パタゴニア・キングサーモン釣行 & トレッキング - その52017年3月6日(月) 釣り2日目 フルデー・フッシング
午前7時半に朝食を済ませ、準備ができたところで、ランクルに乗り込み、
ホエール・ロックに向かう。
ほんのワンキャストだけ、ピイルソン湖(アニタ湖)に向かう前にホエール・ロックでトライする。
ホエール・ロックでトライする筆者。
ほんの10分間ほどのトライで、昨日のアニタ湖へ向かう。
今日も、もちろん1時間半のウェダーを付けての歩き。
最初のヒットは、今朝もUさんに。
世界の川を渡り歩く、矢張りセミ・プロはちがう。
胴回り75cmのQueen(雌)。
相方のKさんに二匹目のヒット。
ゆっくりリリース。
昼食のサンドイッチをほおばる。
今朝の食いは今一だったので、ほんの少し場所を移動。
Ucさんにヒット。
これはレイク・トラウト?
Uさんヒット。
今日の夕方は、二手に分かれて、一組はこのままピアソン湖(アニタ湖)で、私、KさんにUさんの三人は、ピアソン湖(アニタ湖)を早めに切り上げて、カテリーナ川沿いを下りながらポイントでポイントでロッドを振りながら帰路に着くと言う。
川への流れ込みで、Uさんがヒット。
しかし、急な流れに魚が勢い良く下流に走り、ラインが伸びすぎて、途中で岩に擦れたのだろうか、ラインを切られてしまった。
その下のポイントに来たら、未だ坊主だった私にガイドが「あのポンとに魚がいるから、お前が投げろ」と。
彼らは偏向サングラスを着けているので魚の存在が見えているらしい。
私には、見えないから半信半疑でルアーを指さすポイントに投げ入れるがなかなかヒットしない。
ガイドは、「追ってる、追ってる!」と叫ぶが、見えない。
何回かのキャストの後、ガツンと来た!
やった!
身体が持って行かれるような猛烈な引きだ!
足場の良い草地に上がってリールを巻くが、引きと流れが加わって、ラインが出ていく。
負けじとロッドを立て、降ろし際にリールを捲き上げる。
相手も負けじと走る。
その繰り返しを約10分。
十分岸に近づいて来たのでそのまま後ずさりする。
ガイドのタモの中に入った。
尾の根元を掴めというが、太すぎて私の手ではつかめない。
魚は、タモ網の上で、バタバタ大暴れ。
You Tube動画;
幸い草の上なので暴れてもそんなには傷つけることはない。
尻尾を押さえつけて、背を立てろ、と指示が飛ぶ。
う〜ん、でかいよ!
とっても抱えられる大きさではないよ!
私の初ヒットで、初キャッチ。
私だけがロッドを振らせてもらったのだから、同行の皆さんに釣らせてもらったようなもの。
感謝一杯。
胴回りは69cm、長さは119cm、重量に換算すると44ポンドであった。
次は、もっと大きいのを、と夢は膨らむ・・・。
すっかり陽は落ちて、薄暮の中を、ホエール・ロックに向かって帰路に着いた。
(その6に続く)
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パタゴニア釣行&トレッキング
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パタゴニア・キングサーモン釣行 & トレッキング - その42017年3月5日(日) 午後
素敵なレストランでの昼食(バイキング・スタイル)後、早速ハーフ・デーのフッシング。
各自あてがわれたコテージに戻り、釣り支度。
ウェダーは出かける前から着て行くのかなぁ・・・。
集合場所まで抱えて行ったら、ガイドが「ここで、着て下さい」
改造ランクルに乗り込んで、国立公園の敷地内の前迄、30分程度。
その場所は、アルヘンティーノ湖に注いでいるカテリーナ川の畔、ホイール・ロックと呼ばれている、丁度クジラの背中が水面から飛び出しているような形をした大きな、細長い岩の浮かぶ場所だった。
備考:ここCristinaフッシング・ベースの釣行システムは、第一日目ハーフデー、第二日目フルデー、第三日目フルデー、第四日目ハーフデーの4日行程で組まれている。コテージの収容人員が10名内外。今回は、釣りガイド2名+日本人7名での釣行。
このシフトで約2か月の間、釣り客を受け入れていると。
私達のちょっと前には、プロ級アングラー・沖山朝俊さんがTBSのテレビ撮影クルーと共に入っていたようだ。8月17日放映の「釣り百景」で流されるとか。
ちなみに釣りガイドは、ブエノスアイレス在住の背の高いのっぽのトーマス、それにクリス。
沖山朝俊さんCATCH RECORDS。
70ポンド級を含め、可なりの本数を上げているのが判る。
そこから先は、国立公園区域内なので車は入れない、上流にあるピルソン湖(アニタ湖=Lago Pearson o Anita )まではウェダーを着たままロッドを片手に、川に沿った原野・荒野を歩く。
「どの位、歩くのですか?」
「30分から1時間程度」
行く手に氷河が造ったモレーン状の丘の続いてるのが見えて来た。
目的のピルソン・アニタ湖畔に着くには、1時間半は、歩いたよ。
流れ出し付近が見えて来て、まだ着かないの?
