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2012/12/11〜12/20 山ノ神のお供をして、彼女のまだ訪れたことのなかったイベリア半島、スペイン・ポルトガルへのJTBが企画したツアー旅行であった。 山歩きでもない、そしてあまり乗り気になれないツアー旅行に同行する気になったのは、親父が他界した後の最初の海外旅行の呼びかけであり、 「イベリア半島だけど、一緒に行く?」 「うん、イベリア半島なら行ってもいいよ」 若い頃、一時、スペイン旅行の紀行文に魅かれた時期があった。 覚えている方は覚えているでしょうが、ちょっと特異な存在感を示していた俳優、"天本英世"。 「あぁ、そう、仮面ライダーの死神博士だよ!」って言える人は、かなりの通だ。 東大を中退して俳優座に入り、後、高峰秀子主演の「二十四の瞳」の大石先生の夫役を演じていたらしい(らしというのは、小学校時代の映画鑑賞会で見に行った記憶が鮮明に残っているが、天本英世が大石先生の夫役で出ていたことは、ずっとあとになって知ったから)。 彼は、フラメンコを愛し、ロルカの詩をよく暗唱した。 ラジカルな考えを持つ人で、スペイン内戦下、命を落とした詩人、フェデリコ・ガルシカ・ロルカの詩をこよなく愛した。 そんな彼だったからイベリア半島、スペインに魅せられて何度も、毎年のようにその地を訪れ、それを紀行文にした、「スペイン巡礼」と言う本だった。そして死後、彼の遺灰はスペイン・アンダルシア州のグアダルキビール川源流近くに散撒された。 私は、その「スペイン巡礼」を読んで以来、イベリア半島に興味を持ち、他の幾冊かの紀行文にも目を通し、小海永二著「ガルシーア・ロルカ評伝」等も読んでみたりした。 そんな経緯もあって「うん、イベリア半島なら行ってもいいよ」になった次第である。 前置きが長くなったが、この旅で私が一番印象強く感じたのは、ガウディのサクラダ・ファミリアやアルハンブラ宮殿や、フラメンコではなかった。 今回の旅の後半、ポルトガルのリスボンの最初の晩、訪れた「O FORCADO」というレストランで聴いたFadoであった。 [注:画像のタイム・スタンプには8時間の時差があります] アマリア・ロドリゲスの歌で大ヒットした曲、「ホルトガルの春」(Coimbra:Avril au Portugal)を歌うコインブラ大学医学部出身の歌い手、Frederico Vinagreは、コインブラ大学の象徴である黒マントを着て登場した。 マントを着ているのがFrederico Vinagreです。 ポルトガル・ギター(左)を弾くのは、Filipe Lucas。 ポルトガル・ギターを弾くFilipe Lucas。 ブログ友の横浜ヒマ吉さんからのコメントで思い出しましたが、天本英世の「スペイン巡礼」を読み終えた後、他の本も読みたくなり幾冊かのエッセイを読みましたが、その中に堀田善衛の「オリーブの樹の陰で」(スペイン滞在430日)と言う本があり、当時それらを読みながら、リタイアしたら数年、スペインか、ポルトガルに住んでみるのも悪くないな、なんて、山ノ神と茶話ししたことを思い出しました。 「O FORCADO」のパンフレット、表。 「O FORCADO」のパンフレット、裏。 歌い手、Frederico VinagreのCD、表。 Frederico VinagreのCD、裏。 ギタリストのFilipe LucasのCD、裏。 ギタリストのFilipe LucasのCD,表。 http://www.youtube.com/watch?v=Buf4ypbWCpw
アマリア・ロドリゲス:コインブラ http://www.youtube.com/watch?v=WRbJTUr3j0M デュオ |
ポルトガル/スペイン
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