海氷上のキャンプ。クマさん来ないでね
昨日も書きましたが、9月13日に旭川市のカフェ・グッドライフにて私のトークイベントが行われます。宣伝ですいません。一人でも多くの方に来てもらえたら嬉しいです。詳しくはwww.cafegoodlife.netのinfomationをご参照ください。
昨日の続きです。はじめての方は8月27日からの続きになっていますので、続けて読んでみてください。
六日目
日記より
「4月14日 快晴 無風 マイナス30度 寒くない
朝6時起床。いつも通り朝の支度をする。今日は初めてスノーシャワーをしてみた。素っ裸で外に出て、雪を体にこすりつける。すぐにテントに入り、タオルで体をふくのだ。気持ちいいかもしれない。究極の寒風摩擦。
9時20分出発。天気は快晴、風も全くない、とても良い天気。クマの足跡をいたる所で見る。やはり氷の出ている所に多い。少しでも氷が出ていると必ず足跡がある。
午前中はあまり距離も伸びず、昼食後しばらくすると調子が良くなってくる。2年前の初めての旅の時の感覚だ。ペースを上げても疲れずに長く歩ける。ようやく体が出来てきたらしい。GPSでチェックすると昼食後2時間で7km近く進んでいる。日差しも強く、そりの滑りも良い。午後4時ごろ、大きな乱氷帯に出会う。先までずーっと乱氷が続いている。クマの足跡はそこらじゅうにある。おそろしい。ライフルに弾を込めて、いつでも撃てるようにそりのカバーの上にしばっておく。辺り一面乱氷でどこからクマが出てくるかわからない。5時を過ぎる。いつもなら「そろそろ今日のキャンプ地でも…」といくところだが、この乱氷の中ではとてもこわくてキャンプはできない。乱氷の向こうには必ず平らな氷があるはずだ、そこまで行きたい。そう思いながらひたすら北東方向へ。6時ごろ、ようやく先に平らな海氷が広がっているのが見えた。乱氷を出てしばらく歩き、平らな海氷の上でキャンプを張る。それにしても今日は一日調子が良かった。やっとそり引きに体が慣れてきたらしい。明日が楽しみだ。 21,8km進む」
昨日はクマはプレッシャーリッジに沿ってアザラシを探している、と書きましたが、同じように乱氷帯や「ポリニア」と呼ばれる開水面にも集まります。島の点在する地域では、狭い海峡や切り立った岸壁付近などで早い海流のために冬でも凍らない海域があります。そのような冬でも凍らない場所を「ポリニア」と呼び、ホッキョクグマはポリニアでアザラシ狩りを行います。
やっと6日目が終了。グリスフィヨルドまではまだまだはるか遠い…
つづきはまた明日
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