なんて、ぶつぶつ・・・。
これで理解できた、何でホース・ライド料金(US$60/day)がオプションで加えられていたかを。高齢者にとっては、この距離は、結構堪えるからだ。
でも、我々の同行仲間は若いし、我々75歳組二人も、山歩きで十分鍛えているから。
もう、そこだよ、の声に、励まされる。
ウェダーを着ての長い歩きは初めてだったので、疲れた!
最初のヒットは、Uさんに来た!
ガイドのクリスが大きなタモを持って水の中に。
優に1メーターは越えている!
メジャーを当てて長さと、胴回りを計る。
魚が大きいため重量は、胴回りの太さから、経験則で割り出すらしい。
106cmx63cm、34ポンドのQueen(雌)。
Nさんが、ヒット!
これは大きかった!
ガイド二人、トーマス、クリスがヘルプに参加。
ロッドが折れんばかりの引きであった。
ロッジに戻ってから、宿備え付けの「CATCH RECORDS簿」を確認したら130cmx77cm、60ポンドとガイドの証明書きが。
1ポンド=453gだから、27kgのKing(雄)。
二人がかりになるのも無理からぬこと。
ここのルールは、キャッチ・アンド・リリース。
魚を傷めないように扱い、ぶら下げて重量をはかることもしない。
胴回りの太さから、ルールで決められた計算式から、重量を割り出す。
計測中もできるだけ魚の頭は水に浸けておくように扱っていた。
その後、水に入れてやって、ゆっくりリリース。
湖の奥には、パタゴニア氷床・ウプサラ氷河を造り出している万年雪を被った山々が連なっている。
最高のロケーション!!!
6名の参加者が、思い思いの場所でルアーを投げている。
ヒットすれば、取り上げる迄、魚とのファイトで10分やそこらはかかる。
ガイドは、飛び石伝いに駆けよって、その度にヘルプする。
大忙しである。
Uさん3匹目だったかな・・・。
これまたかなり大きな奴だった。
続いて相方のKさん。
綺麗な婚姻色のKing(雄)だ!
YouTube動画:
やったじゃん!!!
メーター超え!
これで、カムチャッカ半島以来言い続けて来たメーター超えキング・サーモンを物にした!
Ucさんにもヒット!
あ〜あ、私だけが今日は、坊主!
何度か当たりはあったが、フック・オンせず、投げても投げても・・・。
こんな時もあるさ・・・。
夕食は、何種類のメニューの中から好きなものをチョイスする形になっている。
サラダとステーキをチョイス、最後にデザート。
アルゼンチン牛は、美味しかった! でも、日本人のお腹には量が多すぎた。
ワインは、皆でシェア。
(その5に続く)
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パタゴニア・キングサーモン釣行 & トレッキング - その32017/3/5(日)
早朝、薄暗い中を、波止場に向かうシャトルバスに乗り込む。
氷河クルーズ船の発着場に向かう。
この船に乗る。
割り振られた席は、2階の操舵席の後方。
離岸する。
太陽が昇って来た。
デッキに出て、記念撮影。
Big Trout 社の添乗員(彼も若いアングラー)が撮ってくれた。
船上から遠望するパタゴニアの山々。
クルーズ船は、アルヘンティーノ湖の最奥にあるウプサラ氷河観光をしながら、湖を一周する観光船。
途中立ち寄る入江で下船する予定。
その奥にフッシング・ベース、Cristinaがある。
相方のKさんと、氷山をバックに。
アルヘンティーノ湖の氷河クルーズ船。
ウプサラ氷河の末端まで進むと、崩壊した氷河が氷山となって湖に漂っている。
陽が当たる青と、陰になった青とが幻想的なコントラスト。
ひとしきり、漂う氷山を鑑賞して、クルーズ船は船首を返し、大きな半島の岬の先端を回り込み狭い水道に入る。
その先でその水道・入江は広がり、その奥には雪を纏った山々が遠望できる。
入江の奥の船着き場で我々だけが下船した。
下船。
船着き場で。
迎えのランクルに乗り込み、1kmばかり奥にある林の中のフイッシング・ベース、Cristinaに向かった。
