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後期が開始になって二週間、初回の講義や、留学生相談に来る人に繰り返し話したことがあります。
人生を世界標準にしなさいということです。そのために外国に、そして異文化に触れなさいということです。
海外旅行に行く時に、日本でしか使えない電化製品って使い物になりませんね。携帯電話でも然りです。国際対応というか、世界標準の方が良いに決まっていますね。人生もそうしませんかということです。
例えば繰り返して話したトピックですが、自動車の教習所があります。学生たちにしてみれば、いつ免許を取るかは大きな問題で、車に興味津々な人も多いでしょう。
でも「教習所などというものがあるのは、日本くらいのものです」と学生に話すと、皆、口をポカーンと開けた表情になります。日本のような教習所は、アメリカにはありません。ヨーロッパにもありません。もちろんアフリカにありません。タイにも無かったです。
若者は、貴重な一ヶ月以上の時間と20万円を超える費用を免許所得にかけます。でもひとたび外国、異文化を知ったらどうなるでしょう。アメリカでは運転免許など、10代でも老人でも取れるような、ごく簡単な仕組みになっています。私も二十歳代前半の頃、アメリカで免許を取りました。当時、3ドル25セントでした。当時のレートで約千円でした。
そういう事実を知ると、選択の余地が広がります。それが国際化することのメリットなのです。
学生の皆に国際化して世界で仕事をしなさいとか、外国に進出しなさいと言っているわけではないのです。世界を念頭においている人は、初めから世界を意識しています。でも日本で普通に暮らす人こそ、国際化するなら、より賢く、逞しく、かつしなやかに生きれるのです。それが下流に落ちないための近道かも知れないし。
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