ペルー・アンデスの旅:ワイワッシュ山群一周の旅ーその7第7日目 2014/6/17
今日の行程は、ワナック谷のキャンプ・サイトからこの周回トレの中の唯一のまとまった集落、ワイラパ(標高3490m)まで下って、今度は方向を北に向けて、ワナティアク谷を標高4300mのワチアックのキャンプ・サイトまで上り返すタフな行程である。
5:30 起床、6:15 朝食、6:45 出発
滝が見えるとこに出て、ワイラパ集落が見下ろせる高台に出た後、ギヨさんが10m以上離れてついてくるように、とアドバイス。
すぐにその理由が判った。
ぱぁ、ぱぁ、ぱぁと埃が舞い立つのである。
その埃、ロバ糞、牛糞、馬糞などが入り混じった繊維質豊富な物体が粉砕されて微粒子になったような埃。
谷の下から吹き上げて来る風に乗って巻き上がって来る。
口を噤んだままくだるから、息が苦しい。
深呼吸したいが、馬糞の埃を吸うのが怖いから適当に息するからつらいのだ。
我々はワナック谷の左岸の道を取って下ったが、後から来たイスラエル・パーティのガイドは、この馬糞の埃を嫌ったのか、右岸の踏み跡をそのまま下って来たようだ。
山頭火じゃないが、
「今日も一日馬糞を歩いて来た」、
「分け入っても分け入っても牛糞の道」
我々が谷底に降りてから遥か上を見上げると、踏跡の薄い急斜面で行き詰っているパーティが見えていた、イスラエル・パーティのようだ。
ガイド役が何とかルートを見付けながら下って来ていたが、後続のメンバーは下るのを躊躇している。
ギヨは、あんなルートを取るなんて「ステュピッド!」
ワイラパ集落の入り口にある関所でストップ。
扉に錠がしてあるのだ。
ちょっと前、イスラエル・パーティのロバ隊が先行したのに。
鍵を持った管理人が用足しにでも行っちゃったのかなぁ・・・。
その間に、一足先にシリロさんが集落に行って、足りないものの購入と、事務所への連絡を、と石垣をひょいと越えて行っちゃった。でも、先刻、ビール仕入れのお金は託してあるから大丈夫。
管理人が現れて、鍵を外し、無事通過。
標高3400mの集落まで降りることなく、と言っても高度3500mちょいで、トラバースしているだけだど・・・。
沢を渡ると道は、急に北に向きを変えて、ワリアック谷を遡り始めた。
急登りが終わった辺りで私は、タクシーに乗馬。
何回目かの乗馬で、もうベテランだよ。
ね、馬の上でデジカメのシャッターも押せるよ。
岩に書かれた落書き。
「el Amor なんてら・・・」と書かれているのは判る。
雪の山は未だ見えて来ない。
まだまだ、高度を稼がねばならないってこった・・・。
ランチ・タイムでタクシー交代。
ワイラッパのサイトに着いた!
14:00 着。
遥か遠くに、明日登るデイアブロ・ムドの山容が見えている。
他のパーティは、ワイラパの集落で泊まるのか、切り上げたのか。
このサイトには、後から遅れて上がって来たスペインからの若者2人のパーティだけだった。
あの懸垂氷河、やばいぜ。
いったい、ルートはどう取るんだ・・・。
そんな我々の心配が聞えたのか、着いて一休みすると、ギヨさんは「ちょっとルート偵察にあの稜線のうえまで行って来る」と言い残して、空身で丘を登って行った。
帰って来たのは2時間半後だった。
戻るなり、「大丈夫、OKよ!」と、ギヨさんは説明してくれた;
画面左下の岩の縁の雪面を斜め右上に登って、途中から逆「く」の字に左に折れて、一段雪壁を登り越えて、左岩棚の下に出る。そこから更に左上に雪壁をトラバースしてクレバス帯を抜けるようである。
アップした解像度の低い画像では無理だが、オリジナルの画像で拡大してみると、微かにトレースが見てとれた。
ロバ使いのアディさん。
ミツコーチャ湖のサイトでは、雷鳴でロバ達が逃走して、翌朝集めるのに苦労していたっけ・・・。 とんでもない方向に行っていたらしく、他のロバ使いが教えてくれたらしい。
夕映えのディアブロ・ムド。
明日は、午前1時起床。
(続く)
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ペルー・アンデスの旅:ワイワッシュ山群一周の旅ーその6第6日目 2014/6/16、今日の行程は、5つの峰からなるカヨック(最高峰、5652m)を東側から西側へ、ぐるっと半周するコースで、その半円を描く中ほどにプンタ・カヨック(4950m)が控えている。
峠を越えれば、後はワナック・パタイ谷に沿って約4200mの高度まで下って今日のテントサイト、ワナックである。
5:30 起床、6:15 朝食、7:00 出発。
快晴です。
カヨックをぐるっと半周するんですから、カヨックの峰々の七変化が堪能できます。
下を通り過ぎるまで、落ちて来ないでよ、頼むから・・・。
花の名を聞いたけど、メモ忘れて・・・。
覚えられる訳ない・・・、数字の1〜5 チンコでストップ、8 オイチョで・・・、なんだから。
峠にやって来ました。
ギヨさんがしきりに遠くの稜線上を気にしています。
野生のビクーニャが居ると言うのです。
峠の直下は結構急坂のガレた場所で、足元を気にしながら稜線を見上げるのも難儀です。
見上げると、高いなぁ〜!
首が痛くなるなぁ〜・・・。
文句なく、素晴らしいでしょ!
西側に回り込むと、すぱっと切れ落ちているんですよね。
上の画像の丁度右端のくびれ部分が越えて来た峠です。
私は峠まで楽しみましたので、下りは近藤さん、「This is my turn.」
カヨックがどんどん小さくなります。
広大ですよねぇ〜・・・。
着きました、今日のテントサイト、ワナック(標高約4200m)です。
サイト着 13:55分。
天気が良かったので、写真撮影に忙しい1日でした。
残照のカヨック峰。
順調に来ているなぁ〜。
(続く) |
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