森の番人

ここは熊本県阿蘇郡小国町・・・みんなこいこい小さな国へ

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木材流通の変化

いつの頃からだろう・・・・

私が森林組合に入社した昭和の時代は、オイルショック時の高値から徐々に木材価格が下がり始めたころ

とはいえ、今の3倍もの価格で取引されていたのだが、平成に入り、台風19号による災害で

多量の木材が市場に出荷され、平均も2万円を割る時代に突入した

当時、製材所は原木安の製品高でかなりの利益を上げていたが

建設業者と直接取引をしなくても、製品市場が高値で販売してくれるので、集金の心配もなく

仕入れた材料を製材すれば利益が出ていたが、

国産材の売れ行きは少しずつではあるが、売れない時代に突入していたように思える

バブルがはじけたあとは、経費削減のため、これが安い、こうすればもっと経費が下がると

建設業者は安く買うことに熱意を燃やし、特に、文句を言わない木材製品は一番言いやすかったのか

年々下落し、原木価格に跳ね返ってきている

農業、漁業でも集まって国に陳情し、テレビにも出る時代なのに、

林業は殆どといっていいほど文句を言わない

数十年のサイクルがさせる技なのか、気が長い業種である

最近、地球温暖化、違法伐採などで森林のもつ重要性が認識されているが、決して材料としてではない

材料としては、輸入材はほぼ乾燥しているのに、国産材は未だ未乾燥でも「グリーン材」として流通

しているのが不思議なくらいである

そんな中で、坪25万円以下の住宅と大々的に宣伝し、業績を伸ばす会社も出てきた

プレカット工場と提携し、製品と加工込みで納品するシステムも出来上がり、工場は

直接、製材工場から仕入れを行い、製品市場からは殆ど購入しなくなる

プレカット工場も利益が出ているわけではない、仕事がなければ潰れるので、ぎりぎりのところで仕事を

しているわけで、3交代24時間稼動してやっと採算が取れるといった状況にある

住宅を建てる場合はクレーム処理が大変であり、それを回避するため、乾燥材のニーズが高まってきた

したがって乾燥している工場の製品は売れるのだがグリーン材で出荷する製材所の製品は売れない・・・

製品市場の価格が下がる・・・・乾燥材価格もさがる

これが悪循環となり、乾燥材までも値崩れを起こし、杉が世界で一番安い木材になったと思っている

今、家一軒建てても、木材価格は1割にも満たない、そんな住宅が増えているのだが、

木材価格は、これ以上下げようが無い

全てが倒産してしまう

そんな最悪の悪循環が林業を取り巻いているのかもしれない・・・・


ただ、最近の流れとして、大型製材工場が九州内に2つほど出来ており

年間10万立方〜20万立方という、大型製材工場である

海外からの輸入材が減少、価格高騰、燃料高騰で少しづつではあるが、

国産杉材が見直されてきている現れだろうか?

こうした大型工場は、産地と協定を結び、安定した木材を安定した価格で購入、販売することを目的に

国などからの、新生産システムという補助事業で建てられた製材所である

他にも、構造用合板のメーカーからも、問い合わせがあり、価格は徐々にではあるが

底値から固まりつつある

小国でもかなりの製材所が廃業したが、過剰気味の木材を安定的に購入してくれる大型工場は、

素材市場としてはありがたいのだが、これが先々どうなるのか不安でもある

素材市場も要らない、全て随意契約での販売になる時代ももうすぐかもしれない・・

まだまだ流通は変化しそうだ



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