|
2007年、北極海の夏季の海氷面積が過去最少になりました。
ちなみに、北極海の氷は夏にある程度溶け、冬に再び凍りはじめます。なので、季節ごとに面積の変動があるわけです。
2007年の夏にその氷の面積が過去最少になったのが観測されたのですが、今年2010年、過去最少記録を更新しそうなペースで氷は減少しています。
私が北極を歩いていた3月4月、明らかに例年とは違うものを感じていました。また、急激な海氷融解があったために往復行を考えていたものを北磁極までの片道にしました。
3月にレゾリュートで海氷情報をあつめ、現地を見ているうちに「今年は間違いなく最悪の海氷状態」という実感を得ていました。
上に示した衛星写真は6月30日のものです。最新のものは雲がかかって氷の状態がよく見えないので、よく見えるものを選びました。
書き込みは私がしたものです。
アラスカ沿岸のボーフォート海は一面の開水面となり、レゾリュート沖の海峡はあらかた氷が割れています。赤い円で示した海域が割れて氷がフリーな状態になると、さらに氷の流れに拍車がかかるでしょう。
通常、海氷面積が最少になるのは9月中旬から下旬です。あと二ヶ月半、どこまで溶けていくか…
私の主観ではいつもの年の溶け方よりもさらに速いペースで溶けるように思います。その理由の一つは、今年わたしが歩いた時の海氷の状態で、異常に積雪が少なかったということがあります。
積雪が少ないと、氷に直接太陽光が当たるために、融解のペースが速くなります。
北極は間違いなく大きな変化が起きています。それが「温暖化」のせいなのか?それはわかりません。ただ、気候や海氷の大きな変化は起きています。気候変動の先に「温暖化」したり「寒冷化」するわけです。
毎日衛星写真を見ながら、どこまで氷が減るのか?そして、「今後、北極歩けるのか?」と考えています。
北極点に挑戦する前に、氷がなくなって行けなくなるかもしれないです。冗談抜きで…
|