黄緑の屋根の建物がベースになる施設。
Cristina・フイッシング・ベース。
この建物は、レストラン兼談話室。
何十年か前に、初めてこの地を開拓した創始者の植えたセコイアの林がこの建物を守るかのように育っていた。
レストラン兼談話室。
バーもある。
昼食を、レストラン・ホールで済ませ、セコイアの林を抜けて、別棟のゲストハウス(コテージ)に移動。
綺麗なセコイアの林。
ゲスト・コテージは2棟あった。
ランドリー・サービスの料金表。
単位は、アルゼンチン・ペソ(1ARP=約¥6円)
(その4へ)
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パタゴニア・キングサーモン釣行 & トレッキング - その2南米大陸の最も先端に近い地方、パタゴニア。
風の台地、パタゴニア。
岳人憧れのパイネ、ラス・トレス、そしてフィッツロイ。
ボリビアからペルーに連なる長いアンデス山脈はチリに入ってパタゴニア、フエゴ島そしてマゼラン海峡に行き着く。
山を歩く岳人にとって一度は歩いてみたい場所だ。
(アルヘンティノ湖。黄色の丸印が、フイッシング・サイト、その上部・北側にある小さな湖がピルソン湖(アニタ湖=Lago Pearson o Anita ))
1971年に、かの高名なワルテル・ボナッティは、水平指向の新しい冒険の旅を、このパタゴニアの台地に求めた。
今回の目的地、アルヘンティノ湖の北東にあるピエドマ湖から発するラ・レオーナ川を下り、アルヘンティノ湖に出て、カラファテから大西洋に向かって流れ出るサンタ・クルツ川を延々と下って、大西洋岸の都市、サンタ・クルツの町まで数ヶ月のボートの冒険旅を行い、本にしている。
このサンタ・クルツ川、1834年には、若き博物学者チャールズ・ダーウィンがビーグル号の乗員と共にボートで探検の遡上を行い、河口から140マイルの処で断念している。
そもそもパタゴニアの地名の由来は、マゼラン海峡を発見したマゼランが、この付近に住む先住民を「パタゴン(大足の人の意)」と称したことによると言われている。
また、我々の世代には記憶にある映画、「明日に向かって撃て」で描かれた銀行強盗団、ブッチ・キャシディ、サンダンス・キッド一味がピンカートン探偵団の執拗な追跡から身を隠すため、ニューヨークからこのパタゴニア地方に潜入し、潜んでいた場所でもあるが、この地でも銀行強盗の誘惑に負け、荒稼ぎを実行して、その存在がバレ、ついにはボリビアだったかウルグァイだったかで、壮絶な最期を遂げる実話。
潜んでいたのは、エル・カラファテからちょっと離れた町だったようだ。
そのことは、イギリスの紀行作家、ブルース・チャトウィンの「パタゴニア」で触れられている。
憧れの地、パタゴニア、どのようなところでしょうか・・・。
2017/3/3の行程:羽田〜フランクフルト〜ブエノスアイレス〜エル・カラファテ
羽田空港、LH717便
西回りで行くのは、私とKさんの二人。
他の釣りツアー3人は、東回りで、アメリカのトランジットで2人が加わり、5名。
ブエノスアイレスの空港で、我々と落ち合う手はずになっている。
フランクフルト空港でLH510に乗り換え、ブエノスアイレスに向かう。
東周り、アメリカン航空で来た5名と合流。
先ずは、ワインで乾杯!
ブエノスアイレス空港から、国内便の空港、ホルヘニューベリー空港に向かう。
全員揃って乾杯!
私とKさんを除いて、他の方々は、世界の海、川を渡り歩いているセミ・プロ級の腕を持ったアングラーだった。
エルカラファテ空港行きのLA4432便
待合ロビーにて
我々の搭乗するLA4432便のようだ
エルカラファテ空港内には、カヤックによる氷河ツアーの広告が。
こんな氷山が見られるのかな・・・。
エルカラファテの今晩の宿、マルコポーロスイーツ。
この宿は、エルカラファテの中心街からはちょっと離れた場所だ。
宿の外の光景。
広いなぁ〜!
