サントリー天然水工場(白州)との井戸水問題・他:白州の森

白州の森が綴る、「サントリー白州工場との井戸水問題」等の「森からの便り」

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ペルー・アンデスの旅:ワイワッシュ山群一周の旅ーその8

 
第8日目 2014/6/18 1:00 起床、1:30 朝食、2:05 出発
 
ディアブロ・ムド峰(5350m)にアタックする。
 
こんな朝早く、と言うか夜半に起きて、歩き出すのは、ネパール・ヒマラヤのメラ・ピークの時すらなかった、アイガーの時も、シャモニー・モンブランでプラン針峰縦走の時も、早いことは早かったが、夜半出発は初めてである。
 
流石に昨夜は緊張気味で、いつものように夕食後に睡眠導入剤を半錠飲んだが、寝付かれないで更に半錠飲んだ。その影響が残っていて、しゃきっとしない。
必要最低限の物だけアタックザックに入れて、テルモスの湯もCAMELBAKの水筒に入れ替えて、重量を軽くした。
昨夜寝る前に入念に装備をチェック、只旧式の重いキャノン・キス一眼レフはどうしようか迷ったが、携行することに腹を括った。
 
トーチ(ヘッドランプのことをギヨさんはトーチと呼んでいた)を灯して、昨夕しっかりと頭に入れた丘の急斜面を、黙々と前を行くギヨさんの足を追った。
 
約3時間、只ひたすら前の足を追いかけた。
 
途中で、暗闇を流れる風に乗って話し声が近づいてくるのが判った。
スペイン・パーティが近づいて来たのだ。
だが、その話し声もいつしか聞こえなくなった。
ヘッドランプの光も見えなくなってしまった。
休憩時に「後続のパーティが見えなくなったようだね?」と。
 
ギヨさんは、昨日偵察に上がってるからルートを外すことは考えられない。
案の定、彼らは一つ先の尾根(というには小さな尾根だが)の裏側を登っているようだ。
 
ギヨがスペイン語で「ルートはこっちだぞ!」と叫んだ。
ま、いずれにしろ、昨夕下から見上げた雪のない前山の稜線の何処かに登り上がるのだから、大差はないようである。
 
約3時間、稜線の一角に登り上がると、スエロコーチャ(標高4625m)など大小4、5個の氷河湖の脇を通過した。池の水面はすっかり凍っている。
中でも大きな二つ湖の間を抜けて、モレーンは急登になって来た。
 
空が白み始めた頃、氷河の末端に辿り着いた。
クランポン装着、ハーネス装着、ザイルを結ぶ。
高度は4900mを越えていた。
氷河の一段目の上に登り上がる。
 
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先ほど通過した氷河湖が、もうあんなに低くなっていた。
 
トップはギヨ・ガイド、ミッテルに私、ラストが近藤さんの順で登り続けた。
 
 
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気温は氷点下数度。
私の水筒の吸い口はすっかり氷り付いて、水が上がって来ない。
紙パックのジュースを飲んだ。
 
 
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早く、陽が差さないか、と祈る気持ち。
 
 
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朝日が当たり始めた。
東の方向がアンコカンチャ(5450m)
 
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下からも目印になった大岩の脇まで上り上がって来た。
あの懸垂氷河の下からは抜け出した。
雪崩があったらひとたまりもないから・・・。
 
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ギヨさんが、緩んだクランポンのバンドを締め直した。
私もバンドの余った部分がほどけかかっていたので、再度捲き直した。
 
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この大岩が下から良く見えていたのだ。
 
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スペイン・パーティが先行したのは、この辺りではなかったか・・・、記憶は定かではない。
 
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一段登ると、更に先にもう一段。
 
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更にもう一段、と何回繰り返したことだろう。
 
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先行していたスペインの若者二人が下って来て、この上が山頂だ、とギヨさんと言葉を交わしていた。
70歳を越えるジジイ・パーティと知った彼らは、驚いていたと言う。
彼らは下って行った。
 
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わずかに彼らのトレースが雪面に残っていた。
次の高見が本当に山頂なのだ。
 
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着いた!!!
 
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9:50分着。
7時間45分の挑戦でした。
 
 
 
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(右下に見えているのがワクリッシュ湖)
 
代わりばんこに雄たけびを上げた!
 
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私は、続けて。
 
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ワクリッシュ(5622m)?
 
 
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こっちがアンコカンチャ(5370m)?
 
10:10分 下山開始。
逆側のワクリッシュ湖に下らなければならない。
 
山頂を通り越して、北側の雪田の外れでクランポンを外し、ワクリッシュ湖側に派生している支稜の一つをギヨさんが目を付け、これならクライム・ダウンできると判断して、近藤さん、私、ギヨさんの順で、スタカットでクライム・ダウンを開始した。
標高約4936mのワクリッシュ湖まで約400mの下降をしなければならない。
脆い岩で、十分注意しながら、怪しい岩は、予め落とし、蹴飛ばして、かなり緊張しながら約100mは下降。
その後、ガレのルンゼに降りた方が早いと見たギヨさんの指示で、劔の池ノ谷ガリー状の流れるガレ石の中を、落石を起こさないよう細心の注意を払いながら一人ずつ行動しながら下っていった。
 
アドレナリン一杯のクライム・ダウンで、ワクリッシュ湖畔に辿り着いたときは喉がカラカラであった。
 
  
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流石に疲れたよ、って感じ!
人気のない氷河湖は流石に綺麗。
 
スペイン・パーティは、山頂から登って来た道を少し引き返し、最低鞍部から、ワクリッシュ湖畔に降りたのを、途中から近藤さんは見ていたようだ、私は気づかなかったが。
 
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沢山のトゥルーチャ(trucha)が釣れると言う、ヨワコーチャ湖畔のインカワインのキャンプ・サイトに着いたのは、16:50分であった。
 
行動時間14時間45分の一日であった。
 
本当に、良く歩いた!
 
(続く)

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