「親の所得が学力左右」?「『親の所得が学力左右』文部科学白書が指摘」というタイトルのニュースが出てました。で、本文を読むと、 白書では、09年度の全国学力テストの結果などを分析し、就学援助を受ける生徒の割合が高い学校は正答率が低い傾向があること、親の年収が400万円以下の子どもの大学進学率は31%なのに対し、同1000万円超だと62%に達することなどを指摘。子どもの学力の伸長が親の所得に左右される可能性があることなどをとりあげた。とな。 ちょっと待ってくださいよ〜、白書の指摘は、 「子どもの学力の伸長が親の所得に左右される可能性がある」でしょうが。 「○○の可能性がある。」と「○○である。」はえらい違いですぜ。 まったくマスコミはすぐに話の本質的な部分を歪めたタイトルをつけるんだから。 逆は 「(1')両親の所得が高い」→「(2')教育費が十分なので、(3')子どもの学力が上がり、(4')大学進学率が上がる」 という話に見えますよね。 文科省もあえてこういう風に「解釈」している(したい)ようにも見受けられますが。。。 「(1) 両親が努力や勉強を重視する」→「(2) 自分の所得が上がる」 ↓ 「(3) 子どもにも勉強や努力の大切さが伝わる」→「(4) 子どもの学力が上がり、大学にも行きたくなる」 逆は 「(1) 両親が努力や勉強をしない」→「(2) 自分の所得は低いまま」 ↓ 「(3) 子どもも、勉強や努力しても仕方ないと思う」→「(4) 子どもの学力も下がり、大学に行く意味も感じなくなる」 (2)と(4)、(2')と(4') の間には直接的な因果関係はないと思うのですよ。 少なくとも、「相関は因果関係を保証しない」のは統計学の基礎の基礎ですぜ。 なのに、マスコミのタイトルは「所得が学力を左右」って、相関を因果関係にすり替えてます。 (白書は読んでないのでわかりませんが、もしかしたら白書そのものも???) ま、たとえウソでもインパクトがある方を、マスコミは選ぶでしょうけど〜。 |
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2010年06月18日
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