|
植村直己さんの「北極圏一万二千キロ」を改めて読むと面白い。 シオラパルク〜グリスフィヨルド〜レゾリュート〜ケンブリッジベイ、あたりは自分も歩いたルートなので、具体的な場所の描写がイメージできるところも多い。 一方で、当時は通れたルートが今は海氷が安定しなくて通れないとか、そんな時代の変化も読み取れる。 当時も危ないルートをおそらく植村さん自身はあまり理解せずに通過して行くのを読んでいると、そっちに行ったか!と驚く部分もあるのだが、それが読み物としてハラハラ感が出て読み応えがある。 昔の探検家で言えばナンセンなんかは圧倒的な頭脳と体力でどんなトラブルでも斬りまくって驀進して行くイメージだが、アムンゼンなんかは頭が良くてそもそもトラブルを一切起こさない感じがする。なので、アムンゼンは淡々と進んで行くので読んでいてもあまり面白くはない。 自分もどちらかと言えば、一切トラブルを起こさずに進んで行くタイプなので、いま自分が書いている原稿も淡々と進みすぎていて面白くない気がしてきた。
|
全体表示
[ リスト ]



