着き場を出ると、彼らの方がポイントに先回りしてることもあるよ」
と言ったって、人の踏み跡すらない荒野の中を、この距離を・・・。
「フゥ〜ン!」と・・・。
セルゲイさんがベーコンを投げてやると、むしゃむしゃ食べて、その辺をうろついていたが、いつの間にか姿が消えていた。
我々が、ベースに帰還して、兎も角サウナ!
湯上りでロッジに向かうと、ロッジのベランダの方から茶が寄って来た。
身体の毛はまだ濡れていた。
「お〜、お〜、お前たちも帰って来ていたのか!」
その晩、セルゲイさんは、この黄色のテントで寝ずの番をすると言う。
昨日の晩も羆が周りをうろついていたようだから(確かに、夜中に、犬の鋭く吠える声が続いていた)、今晩も出て来る可能性は高い、と言う。
もちろん、傍にライフルを置いて。
(「その7」に続く) |
「カーネル・サンダース(KFC)氏(似)キングサーモン釣行2016年」ーその57/11(月)4日目
三日目になって、このフイッシングベースの生活のリズムにも、私たちは大分慣れて来た。
朝、7時起床、7時半朝食、釣り支度をして、およそ8時前にボートに乗り込む。ポイントで昼食を摂ることもあったが、昼前にベースに戻って昼食を摂り、夕方まで午睡の時間、午後5時前にボートに乗りポイントへ移動、遅い時は9時ころまでロッドを振っている日もあった。緯度が北緯53度と高く、天気の良い日は9時過ぎまで明るかった。
昨日は、このフッシング・ベースの常連さんたちを含めて10名以上になったが、今日は我々だけ。
それだけヒットの機会は増えるかな、と期待したが、朝の内だけで・・・。
すぐ釣れたのは、小さな奴。
すぐ、リリース。
ヒットした大物一匹目のルアーは、スプーンの縦半分が赤色のルアーだった。
二匹目にヒットしたルアーは、いぶし銀色のルアー。
背中のヒレが特徴のカムチャッカ・グレイリング。
朝一番にヒットしただけで、後はさっぱり。
午前10時頃、早々にベースに引き上げる。
今朝の釣果は、この2匹。
捌いたら、またイクラが一杯。
また、今夜には、クレープのイクラ巻が食べられる。
昼食は、こんなものが出た。
カムチャッカ・シューマイ(餃子)。あんこは魚のすり身。
刺身のうす醤油(?)つけ
白子のフライ。
ぶつ切りの切り身のフライ等で昼食。
午後は、ボートで駐車場迄移動し、車でオホーツク海に出てカレー釣りをすると言う。
途中、Ust-Bolsheretskと言う村(?)に立ち寄り、雑貨店に寄って、ルアーの補充(根がかりで、大分手持ちが少なくなっていた)と、海釣り用の仕掛けなどを買うという。(備考:セルゲイさんは、根がかりしたルアーを回収すべく、ポイントへの往路、帰路、その場所でボートを巧みに操作しながら長い棒の先に巻き付けたネットで、川の底に埋まっている根に絡まったルアーを幾つかは回収してくれた。円で、約千円/個だから。)
辺鄙な村の雑貨やでルアーや仕掛けを買う。
オホーツク海に出た。
浜に降りると冷たい風が、沖から吹いていた。
風が強く、波も高かった。
波がしらの奥に向かって投げ入れてみたが、風で運ばれ、錘も軽かったとみえ、波を越えて奥には飛ばなかった。
2、3投して、「こりゃ、無理だな・・・」と、釣りは諦め、浜辺をうろつきながら綺麗な小石を拾い上げて、オホーツク海の記念だ。
帰路、村のガソリンスタンドに立ち寄った。
ベースで使うガソリンを補充するために、ガソリン缶を4,5個積んで来ていた。
ガソリン価格は、日本の6割程度の価格だったかな?
ベースに戻って、夕まずめ7時頃、いつものポイントに降りた。
真新し羆の糞。
数日前、ロシア人が捨てたらしいタバコの箱が散らかっていた。羆がかじった?
羆の糞。長靴の底の大きさ位ある。
タバコの箱と、奥に糞。
川岸の藪を注意しながらロッドを振った。
セルゲイさんは、羆撃退スプレーの他に、ライフルを所持していたから、それほど心配はなかったが、注意するにこしたことは無い。
ウェダーずり落ちながらも頑張った!
メジャーを当てたら76cmだった。
(「その6」に続く)
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カーネル・サンダース(KFC)氏(似)のキング・サーモン釣行2016年ーその4意気揚々とベースに帰還し、獲物の解体ショーの見学を終え、サウナを使ってさっぱりして、黄色のテントに入いると、夕食が待っていた。
ビールはカムチャッカの地ビール。
なかなか美味かった。
ウオッカを満たされ、飲め飲めと。
一気に飲めと。
「ウオッカを十分飲めば、魚は良く釣れる」とは、ロシアの言い伝え。
だから、さ〜飲め!
