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白内障の手術の結果は良くて、視力は普通の状態に戻ったのですが・・・。
目の手術でしたから、術後目を包帯で塞いでいました。
特に夜間の小用のための一人歩きは危険ですから、離床センサーを敷いて、ベッドを降りてマットの上に体重をかけたら、ナース・センターでモニターされ、看護士が介助に駆けつけるようになっていた。
昼間も、ベッド脇の呼び鈴でナースを呼んで介助してもらっていた。
両目で、合計1週間。
退院後、私の遠征日程(ヒマラヤ)に合わせて特養施設でのロングステイで2週間。
もちろん、視力は回復しているが、この習性で、介護士さんの手を煩わせたのだろう・・・。
それが習慣になってしまったのか、自宅に戻っても、夜中、何かと呼び鈴を押す。
オヤジの部屋の呼び鈴、60歳の時、そう40年前にくも膜下出血で倒れ、長期入院・リハビリ後、自宅に戻ってきてから、夜中に何かあったら知らせてと、取り付けた、単1電池を用いた旧式のベル式のもの。
静かな夜には、けたたましい音を立てる。
今までは滅多に鳴らすことはなく、部屋で転倒したときに鳴らされた位で、1年に1回位であったろうか・・・、そのお陰で大事に至らず今日まで来た。
しかし、最近は、特に夜間、のべつまくなく呼び出される。
あまりの音量に(夜間だから)耐え切れず、先日、大工センターに出向いて、最近の音の優しい、チャイム音のワイヤレス式の物に替えた。
しかし、それでコールの頻度が減る訳ではない。
夜中の3時、4時台に続けて起されたり、今起されて15分も経たない内に又鳴らされて、実の親子同志であるから、思わず大きな声で諌めてしまうこともあった。
そんなことが1週間近く続いたので、先日、良く充分言い含めて(微妙な言い回しであるが、親子喧嘩調?)ある時間帯だけチャイムの電源を切った。
替わりに、私がトイレに目覚めた時に合わせ、隣室のオヤジの様子を覗いている。
コールの殆どが、ベッドから上手く立てないとか、転びそうになったとか、上手くパンツ・ズボン下・パジャマの3点が降ろせない、上げられないなどの理由のコールなのである。
私も60歳代に入って、夜中にトイレに起きる頻度が増えてきて、100歳の男がどの程度頻尿になるのかは想像がつく。以前は尿瓶が使えたが、今はそれを自分で使うことも出来ない。もちろん、リハビリ・パンツをはかせており、尿パッドも夜間用のものを使わせている。
でも、ある面、頭はしっかりしているので、必ずベッド脇の椅子式携帯トイレでしまつしようとする、紙オムツの中にもらすことを嫌がる。その想いが、半身不随でありながら、今でも自立して用をたせるベースになっているのであろうが・・・。
自分でやるにはますます時間がかかるようになっているのは、理解するし、だから周りに居る家人に手伝ってもらいたくなってチャイムを押したくなるのも、判らないではない。
でも、である。
のべつまくなく起される身は堪らない!
完全に寝不足である。
ソファにはシュラフが常備され、ちょっとの時間でも腰まで足を突っ込んで眠れるようになっている。
しかし、あらゆる雑用が、容赦なく、眠りを叩き起こす。
あっちは、昼間、四六時中、寝るのが仕事のような日々。少々時間が掛かろうが、トイレに座って、こっくりやろうが、暖房は充分聞いている部屋だ、尻を出してる時間が長くても、風邪を引くような温度にはなってない。
でも、こっちは、そうは行かないのだ!
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