北極冒険家荻田泰永のブログ 北極点を越えて

日本人初の北極点無補給単独徒歩到達を目指しています!

北極点無補給単独徒歩到達への道

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レゾリュートにいます

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写真は徒歩行中の一枚。顔は日焼けで真っ黒です。


レゾリュートに帰ってきてゆっくり休んでます。

今回は、レゾリュートから北磁極までの往路はなかなかタフでした。120kgの重いソリを引いての初めの島越えが特にキツかったですね。

河を上り、谷を下り、また河を上り…

80kmほどの島越えはなかなかに大変でした。

島の上では2回ジャコウウシの群れを見ました。他にもキツネやウサギ、Snowy Owl(日本語だとシロフクロウ?)も見ました。オオカミの足跡も2回目撃しましたが、オオカミそのものは見れませんでした、残念。

海氷上ではシロクマは今回は一回しか目撃しませんでした。足跡やフンなんかはそこら中にありましたが。クマは母グマと2頭の子供の親子連れでした。距離が離れていたので問題ありません。

10年前と同じルートを今回歩いてみましたが、海氷の状態や積雪の状態、気候条件など10年前と比較してみて気付くことも多々ありました。たとえば、今年は異常に積雪が少ない、ということ。なぜ少ないのか?は分かりませんが、雪が少ないとこれから太陽が高くなると海氷が太陽光を直に受けて溶けやすくなります。

今回は気象観測ブイを携行したり、降雪サンプルを採取したりということも同時に行ないましたので、私が見てきたこと、感じたことをこれから専門家の意見を交えて検証していきたいと思っています。

しかし、人間の体って正直ですねぇ。帰ってきて数日、徒歩行中にかなり体がスリムになりましたが、この数日お腹いっぱい食べ続けていたらさっそく腹回りに脂肪が帰ってきました。このまま食べ続けたら日本に戻る頃には太ってるかも…。

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レゾリュートより、荻田です。

先日、無事にレゾリュートに帰ってきました。

復路の途中ではありましたが、今回は一度折り返し地点の北磁極に引き返し、イギリスの環境調査チームのチャーター飛行機をシェアするかたちでレゾリュートに戻りました。

戻った理由は、異常な海氷状態の悪化です。

今後、ホームページなどで詳しくお知らせしていきますが、レゾリュート周辺の海域が今年は特にヒドくて、例年よりも一ヶ月半から二ヶ月ほど早く海氷が割れ始めています。

今回、復路のレゾリュート到着を5月20日までにはできるだろうと想定していました。通常であれば5月中は海氷状態は問題なく、6月中旬辺りから海氷は割れ始めます。ところが今年は4月の下旬にはレゾリュート周辺は氷が割れ始め、5月20日までは保たない可能性が非常に高くなってしまいました。

レゾリュートの気象観測所で30年間気象と海氷の研究をしているウェイン・ダビッドソン氏からも「今年は自分も見たことの無いスピードで氷が割れている。今まででは考えられない状況。これではオギタがレゾリュートまで海氷上を歩いてくるのはまず不可能。危険すぎる」という助言もあり、一度は北磁極からの復路スタートしましたが、危険を回避して北磁極に引き返しました。

まあ、今回は北極点へのトレーニングとしては前半戦のレゾリュート〜北磁極が8割を占めています。120kgのソリを引いて、マイナス30〜40度の低温下で行動するという経験は、多くの反省点や改良点を見出させてくれました。
4月中旬以降は今年は特に気温が上がり、ソリも軽くなっている後半戦は正直に言ってただレゾリュートまで帰るだけの作業になってしまい、マイナス一桁台の日も多くなれば暑さとの戦いとなって、北極点へのトレーニングにはなりません。なので、今回は収穫も多くあったので非常に満足しています。

気温が上がってきた、と書きましたが、私が北磁極にいた4月22日には、なんと20分ほど雨が降りました!!!!!!!!!これにはビックリしました。
北緯79度42分の高緯度で、4月中に降雨を経験するなんて有り得ません。その日もマイナス3度くらいでものすごく暖かい日だったのですが、さすがに雨が降るとは思いませんでした。

地球が温暖化しているのかどうかは色々な議論がある所ですが、正直言って私が今年体験した北極の気候、海氷の現象は「異常」なものばかりでした。

北極の海氷は猛烈なスピードで減少しています。これは比喩や誇張でもなんでもなく、本当に「異常なほどの急速度」で減少が進んでいます。気象観測所のウェインは「あと数年で北極点への冒険は不可能になるだろうね」と予測しています。数十年ではありません、数年です。

