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3月25日に羽田空港から出発し、トロントを経由しオタワへ。オタワでは買い出しやパッキング作業に追われ、準備を進めながら29日に北極圏の入り口となるカナダヌナブト準州の州都イカルイットに到着しました。 イカルイットでもトレーニングを行いながら、装備の荷造りを進め、4月1日からは3日間の氷上での実地トレーニングを実施しました。本番と全く同じ装備とソリで、強風下のテント設営やソリの歩行訓練を行い、修正点や改善点を洗い出しました。 いよいよ明日、4月5日に遠征のスタート地点となるパングニタングに移動します。 今後の様子は、オフィシャルページで報告しますのでこちらをご覧ください。 トレーニングではとても美しいオーロラも出現し、メンバーも皆大興奮でした |
北極冒険 紀行文
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新プロジェクト「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」の日本出発まであと5日! 若者たちとのカナダ北極圏600kmの1カ月間にわたる徒歩冒険行です。 1年かけて準備してきましたが、いよいよスタートが迫ってきました。 いまから19年前。私は冒険家の大場満郎さんが企画した「北磁極を目指す冒険ウォーク2000」に参加し、初めての海外旅行、初めての北極、初めてのアウトドア活動、全部初めてでカナダ北極圏を700km歩く冒険行に参加しました。 それから全てが始まりました。 あれから約20年の時を経て、自分が新しい世界に触れるきっかけを作ってもらったように、若者たちにも広い世界の一端に触れる場を作るために、今年初めて企画して実行します。 12名の若者たち。19歳から27歳まで。大学生、社会人、フリーター。女の子2名。みんなアウトドアもろくにやらない普通の若者たちです。 最近は準備の追い込みで、私の頭の中はパンパンですが、これをできるのは自分しかいないし、やるべきなのも自分であり、また、誰よりもやりたいと思っているのも自分です。だから、私はやります。 いくら準備しても、何か忘れているような気になって仕方ない。まあ、やるだけ準備を整えて、あとは行くだけだ。 それから、新刊「考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと」がついに完成し発売間近となりました。3月27日発売です。 https://www.amazon.co.jp/dp/404604036X/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_cYjLCb9CYK8CK 内容紹介 北極冒険家が綴る、極上ノンフィクション! TBS「クレイジージャーニー」などで大注目の北極冒険家・荻田泰永。 北極点無補給単独徒歩の挑戦や南極点無補給単独徒歩到達など「三大冒険録」を通じて、 自由の本質、さらにはリスクマネジメントや資金調達といった冒険の“リアル”を伝える。 <目次> ■序 ■第1章 冒険と無謀の狭間 ‐北極点無補給単独徒歩の挑戦(二〇一四年) ■第2章 未知への憧れ ‐カナダ~グリーンランド単独行(二〇一六年) ■第3章 資金の壁 ‐南極点無補給単独徒歩(二〇一七~二〇一八年) 著者について
●荻田 泰永:日本唯一の「北極冒険家」。カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。2000年より17年までに15回の北極行を経験し、北極圏各地を9000km以上移動する。16年、カナダ最北の村グリスフィヨルド~グリーンランド最北のシオラパルクをつなぐ1000kmの単独徒歩行(世界初踏破)。2018年1月5日(現地時間)、日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功する。 |
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いよいよ若者たちとの北極行が迫っています。 と、その前に、実は昨日から日本を出発して一度カナダ北極圏へ行ってきます。3月17日に帰国します。 今回は、ファッションデザイナーの山本寛斎さんを案内して、ケンブリッジベイというイヌイットの村へ一週間ほど行く予定です。寛斎さんは75歳。新しいステージのイメージを得たいという強い好奇心と、表現欲求に私も惹かれて案内することになりました。 いま途中のイエローナイフで滞在中です。 と、いきなり話が変わりますが、いよいよ今月末に私の新刊が出版されます。 2014年北極点、2016年カナダ〜グリーンランド、2017-2018年南極点。3つの遠征をまとめました。 ぜひ、お読みくださいませ。 半年間、原稿に向かってきたものがついに形になります。よろしくお願いします。 |
