サントリー天然水工場(白州)との井戸水問題・他:白州の森

白州の森が綴る、「サントリー白州工場との井戸水問題」等の「森からの便り」

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ペルー・アンデスの旅:ワイワッシュ山群一周の旅ーその10

 
第10日目(最終日) 2014/6/20 起床 5:00、朝食 5:45、出発 6:15 
 
このトレッキングの最終日だ。
天気、良し。
名残惜しいが、去る日が来た。
最後の峠、マンカン・プンタ峠(4580m)を越えてポクパ集落に下る。そこが今回のワイワッシュ山群一周の旅の終着点。
キャンプサイトの標高が4050mだから、約500mの登り。
 
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登り上がるに連れて、昨日前山に隠れて見えなかったロンドイ(5870m)やイエルパハ(6617m)が頭を出して来た。
 
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マンカン峠では更に良く見えた。
我々が挑戦したディアブロ・ムドが画面に収まらなかったのは残念だった。
「ギヨさんが、これで見納めだよ」
 
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じゃんけんで負けた私のタクシー利用は、今日は後半の下り坂であった。
 
鋭い棘を沢山付けたサボテン科の植物が生えた山腹を蛇行しながらポクパへの道は続いていた。
 
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はるか下に、この旅の終着点、ポクパの集落が見えて来た。
 
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11:00 馬に乗ってポクパ着
11:30 近藤さん、ギヨさん着
 
素晴らしい10日間の山旅でした!
 
ロバ方のアジェさんとはここでお別れです。
マルコさんが、また車で迎えに来てくれました。
 
14:30 ワラス、Andeles Inn 着
 
(続く)

ペルー・アンデスの旅:ワイワッシュ山群一周の旅ーその9

 
昨夕、くたくたになってこのヤワコーチャ湖畔(インカワイン)のサイトに到着したのが16:50分であった。
 
シリロさん、アジェさんが満面の笑みで迎えてくれた。
そしてガイドのギヨさんと改めてがっしりと手を握り合った。
 
ヤワコーチャ湖と、その上流のソルテラコーチャ湖と、二連の湖の奥には、この山群の主だった山々が連なっていた。
 
 
左手前の尾根に隠れてニナシャンカこそ見えないが、ロンドイ(5870m)、ミツラフ(5750m)、イリシャンカ(6094m)、イエルパハ・チコ(6089m)、そしてイエルパハ(6617m)が屏風のように連なっていた。
 
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そう、この旅の3日目、カルワク峠で見損なった山々を、今、裏側(西)からみているのだ。あの日生憎の天気模様で、東からの眺望は碌に得られなかったが、その真逆からその山々を見ているのだ。
 
シリロさんがワイラパの集落で手に入れて来た缶ビールで、ディアブロ・ムドの登頂を祝った。
 
真西を向いている山々は、この旅のフィナーレに相応しい茜色に染まって、我々オジン部隊の登頂を祝してくれた。
 
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その晩は、緊張から解放され、もう睡眠導入剤を飲む必要はなかった。
 
「明日はレスト日です。朝の起床は、何時でも良いけど、朝食は取りあえず8:30からとしておこう」と、ギヨさんは告げた。
 
標高4050mのこのサイトでも、缶ビールの酔いは、早めに回った。
 
 
第9日目 2014/6/19 レスト日:ヤワコーチャ湖畔(インカワイン)のキャンプ・サイト
 
熟睡できた朝の目覚めは早い。
もうすっかり明るくなった頃には、二人共夫々のテントの中でごそごそしていた。
外に出てみれば、草原の中にテーブルが置かれ、テーブル・クロスの上にはナフキンとホーク、スプーンが揃えられ、雄大な景色の中でのブレックファーストが準備されていた。
 
今日、一日は、全員自由時間。
 
 
朝食の片づけを終えると、シリロさんとアジェさんは、いそいそと支度を始めた。
昨日のうちにサイトを引き上げる他のパーティの仲間から長い棒切れ(2mばかりの)をもらっていたらしい。それに持参したみち糸を結び、ガン玉をつけて、釣り針を結び付けていた。
こんな仕掛けで本当に釣れるのかいな・・・。
訝しがる二人をしり目に、湖に流れ込む小さな流れのポイントに餌を付けた針を投げ入れる。
アジェさんなんかは、棒切れも使わないで、糸の先に針を結んで、どこから手に入れて来たか知らないが、イクラのような卵を刺して、湖面に投げ入れる。
ぱっと、しゃくりあげたかと思うと、糸の先でトゥルーチャ(trucha)が踊っている。
 
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あらら、なかなかやるもんだね。
中にはこんな30cmクラスのいい形もあった。
ちょっと黒味がかった丸い斑紋が明瞭に見えてる奴もいた。
鱒と言うか、日本の山女魚に近いのかな・・・。
 
 
シリロさんなんかは、47歳の子持ちのおっさんであるが、嬉々として釣りに興じているのである。前からこのサイトに着くのを待ちかねていたかのように。
膝まで、ズボンの裾をたくし上げ、ゴム草履で葦の中まで踏み込んで、一心不乱に棒切れの竿(?)を差し出しているのが、遠目からでも判った。
 
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彼らはポイントからポイントを求めて、湖の先へずんずん進んでいく。
 
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ずんずん進んで、湖の最奥の方までいくつもりかなぁ・・・。
 
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ギャラリーは、付いていくのは諦め途中から引き返す。
 
 
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結局、彼らは、2時間半ほどかけて、周囲6〜7Kmあるヤワコーチャ湖をぐるっと一周して、ビニール袋一杯のトゥルーチャ(trucha)を釣って戻って来た。
 
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最終的な釣果は12,3匹。
 
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さばいて内臓を取り出せば、イクラのような卵を抱いた奴もいた。
 
ランチの下ごしらえを始めた二人に代わってギヨさんが近くの流れに棒切れを差し出すが、そうは問屋が卸さないのが釣りの面白さ、かな・・・、手慣れたシリロさんやアジェさんのようにはいかないらしい。
 
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そのうち草原のランチ・レストランがオープンし、もちろんテーブルに並んでいたのはトゥルーチャ(trucha)のフリット。
 
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こんな雄大な景色を借景にしたレストランがあるだろうか!
今しがた釣り上げた新鮮なトゥルーチャ(trucha:鱒)のフライ。
わが生涯で、最高のランチではないか!!!
 
その後は、もちろん祝杯ビール!
 
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ほろ酔い気分で、見上げる青空には、コンドルが、弧を描き、
 
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「あぁ、何という素晴らしき空間、至福の時間よ!」と、熱に浮かされた私は天を仰ぐ。
 
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流れるそよ風が小鳥のさえずりを運び、時折響く轟音が雪崩の起きたことを知らせる。
 
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流れの対岸では去りゆくパーティのロバ隊が。
 
 
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そして、今日もこともなく暮れて行く。
 
 
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宵の明星が、シルエットになったイリシャンカの上で、輝きを増す。
 
 
明日は、最終日、マンカン峠(4272m)を越えて、最終地、ポクパ(3470m)集落に降りる。
 
(続く)

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