大学入試問題ネット投稿不正
京大2次試験問題:ネット掲示板に投稿…数・英の試験中
京都大で25、26日に実施された前期日程の2次試験で、数学と英語の入試問題が、試験時間中にインターネットの質問掲示板に投稿され、第三者が回答していたことが26日分かった。いずれも試験開始7分後から、数学は文系の問題すべてが流れ、英語は問題の一部だった。京大は入試問題が漏えいした可能性があるとみて調査を始めた。同じ投稿者名で早稲田大、立教大、同志社大の入試問題でも同様の投稿があり、回答があったことも分かった。
(毎日jpより引用)
京都大学をはじめとする大学の入試問題が、試験時間中にネットに投稿されたこの事件、 大学教員としても、受験生(資格ゲッター)としても、関心を持たざるを得ない事件です。
いろいろな疑問がわきますが、やはり関心事は、
1) こんなことが簡単にできるものなのか?
2) 現状では防ぐことは不可能か?どう対応したらいいのか?
といったところでしょうか。。。
監督側と受験者側の両方からみて
大学教員を15年以上もやっているので、もちろん入試監督の経験は1回や2回ではありません。
入試監督という仕事は、「何もなくて当たり前」なので、受験生が想像する通り、いや想像する以上に神経を使うものなのです。
神経を使うのは、監督ミス(アナウンスや問題・回答の配付ミスetc..)を起こさないこと、病人などの不測の事態にスムーズに対応すること、などいろいろですが、やはり不正には気を遣います。
では、正直、 自分が試験監督の時に今回のような不正行為があったとして、
| 100%摘発できるかと言われると、そこまでの自信はない |
です。
ただ、監督者は不正を行った受験生を見つけて摘発するのが目的ではないのです。
「いかに不正を起こしにくい雰囲気にするか」(不正行為そのものに着手させない)ということが大切になります。
例えば、一般に試験監督は複数いるのですが、少なくとも一名は後方に配備して適宜巡回してもらい、監督者がどこにいるか受験生からはみえないようにしておかないといけません。
一部報道では、試験監督が全員前から動かなかった試験会場もあったとのこと。
これでは不正をしてくれと言っているようなものです。
これは、入試だけではなく、大学の定期試験についてもいえることなのですが、、、
例えば、試験前に「筆記用具と時計以外はかばんに入れて机の下に」などとアナウンスしますが、このときに、時々ペンケースを出したままの学生がいたりします。そういうときは、必ずペンケースもしまうように指示します。
受験票が裏返っていたら表にして確認します。
飲料がかばんにしまってなかったら、かばんにしまうように指示します。
袋入りのポケットティッシュが机に出ていたら、袋から出しておくように指示します。
こうした行動で、「厳格に試験を行いますよ」というメッセージを受験生に暗に伝えていくことが大切です。
国家試験によって試験監督の質にはかなり差があります。
正直、これじゃぁカンニングされても仕方ない、と思わざるを得ないような国家試験もありました。(何とは言いませんが。)
確実に防ぐには
とはいえ、いくら試験監督が頑張っても、受験生が本気でカンニングの方法を考えて実行したら、100%の確率でこれを発見することはできません。
それなりの確率で実行を止めることまではできるでしょうが、摘発するのは極めて困難です。(証拠を押さえるなんて現実的にはムリですから)
やはり抜本的には、
| 携帯電話の持ち込みを禁止するか、試験会場で妨害電波を流すしか方法はない |
でしょうね〜。。。
あ、試験会場で電波出すんなら、第一級陸上無線技術士が役立ちますかね〜?(笑)
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