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2月9日から今日までの9日間。北海道恵庭市にある牧場「えこりん村」で場所をお借りして、若者たちとの北極冒険行「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」のトレーニング合宿を行った。 これまで定期的にミーティングを重ねてきたが、全国各地に住むメンバー全員が顔を揃えたのが、この合宿で初めてだった。 装備の使い方などを教えるのはもちろんだが、まずはお互いのことを良く知り、チームとしての形作りが合宿の目的の半分を占めていた。 9日間の共同生活とトレーニングで、次第に良いチームになってきた実感がある。これから更に、大人の遠征隊に成長できるように、準備を進めていきたい。 今回のトレーニング合宿では、えこりん村で場所を貸していただき、最高の応援をしていただいた。必要な施設、道具、場所を貸していただきました。ありがとうございます。 また、たくさんの方々に差し入れをいただきました。おかげさまで、毎日美味しい北海道の食材をお腹いっぱい食べて、元気にトレーニングができました。本当にありがとうございました。 トレーニング合宿も終わり、あと一ヶ月あまりで日本を出発する。 ウェアやソリ、スキーなど、主要装備は準備も整い、これから細かい装備も14名分(私、メンバー12名、カメラマン)全て揃えていく。 本の原稿を書きつつ、北極の準備を進め、夏の100マイルの計画も考えながら、他のことも同時進行していくのはこの半年くらいかなり大変だったが、やり甲斐がある。 思えば、自分が抱えているすべてのことは、自分でやろうと思い立って始めたことだけ。誰かに指示されたり依頼されたり、命令されてやっているわけではない。 今回の北極行にも、14名の装備一式などを揃えるだけでかなりのお金がかかる。協力いただき、装備や資金を提供していただけてはいるが、私の身銭も当然切る必要がある。というか、当たり前だが身銭は切る必要がある。 協賛をもらって、結果的に黒字だったぜヤッホー、なんて状態にしてはいかん、と思っている。前回の南極点に比べれば、必要な資金はかなり少ないので、今回の必要な資金をすべて協賛で集めようと思えばできてしまうと思っているが、あえてそこまで集めたくはない。 それは前回の南極点でもそうだった。人から集めた資金がなければ遠征費を工面できないのだが、身銭を切れるだけは切らないといかん。 そんなことも考えつつ、いよいよ若者たちとの北極行の準備も佳境です。
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昨日は若者たちとの北極ミーティング。 毎月1回集まってきていたが、12月からは月に2回のペースで集まり、それぞれの役割分担の確認、今後のやるべきことなどを共有している。 2000年の私の初めての北極行で、今回で言えば参加者の若者側だった時に一緒に北磁極まで700km35日間歩いた当時の仲間にもミーティングに参加してもらっている。 私以外にはあれ以来、冒険活動を続けている仲間はおらず、私以外は一回こっきりの北極体験となった。ただ、そんな当時の仲間にもミーティングに参加してもらうと、私には言えないアドバイスをしてもらえる。 今回の若者たちにとって未知の要素は、昔のメンバーにとっても同じ疑問や心配事があった。今、かなりの経験を積んでしまった私にとっては、当時のフレッシュな心配事や不安感を忘れてしまっている部分がある。 若者たちに「◯◯ってどうなんでしょうか?大丈夫ですかね?」と聞かれて、私が「あぁ、全然大丈夫だよ」と答えると「いや、それは荻田さんだからでしょ」というツッコミが入りがちだが、当時の一緒に北極を経験した仲間が「俺も心配だったけど、大丈夫だったよ」と言うと、私以上の説得力があるものだ。 なんていう準備も整えながら、みんなで北極圏を目指しています。 私自身も、必要な資金、装備、機材を整えるために毎日歩き回っています。とは言え、若者12名、私とカメラマンの計14名分の装備をゼロから調達するのはなかなかの一苦労です。1人で好き勝手に歩いている時には装備代も大したインパクトはないですが、14倍となると結構堪える。人数分のスキーのセット(板、ビンディング、シール、ポール)だけでこれから120万円くらい支払わないと、とかとか。 でも、私自身も約20年前に同じ様に冒険の場を作ってもらって今があるので、喜んで楽しんでやっています。
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