わたしも今回はいい勉強をしました、身をもって。

いずれにしろ、往復は途中で回避しましたが、北磁極への無補給単独到達という結果を残して多くの収穫を得ることができたことは満足しています。

多くの皆さんの応援も頂き、日々の衛星電話での定期交信でも応援メッセージを聞いていました。本当にありがとうございました。たった一人で毎日ひたすらソリを引くだけの毎日の中では、皆さんの応援が本当に力になります。辛いときなんかにはつい妥協したくなりますが、応援をしてくれている人たちを思うことで本当に力が湧いてくる場面が多々ありました。
また、日々ホームページやブログを気にしていただいて見てくれた皆さんにも本当に感謝です。ありがとうございました。

帰国は5月21日の予定です。レゾリュートでの後片付けや、北極点への情報収集など各地で行ないながら日本に帰ろうと思います。

とりあえず無事に帰ってきたお知らせでした。いやー、疲れた。ご飯が美味しい!

天候も(体力も)すっかり回復し、荻田は4月23日午後2時過ぎ(現地時間)、レゾリュートに向け往路到着地点を出発しました。 到着地点でお世話になったイギリスの環境調査チームの研究メンバーの皆さん、たいへんありがとうございました!
 
復路は往路と同じルートを通る予定です。今後は南に向かうのですが、季節的にも気温が高くなるため氷の状態が往路とは 違ってくると思います。皆さま、応援を引き続きよろしくお願いいたします!
 
現在地などの情報などはホームページhttp://www.ogita-exp.com/をチェックしてみてくださいね。
 
 

北磁極にて

 
荻田は現在、到着地点(1996年北磁極)にて休養をとりながら各種装備品のメンテナンス作業を 行っています。19日(月)には、携行してきた気象観測ブイを氷上に設置しました。37日間を共に 歩いてきた友人と別れるような気分ですが、今後もこの場所でデータを採取して働いてくれることでしょう。 これからどの様なデータが送られてくるか楽しみです。イメージ 1
また、先日お伝えした様に、荻田がいる地点ではイギリスの研究者チームが仮設キャンプを氷上に 設置して各種の調査を行っています。カトリンアークティックサーベイ(CATLIN Arctic Survey)という 名の研究プロジェクトで、1996年時北磁極の調査チームと、現在もう一つのチームがカナダ側の 北極海上にて調査を行いながら、北極点を目指しています。
19日は、荻田も北磁極チームの調査を見学させてもらいました。海氷(厚さ1m70cm)に2m四方の穴を 開け、そこから海水のサンプルやプランクトン等の微生物のサンプルを採取します。この付近の水深は 500m。サンプル採取の容器と水深200mまで降ろし、ウインチで巻き上げて容器を回収します。 微生物のサンプルは当日のうちに仮設イメージ 2キャンプの研究用テントで分析を行います。荻田本人にとっても 非常に勉強になっている様です。写真は全て、CATLIN Arctic Surveyの衛星回線を使わせていただいて 送信しています。
 
翌20日はブリザードになってしまいました。レゾリュートへの帰路に就くタイミングを計っています。 天気予報の情報では数日吹き続けるかもしれません。荻田自身、体の疲労もあり食料等の余裕は充分に あるのでゆっくり休養をとってから後半に臨みたいと考えています。また、すぐ近くにイギリス研究者 チームも滞在しているので、一人の寂しさも紛れてリラックスできている様です。イメージ 3イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真 上から順に 気象観測ブイを設置するところ 
            カトリンアークティックサーベイのキャンプ
                                                                           海水サンプルを採取している
                                   イギリス研究チームメンバーと
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

往路ゴールしました!

 レゾリュートを出発して37日目の4月17日の14:00過ぎ(現地時間)、ついに往路ゴールの折り返し地点に到着しました!北緯78度43分、西経104度47分の1996年時の北磁極です。これより先はレゾリュートで30年近く気象、海氷の調査を行っている観測所のウェイン・デイビッドソン氏の助言により回避することにしました。この先の地域は今年は氷が異常に薄く、割れる危険性が高いためです。 
  イギリスの環境調査チームが1996年時の北磁極付近で調査のためのキャンプをはっており、彼らと出会うことができました。37日ぶりに人に出会え、感激してしまいました。10名ほどの研究員とサポート隊員が滞在しており、 彼らからの大きな祝福(一人でレゾリュートからここまで歩いてきたことに対しての)を受け、思わず泣いてしまいました(はずかしい…)。
   この付近に携行してきた観測ブイを設置し、装備品のメンテナンスを行いながら休息をとったのち、レゾリュートへの 帰路につきます。
      ちなみにこの場所では明日から太陽が地平線に完全に沈まなくなります。白夜です

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荻田泰永 北極冒険家
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