今日大雪山系の旭岳で初冠雪が確認されました。北海道はもう冬の足音がそこまで近付いています。10月中には雪が降り出し、5月のゴールデンウィークまで降り続きます。長い冬がやってくるのか…
ここからは、初めての方は8月27日からの連載ですので、続けて読んでみてください。
十一日目
日記より
「4月19日 くもり
6時半起床。外はいい天気。支度を整えいざ出発。凍りついた湖を横切り、川を下る。雪がやわらかくて疲れる。正面、川の下流に両サイドが切り立ったヴィックスフィヨルドが見えてくる。とても不思議な光景。ほぼ平らな斜面をやわらかい雪と格闘しながらひたすら下る。午後3時、ついに川を下りきって海氷上に出る。ようやくデボン島横断が終わった。このころから空に雲が多くなり出した。明日はレゾリュートからの補給だ。テリーさんとの朝の電話では、レゾリュートは今夜はブリザードとのこと。こちらも同じか?明日は大丈夫だろうか。
フィヨルド内を進み、5時半にキャンプをする。空は一面の雲、太陽もぼんやりしてきた。テリーさんに連絡する。天気予報ではブリザードは今夜だけで、明日の午後は回復するとのこと。明日、補給のスノーモービルが出発できるかはまだ分からない。天気が良くなってくれればいいが、とりあえず明日は歩くつもりだ」
ようやく半分ほどまで進んできました。この旅では中間地点で物資の補給を受けました。ベテランの冒険家であれば、補給を受けることなく充分に行けるでしょうが、私にとってこの旅が初めての単独行。万全を期して計画を立てました。
出発前には極力持物を減らしたつもりでしたが、11日間歩いてみて、それまで一度も使っていないものや、これは持つ必要がなかったな…と思われるものがいくつも出てきます。そんな事を経験しながら自分にとって必要な装備品、必要でない装備品の区別が付いてくるのでしょう。ものはなるべく持たないに越したことはありません。
つづきはまた明日。
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