北極冒険家荻田泰永のブログ 北極点を越えて

日本人初の北極点無補給単独徒歩到達を目指しています!

北極点無補給単独徒歩到達への道

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北海道帰還

一週間の上京から北海道に戻りました。

昨日の夕方に大洗からフェリーで一晩かけて苫小牧へ、そこからバスを乗り継いで札幌、旭川と戻りました。

今年最後の東京滞在も、多くの方々と出会うことができて有意義なものでした。

しかし、やはり現実は厳しく、北極点挑戦への資金集めはまだまだ難航しています。

とにもかくにも、誰にも等しく2010年は過ぎて行って、2011年がやってきます。

与えられた時間を最大限に有効活用して、多くの方に共感をしていただけるような発信を心がけながら頑張っていきます。

グチ

気がつけば来週は2011年。

どうにも難問山積で日々動き回っています。

北極点挑戦に向けての最大の問題は資金。

北極点は金がかかる。

なんかグチっぽくなってしまいますが、これが現実なわけで。

でも、絶対に諦めない!

北極を伝える。繋げる。その気持ちをしっかり持って。

北海道に戻ったら山でもこもるかな、何日か。

今日からまた上京しました。

明日以降、何社か会社を回りながらスポンサーを探して歩きます。

自分の歩いている道が正しいのか?迷いながらも最後は信じて突き進みます。

うーん、しかし、これまで自己資金で冒険を行ってきた自分にとっては「社会活動」は新たな冒険である。

ただ、社会に生きる一員としては、こうやっていろいろな人と出会い、見識を広げられる機会をいただけてるというのは貴重である。

自然から得られること、社会で得られること、その両方を吸収することで自分の声に意味が出てくると感じている。

スポンサー探しはそのための社会勉強である。

望むところである。

明日も勉強させて頂きます。

GPSは使わないのか?

きのうの腕時計と太陽のナビゲーションの話しを受けて、「GPS」は使わないのか?という質問をいくつか受けたので、おそらく潜在的な疑問を持つ方が多いだろうと思い、今日はその話しを。

まず、GPSは使います。

でも、歩いている間の方角の参考にはできません。

なぜかというと、単純にGPSを片手に持って見ながら歩くというのは現実的に無理です。

そもそも、北極のような目標物のない水平面を進む時、何が一番難しいかというと「まっすぐ進むこと」です。

目立った目標物のない水平面をひたすら行くのは、特徴的な氷の突起や遠くの空に見える雲などをとりあえずの目標物に見たてながら、太陽の位置を参考に方角を間違えないよう進むのです。

なので、ちょっと目を離すと自分がどの氷を、または雲を目標にしていたか分からなくなってしまいます。

足元を見ながらぐるっと体を一回転させたらもう目標物を見失うでしょう。同じような光景の連続ですので。

重いソリを引いて歩いていると、手にはストックを持って手でも踏ん張りながら漕いでいます。なので片手にGPSを持つのも無理ですし、第一電池がいくらあっても足りません。

ではGPSは何に使うかと言えば、一日歩き終わってその日の緯度と経度を知るため、その日何キロ進んだか知るため、くらいです。

現在地の正確な緯度と経度を知るのは最も大事なことです。

特に、経度を見失うと時間と太陽を使ってのナビゲーションに重大な影響を受けます。

経度は地球に理論的に引かれた縦の線、つまり東西方向の座標です。

東経0度から180度と西経0度から180度、地球一周を計360度で刻んでいるわけですね。

経度は赤道上で1度ずつの間隔が最も広くなり、北極点と南極点で全経線が集約するわけです。つまり、極点に近くなるほど経線の間隔が狭くなります。

基本的に、経線15度分で一時間の時差となります。地球の経線15度の東西間隔を一時間で太陽は動いていくわけです。

太陽移動が一時間で経線15度、かける24時間で360度の地球一周、それが一日です。

北極では経線の間隔が狭くなり、自分が東西方向に少し動いただけで経度が激しく変化します。

自分の位置が経度5度ずれると太陽の動きに20分の差ができるということです。

そのずれに気付かずに、太陽の位置だけを参考にしていると本来進むべき方向よりも5度ずれて進むことになります。

「うう〜ん、なんかよく分からん」という方、多いと思います。

文章で表現するのは難しい!!

ナビゲーションには時間と太陽の位置と経度を常に意識しないといけないということです。

ちょっと慣れが必要になります。

北極の必需品 腕時計

イメージ 1
撮影:オリンパスμTOUGH-8010 北極で使う腕時計

北極では時計はただ時間を知るだけのものではありません。

方角を知るのに「正確な時間」が非常に重要なのです。

北極では私は腕時計を二つ、左右の両手に一個ずつ付けています。

一個はアナログの時計。SEIKOの24時針付きの時計です。もう一個はSUUNTOのデジタル時計。こちらは気圧計を内蔵しているので、天候の変化を知るのに便利です。

方角を知るのに時計が大事なのですが、どのように使うかと言えば、時間と太陽の位置で方角を決めてナビゲーションを行います。

高緯度の北極では太陽は頭上高くまでは上がりません。水平線から近い、低い高度を横に移動しながら一日をかけて一周します。夏場の白夜であれば太陽は沈むことなく一周するわけです。

つまり、太陽は24時間で自分の周りを一周する時計のようなものです。

太陽は昼に「南中」します。南に来る、ということですね。

白夜であれば、夜中12時に北に来る、ということになります。

その間をとると、朝6時に東に来て、夕方6時に西に来る、ということが分かります。

自分の周り360°を24時間かけて回るということは、一時間で15°ずつ動いていくということです。

もしいま北極にいたとして、たとえば時間が午後2時であるとします。ということは、昼12時から2時間分太陽は動いているということで、2時間分は30°です。今の太陽を30°戻すとそこが南になる、ということです。

ざっくり説明すると、そのような理屈で太陽の位置と時間でナビゲーションを行います。

ちなみにコンパス(方位磁針)は一切使いませんし、持っていきもしません。意外に思うかもしれませんが、磁極にきわめて近い地域なので、コンパスは役に立ちません。

常に頭の中では自分の緯度と経度を意識しながら、細かい修正を加えつつ、太陽と時間、風向きや風紋を使ってナビゲーションを行うのが北極での旅での技術の一つでもあります。

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荻田泰永 北極冒険家
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