朝が早いから、さっさと寝よう。
(その3へ)
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パタゴニア・キングサーモン釣行 & トレッキング2016年初夏、カムチャッカ半島のキング・サーモンで味をしめたのは、確かだ。
川が氷から解放される約半年超の間、6種類のサーモンが、少しずつ間隔をあけて、カムチャッカ半島の川に遡上し、子孫を残す営みをする。
その中で最大種のキング・サーモンが遡上するのは5月から7月上旬と言われていた。
我々がトライできたのは、ぎりぎりの7月中旬。
キングのシーズンの終わりの時期。
それでも運よく、数匹のキングをヒット、奴らのファイト振りを堪能することは、出来た。
只、残念なのは、メーター超えは、叶わなかったことだ。
そこで、メーター超のキングサーモンを狙える場所はないものかと、相方のK氏は、ネットで調べた。
「あるじゃないか!」、と勇むメールが、飛び込んできた。
アラスカ釣行を検索してたら、BIG TROUTと言う釣り専門のツアー会社がパタゴニア地方の湖でキング・サーモン・フィッシング・ロッジを利用しての釣りツアーを昨シーズンから開始した、と言う記事を見付けた。
昨年は、本当に初めてで、状況を調べる試し釣行であったが、十分な釣果があったことが画像入りで、報告されていた。
ヒットすれば、メーター超え、60〜70ポンド超えのキング・サーモンが当たり前のような画像ばかりであった。
もちろん、釣りに特化した専門ツアー企業のテスト釣行であったから、プロに近いアングラーが多数参加したようだけど。
「間違いなく、釣れる環境ですよ!」
「なんせ、パタゴニアの雪の山々に囲まれた川と湖の中での釣りですから、最高ですよ!!」
釣りは、半分素人の我々は、「ええじゃない、ええじゃない!」、と。
(キングサーモンは、アルヘンティーナ湖に注ぐ、この川(カテリーナ川)を遡った先の氷河湖、ピルソン湖(アニタ湖=Lago Pearson o Anita)へ遡上して、産卵するという)
スケジュール:
2017/3/3(金)
羽田空港15:20〜19:15フランクフルト空港 LH717便
フランクフルト空港22:05〜7:55ブエノスアイレス空港 LH510便
2017/3/4(土)
空港で、スタッフのM氏、そして東回り、アメリカ経由で来る5名と合流、計7名で、国内線空港のホルヘニューベリー空港に車で移動。
ホルヘニューベリー空港13:20〜16:45エルカラファテ空港
マルコポーロ・スイーツ・カラファテ宿泊
2017/3/5(日)
7:30 ホテルからアルヘンティーノ湖の氷河クルーズ船の発着場へシャトル・バスで移動。
8:00 氷河観光クルーズ船に乗船。ウプサラ氷河を観た後、クルーズ船はヘルミニタ半島を回り込んで、クリスティナ水道に入り、その入江の最奥の船着き場、クリスティナで我々を下ろす。
迎えのランクルに乗ってフィッシング・ロッジ、クリスティナ・ベースに入る、11:40頃、ロッジ着予定。
昼食後、ハーフ・デーのフイッシング。
フィッシング・ロッジ泊
2017/3/6(月)
フル・デー・フイッシング
フィッシング・ロッジ泊
2017/3/7(火)
フル・デー・フイッシング
フィッシング・ロッジ泊
2017/3/8(水)
ハーフデーのフイッシング
昼食後、クルーズ船+車でエル・カラファテに移動。
マルコポーロ・スイーツ・カラファテ宿泊
2017/3/9(木)
朝食後、解散。
BIG TROUT組は、ブエノスアイレスへ向かうべくカラファテ空港へ。
私とK氏は、チリにあるパイネ国立公園に向かって車で移動。
アルマガ国立公園口で、ホテル送迎車に乗り換え、
LasTorresホテル宿泊
2017/3/10(金) フランセ谷トレッキング
LasTorresホテル宿泊
2017/3/11(土) Las Torresトレッキング
LasTorresホテル宿泊
2017/3/12(日)
専用車でカラファテ空港へ移動
カラファテ空港15:20〜18:15ホルヘニューベリー空港 AR1821便
プラザ・ホテル着
アルゼンチン・タンゴ・ディナー・ショー
プラザ・ホテル泊
2017/3/13(月)
朝食後、半日、市内観光、日本語ガイド付き。
ブエノスアイレス空港17:55〜11:10フランクフルト LH511便
2017/3/14(火)
フランクフルト空港着11:10、トランジット
フランクフルト空港発17:50〜
2017/3/15(水)
13:05羽田空港着 LH716便
追伸:
飛行時間が長い西回りのルートを取ったのは、私のアメリカ・ビザが失効していて、出発前までに、東回りで経由するアメリカ新ビザの取得が可能か否かの判断が難しいためであった。
南米アンデスの、コルディリア・ブランカ山群、ワイワッシュ山群の旅の帰途、ダラス・フォートワース空港のトランジットで、私のESTAデータに問題が発見されて、数時間の押し問答の末、ビザ・データーの抹消、新ビザの取得の条件を受け入れて、トランジット入国審査OKとなる事件があって、数か月前、パタゴニア計画が降って湧いたときには、新ビザは取得していなかった。(東回りのルートは、不可能)
丁度、トランプ政権の実現が有望視されている間の取得申請で、何度もアメリカ大使館に足を運んでいたが、なかなかビザが降りずにいた。
最終的には、私の渡航歴全てに対する記録のリストに、渡航目的、法を犯す記録の有無(当然ある訳が無いが)の詳細を記したリストを提出して(英文で)、納得してもらい、ビザがおりた。
その時には、既に遅しで、西回りの航空券のチケットを手配していた。
そしてトランプ大統領は、誕生していた。
(その2へ)
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