と熊のような大男が。
気が付けば、もう23時を回ってる。
酔いも回ってる。
赤い屋根のゲストハウスに引き上げる。
小用に出るときは、十分羆にちゅういするよう念を押される。
7/10(日)3日目
雨日和だったが・・・。
昨日は、こんなに差を付けられたから・・・。
この朝は、私のルアーに当たりが続いた!
私の番だぜ!!!
ロッドが弓のようにしなる!
掛かった獲物が逃れようとジャンプを繰り返す。
ガイド氏の指示に従って、浅瀬に移動する。
残念、相方K氏の動画撮影(MTS様式)は、ファイトの途中、肝心の取り込み前に動画が終わっちゃった!
静止画で。
別なボートでセルゲイさんの奥さんが客とやって来た。
開高健のような、心底釣り(飲み)を楽しんでるオッサン。
川は逃げない、魚は逃げない?
こんな釣果である。
セルゲイさんの奥さんはなかなかの別嬪さんだ!
通訳のアレクサンドロさんも頑張っている。
更に別なグループもやって来た!
今日は、世界的に日曜日。
ここカムチャッカ半島でも日曜日、千客万来で〜す。
韓国系のおっさんもいました。
皆、「飲みねぇ〜、喰いねぇ〜」の気のいい人たちでした。
アレクサンドロさんには、Humpback Salmonがヒット。
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カーネル・サンダース(KFC)氏(似)・カムチャッカ半島釣行・2016年ーその3フイッシング・ベースに到着したその日(7/8午後)は、夕まずめにポイントの様子を覗いに出ただけで終わった。
7/9(金)2日目
さ〜、いよいよキングサーモンとのファイトの始まり。
最初のポイントに降りてすぐ、ボートの縁で、ガイドのセルゲイさんが、一匹目をヒット。
それからどのくらい経った頃だろうか、10〜20分くらい経った頃だろうか。
羆だ!の声。
慌ててカメラを取り出しシャッターを切る。
我々の釣りポイントの上流から対岸に泳ぎ渡ろうと、早い流れに流されながらも、泳ぎ切った。
見事泳ぎ渡った!
これだけ川幅のある川だから、怖さなどは微塵も感じなかった。
只々、見事な泳ぎっぷりに感嘆の声を上げていた。
午前中のフイッシングは羆の観賞会に終わってしまって、昼食にベース・ロッジに戻る。
数時間午睡の時間を取り、夕方ポイントへ。
ヒットはしたものの、小さなキングサーモン。
続いてガイド氏にヒット。
そして続いて、K氏にちょっと大きめのキング・サーモンがヒット。
メジャーで計ったら、約70cmクラスのキングサーモン。
圧巻はこの後だった!
K氏に大物がヒットしたようだ!
離れた場所でルアーを投げていたが、遠目でも彼のロッドのしなりが判った。
ルアーを捲き上げ、ロッドを置いて、雨着のポケットに入れておいたデジカメ(MOV様式)を、動画モードに切り替え、駆け付けた。
こ奴は、水面からジャンプして暴れることは少なく、只ぐいぐいと引っ張った、と。
流れの速さが加わるから、ロッドを必死で押さえていた。
浅瀬に係留したボートの横をすり抜け、更に足場の良い浅瀬に移動しながら、格闘すること、約10分。
短いようだが、長〜い時間。
ガイドのセルゲイさんが。三度タモで掬うと、さすがの奴さんもタモの中。
K氏の歓喜の雄たけび!!!
持ち上げるが、足元はよろよろ。
メジャーを当てたら90cm。
ガイドのセルゲイさんは、約12kgあると言う。
午後7時を回って、意気揚々とベース・ロッジに引き上げる。
時は週末、今日7/9日は土曜の夕方である。
ロシア人の数人の常連さんが、ベースで週末を過ごそうと来ていた。
大物に大騒ぎである。
騒ぎが一段落したら、キングサーモンの解体ショーとあいなった。
釣り上げた直後は、雄だね、と言っていたが、どうやら雌のようである。
イクラがたんまりと出て来た。
オスのキングサーモンからは白子が取れた。
こりゃ、今晩は素晴らしいデナー・ショーになるかな。
夕食の前に、3人でサウナに入った。
手造りの板で囲っただけの、粗末な小さなサウナ小屋であったが、石で囲まれたストーブの上には、大きな金属製の鍋が掛けられ、それから熱湯を桶に掬いだし、水を足してぬるめて、身体を洗った。
昨年アバチャ登山のベースでも、サウナを使ってみたが、それより遥かにワイルドなサウナであった。
(「その4」に続く)
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