|
大雪山系と稲刈りの始まった田んぼ。右はじの一番高い山が北海道最高峰の旭岳
北海道に来て一年が過ぎました。北海道に来てから知ったことが数多くありましたが、その一つに「北海道ってこんなに米を作っているんだ…」という事。
北海道の農家の人に聞かれたら怒られるかもしれませんが、北海道で米ができるというイメージがあまりなかった、というのが正直なところでした。
しかし、旭川周辺の市町村は国内でも有数の米どころでもあり、今では「北海道米」といえば一つのブランドにもなりつつあります。
今年から本格的に生産されている「ゆめぴりか」という品種は、新潟のコシヒカリにも匹敵するグレードの米という事で、10月になると店先にも並び始めると思います。
井上ひさしの「四千万歩の男」という、とても面白いおススメの本があります。伊能忠敬が徒歩で日本中を測量した記録を、劇作家の井上ひさしらしく、面白くありながら歴史的事実を学べるような素晴らしい小説に書きあげたものです。
「四千万歩の男」のなかで、伊能忠敬一行は北海道を歩測と天測で測量します。アイヌの人との出会いや、松前藩とアイヌとの関係、蝦夷地とロシアとの関係などが描かれ、当時の蝦夷地は「寒冷卑湿の地であり、稲作には適さない土地」という紹介がされていました。
当然、現在の稲と江戸時代の稲では品種も全く変わっているでしょうし、気候の変化もあると思います。
私が「北海道では稲が育たない」という固定観念を持ったのは、大学生のころに読んだ「四千万歩の男」の影響があったのでしょう。
北海道の米も近年では特に美味しくなり、さっきも紹介した「ゆめぴりか」は、コシヒカリに匹敵する品種です。はやく食べてみたいなぁ…と思う今日この頃。
|