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イヌイットのお母さんと子供。イヌイットはモンゴロイド、日本人と顔立ちはそっくりです 初めて読む方は8月27日からの続きです。だいぶ長くなりましたが続けて読んでみてください。 二十四日目 日記より 「5月2日 晴 6時半起床。外は良い天気。テリーさんに残り20kmで今日ゴールできる事を伝える。9時出発。今日も暖かい。食料もほぼ空なのでそりが軽い。ついに今日がラストになるのか、実感はまだわかない。いつも通りにそりを引く。スノーモービルの走った跡がいくつかある。それらを見ると村に近付いている実感がわく。 正午、ここまで10kmほど進み、残り10km。双眼鏡で先を見ると、グリスフィヨルドの村が見えてきた!ついにここまで来たか。 昼食を食べて残り10kmを進みはじめる。雪がパサパサ感を増してくる。うーむ、歩きづらい。村はもうそこに見える。が、なかなか近付いていかないのがまどろっこしい。広いところだと距離感がつかみにくい。 2時頃から突然の強風。北からものすごい風が吹いてくる。ぶっ飛びそうになるほどの北風。エルズミア島の氷床を吹き下りてくる風だろう。村の直前に乱氷。歩きづらい。 村はすぐそこ、風に負けずに歩き続ける。村に近付くにつれて風も収まってきた。 午後3時半。ついにグリスフィヨルド到着!!人がいる!車が走っている!家がある!やっと来た! 村の人達が海岸線にやってきた。突然現れた変な男を見に来たのだ。「レゾリュートから歩いて来たんだ!」と言うと、皆おどろき、祝福してくれる。この瞬間に最も喜びが込み上げてくる。自然に笑顔になってくる。大声で歌いだしたい気分だ。やっと終わった、もう歩かなくていいのが何よりも嬉しい!! コープ(生協)のマネージャーでテリーさんの友人のレイさんを訪ね、テリーさんが送ってくれた御馳走の入った食料の箱を受け取る。嬉しい! 村の正面の海氷上にテントを立てる。明後日の飛行機に乗るまでの宿だ(補足です。レゾリュートとグリスフィヨルドの間は週に2回、物資や人を運ぶ為に小さな飛行機が行き来します) それにしてもよくここまで歩いて来れたものだ。手作りエクスペディションは今日、一つの区切りをつけた」 ようやくグリスフィヨルドに到着しました。グリスフィヨルドは人口約150人の小さなイヌイットの集落です。カナダ最北の村でもあります。 レゾリュートからグリスフィヨルドまで約500kmを24日かかって歩き切ることができました。私の初めての一人での北極徒歩行はこうして無事に終了しました。 そして…続きは明日! と、ここでおとといのクイズの答えです! 雪面の上に立っているこの物体↑は一体何なのか?ちなみにこれは、高さが15センチくらいのものです。言い忘れてましたが。 これは、実は動物のおしっこで出来たつららです。「おしっこのつらら?」と、疑問に思うかもしれません。なんでつららなのに下から上に、雪面に立って出来ているのか?「おしっこをしているそばから凍っていった」だと、半分だけ正解です。
上の写真はつららが二本あります。普通は一本しかなくて、二本あるのはまだこれ一回しか見たことありません。 このつららが立っている雪面は固い雪面なんです。そして、左にあるベージュのつららの先端部までやわらかい雪が積もっていたんです。少し前まで、雪面が高かったんですね。その時に、おそらくこれはキツネだと思いますが、やわらかい雪面でキツネがおしっこをします。すると、おしっこが雪を溶かしながら筒状に落ちていきます。固い雪面でおしっこは止まり、その筒状に落ちて行った部分がすぐに凍ります。その後、強風が吹くと、やわらかい雪が吹き飛び、後に上の写真のようなおしっこのつららが残る、という訳です!左のつららの左側に雪が付いてますよね?写真の右から左に風が吹いて雪を飛ばしたんでしょう。 ちなみに二本あって何でこんなに色が違うのか?は、実は私も理由が分かりません。一本だけは時々見かけるんですが、二本は珍しいと思いますよ。 分かりましたか??? |
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2009年09月25日
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