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ひだまり山荘の荻原です。
 
日本山岳耐久レース(ハセツネ)、
午後1時スタート。
 
出走者は2,579人
 
雲ひとつない、いい天気でした。
 
去年と同じく、
ひだまり山荘からは飯能店の中村と2人での参加です。
 
今回は日の出前に帰って来よう
と誓い合ってのスタートでした。
 
そのために準備をしたつもりでしたが
明暗を分けました。
 
中村は彼のブログの通りすばらしいランでした。
 
僕はといえばスタートのオーバーペースで崩れ、
日の出前どころか、去年の2時間30分遅れの完走となりました。
 
以下、長文ですがお付き合い下さい。

1時スタート。さあ今年も長い旅の始まりです。
沿道での心強い仲間の応援に手を振り、勢いよく飛び出しました。
苦手な登りのロードもグングン登っていけます。
 
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入山峠(7km地点)の大渋滞 (撮影:石田高広)
 
渋滞にはまりながらも、5㌔を53分で通過。
予想以上の好タイムでこの調子なら第一関門は
4時間台の前半です。
先が楽しみでしたが、
7㌔過ぎでふくらはぎが2度ツリそうになり、嫌な予感がしました。
次の5㌔区間は1時間17分とペースが落ちましたが、
まだ第一関門は5時間台前半では
行けると思っていました。
 
しかし、12㌔ぐらいで突然足が動かなくなりました。
次々に抜かれて行きます。
 
20㌔手前の熊倉山の山頂だったでしょうか、
きれいな夕暮れ、富士山が良く見えます。
 
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ボーとしてベンチに腰掛けて、
おにぎりを食べ水を飲んでいると、中村が現れました。
少し会話をしたあと中村を見送りました。
 
このあとの、1㌔、2㌔が長いこと長いこと。
5㌔ごとに表示があるのですが、とてつもなく長く、
あと50㌔以上もあるのかと…。
 
この時点でもう無理と思いました。
調子に乗って失敗しました。
走るどころか真っ直ぐ歩けない状態でした。
今まで冬山や登攀でもこんな状態にはなったことがありません。
 
こんな馬鹿げたレースに好んで参加した自分がアホだった、とか、
もう絶対参加しないぞとか考えながら、
ここからはリタイアの気持ちを抑える闘いです。
 
みんなに頑張ってくるからねと言ってしまった手前、
目の前のことを頑張ろう
と自分に言い聞かせるしかありません。
 
日が暮れてからは気温がグンと下がり、
フラフラ歩いているので寒くて仕方ありません。
念のために持ってきた冬用のタンクトップを下に着て、
家を出る時に持って行ったらと渡された女物のアームカバーをはめると
寒さから解放され少し元気がでました。
これでなんとか第一関門を通過、18時45分です。
 
今度は睡魔です。またフラフラ状態になったので
枯れ葉の上に大の字に倒れ込み15分ほど寝ました。
 
西原峠まで緩い登りが延々と続き、
西原峠でボランティアのみなさんの「お疲れさん頑張って」の声に導かれるように、
その人達の脇で2度目の睡眠。
すぐ脇なのに遠くに聞こえる「頑張って」の連呼を聞きながら
20分ほど寝ました。
 
ここからは三頭山の急登が続きます。
山頂のベンチでまた一休みしていると、
目の前をゼッケン6000番台(60歳台)の人が2人、
通り過ぎて行きました。
おっ、仲間だ、負けてられない。
あとを追いました。
急な長い下りが続き第二関門は6000番台が3人揃ってゴール。
時間は深夜の0時34分。
 
昼間暑かったので2.3㍑の水は全て飲み干していたので、
ここで最初で最後の有難い1.5㍑の補給を受け、
近くのブルーシートに横になりました。
 
関門のブルーシートに横になると夜空は凄い星でした。
42㌔来ました。
 
中村はどこまで行ったかなと思いながら
ここまで来たらもう完走するんだという気持ちの方が
強くなっていました。
 
20分ほど休んでふたたびスタート。
一度下ってから長い登りです。
またまた睡魔に襲われ登山道のすぐ横で3度目の爆睡。
30分ほど寝てしまいました。
 
僕は大の字になって寝るので、
通り過ぎる選手が心配してか、次々僕の顔を照らして行くので、
寝過ぎることはありません。
 
起き上がるとだいぶ元気になりました。
ゆるい長い登りがいつまでも続きます。
この辺りは疲労で吐いている人が多かったです。
 
御前山への長い登り、果てしなく続きます。
ここで4度目の就寝。
 
寝るのはこれを最後にしようと決意し、
御前山を越え何度も休憩をとりながらようやく大岳山山頂へ。
昨年はここで、すばらしい東京の夜景を見ましたが
今年は、もうすっかり陽が昇っていて、山並みがとてもきれいでした。
 
大岳山の岩場を下り終えると足がしっかり動くので
せめて20時間以内にゴールしようと決め、
午前7時23分第三関門通過。
 
関門では「60歳代珍しいー、頑張って」
と声援をいただき元気をもらいました。
この辺りからいつものペースに戻った感じで、
最後の日の出山を越え
心の中で掛け声をかけて金毘羅尾根を駆け下りました。
掛け声はイチニ、イチニでなくビイル、ビイルでした。
 
舗装道路に飛び出すと、「ラスト!」と声援され、
最後の路地を右に曲がるとあの、あのゴールが見えます。
すぐに家族と中村夫妻の姿が目に入りました。
出迎えを受けてる喜びと
やっと終わった安堵感が一気に押し寄せてた瞬間でした。
 
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(撮影:中村理恵)
 
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       (撮影:中村理恵)
 
午前10時3分、ゴールタイムは21時間3分、1,658位でした。
 
みなさんの応援、本当にありがとうございました。
 
完走者は2,127人。完走率82.5%でした。
 
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(撮影:中村理恵)
 
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       女子総合5位の江田良子さんと、失礼、立って話ができません。       (撮影:中村理恵)  
 
 
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閉じる コメント(4)

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涙 出てきました。辛くて苦しかったですよね…。でも、体と足が動いていたんですね。心は折れかかっても今までのトレーニングが身を助けてくれたのだと思います。ゴールの笑顔がステキですよ! 2127人それぞれのレースがあったと思います。勲章がまた1つ増えましたね(^_-) 誇りに思います こんなに素晴らしい方が近くにいてくれて(*^_^*) 頑張りますよ私も!ありがとうございました!お疲れさまでした! あ…また走りたくなってきたかなぁ(^ー^) 削除

2013/10/17(木) 午後 8:33 [ 操(^_-)-☆ ] 返信する

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山はやっぱり戻ってくるもの(完走するもの)だと思うので、目の前のことをという気持ちでしっかりまわってこられた姿は本当にカッコいいと思います。
それに、何と言っても一昼夜通しての71.5kmの山道ですからね。
本当におつかれさまでした。 削除

2013/10/17(木) 午後 10:41 [ いしだっと ] 返信する

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操さん、元気の出るコメントありがとうございます。
そしてスタートからずっと、ゴールまでの長い応援
本当にありがとうございました。自分で走るより
お疲れになったと思います。

2013/10/18(金) 午後 3:06 [ ひだまり山荘 ] 返信する

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いしだっとさんコメントありがとうございます。
近日中に済州島と斑尾とハセツネの完走祝いを
やりましょう。
そして操さんのタイ遠征の壮行会も

2013/10/18(金) 午後 3:17 [ ひだまり山荘 ] 返信する

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