天気が悪い。強風が吹く中でテントの周囲をチェック。2007年の旅での写真です
初めて読む方は8月27日からの続きなので、続けて読んでみてください。
十九日目
日記より
「4月27日 ブリザード 超強風東風 マイナス10度暖かい!
昨日の予想通り今日はブリザード。朝からとんでもない強風が吹き荒れている。朝7時半にテリーさんに電話をしてこちらの状態を伝える。
腹が減ったので朝食にする。補給の時にノーマンにもらったスノーモービルトリップ用のキャンプフードを食べてみる。チキンのレトルトのパックと、インスタントのマッシュポテト。両方ともウマい。マッシュポテトのインスタントなんてあるんだね。きのうのうちに食料をテントに入れておくべきだった。昼に食べるものが無い。しょうがないのでテントの周りの雪かきも兼ねて外へ出る。当然完全装備。ダウンの上下にバルクラバ、ゴーグル、グローブ、ものすごい強風。直立できない。風上に向かって歩けない。横になって踏ん張りながらカニ歩きをしないと風上には行けない。食料をそりから出し、テントの周囲の溜まった雪を取り除いてテントの中に戻る。南からの空気が入ってきているので気温も上がって寒くはない。
一仕事終え、一息つくがやることが無い。とりあえず寝る。たまに起きてみてはデイフードのチョコやナッツをかじる。うーむ、ヒマだ。やることが無い。超強風でテントは揺れている。風上側のテント生地がおもいきり押されている。すごいヘコミかたである。寝たり起きたりを一日繰り返し、6時半にテリーさんに電話をして天気予報を聞いてみる。が、まだ新しい予報は出ていないらしい。
夕食を食べて日記を書く。夜になって気持ち風が弱くなったような気がする。外をのぞくと雲に少しだけ切れ間がある。うーむ、良い傾向だな、このまま晴れてくれるといいが。今日は全く一日動けず停滞」
何も遮るもののない海氷上のキャンプでは、ブリザードが来ると完全にまともに風を受けます。北極のブリザードの特徴は、強風が常に吹き続けることでしょうか。日本で台風が来ると、地形の影響などを受けて風速に強弱がつきます。瞬間最大風速30mといっても一瞬30mの風が吹くだけですが、ブリザードは風速30mくらいの強風が常にずーっと吹き続けます。
ブリザードになったら諦めてひたすら天気が回復するのを待つしかありません。
続きはまた明日
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