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中身はれっきとしたビタミン剤です。 しかも、摂りすぎはよろしくないビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンもたっぷり。 Vitamin A: 2100 IU/2 コ Vitamin D: 400 IU/2 コま、一日2コくらいなら過剰症の心配はありませんけど… Vitamin A なんて、肝油ドロップも真っ青の含有量ですよ〜。 子どもが間違って一ビンたべちゃったりしたら……大変です それに、教育レベルの低い親であれば、「体に良いから」とか言って、多量に(子どものほしがるまま自由に)与えかねませんよね…… 日本の薬剤師の感覚では、
小学生のランチは、ピーナツバターのサンドイッチとポテトチップと、ダイエットコークだから、「それじゃ栄養のバランスが悪いから」とか言って、このグミキャンディー2コを足す、とかなんだろうな〜〜 何か、アメリカって、健康に関して方向性を間違ってないでしょうか。前回のクランベリージュースといい…… |
医学薬学
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昨日は研究室のバーベキュー&ミニクルーズでリフレッシュしてました…… あ、珍しく医学薬学ネタだなぁ。 シンポジウムで20分ほど講演したのですが、そこで聴いた臨床医の先生方のお話はいろいろと参考になることが多かったです。 アトピー性皮膚炎に対するアプローチ今回勉強になったのは、アトピー性皮膚炎に対するステロイド剤の使い方。比較的多量のステロイド外用剤をキッチリ用いて寛解を実現する、というアプローチは割と一般的になりました。 とは言っても、未だに「量が多い」「塗布は必要最小限に」なんていう処方/服薬指導もまかり通っているようで。。。。 専門医がきちんと必要量を出すと、「こんなに出せません」なんて言ってくる薬局もあり、困ったもんだ、とのこと。 そして、寛解導入後はストロイド剤を切り、再燃時にステロイド剤を再開するという、reactive treatment が広く行われているのですが、最近は、重症例を中心に、寛解導入後もステロイドの間欠塗布を続けながら、徐々に離脱(スキンケアのみに意向)する proactive treatment といわれる方法が、治療成績が良いというデータが出てきているとのこと。 その後、患者会の方々のお話も聞きました。 やはり、服薬指導次第で、治療が成功したり失敗したりするようで。 ステロイド外用剤の服薬指導って、本当に難しいし、勉強と、処方医との連携が必要不可欠ですね…… |
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疑義照会を怠った薬剤師に対する損害賠償を認めた判決がありました。 以下、時事ドットコムからの引用です。 東京都港区の虎の門病院で肺炎治療薬を正規量の5倍投与され、死亡した大学教授の男性=当時(66)=の遺族が約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。浜秀樹裁判長は、担当だった研修医(当時)と病院を運営する国家公務員共済組合連合会のほか、担当医の誤った指示を見過ごした薬剤師3人に、計2365万円の支払いを命じた。 薬剤師法は、処方箋が疑わしければ医師に確かめる義務があると規定するが、投与ミスをめぐり、指示通りに調剤した薬剤師の賠償責任を認めた判決は異例とみられる。 薬剤師に責任があるのは当然なのに、これが「異例」となってしまうのはなぜなんでしょうか。 今までも同様の事例はあったはずで、おそらく今までは、原告側の弁護士が、あまり「薬剤師に責任がある」という認識に至らなかったのでしょうね。 すなわち、実習中に
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今日からロキソニンのOTC薬※(ロキソニンS)が発売ですね〜。 個人的には、使いやすい薬なので、正しく使っていただいてセルフメディケーションの推進につながれば良いと思います。 ま、もちろん重篤な副作用もありますが、それを言い出したらイブプロフェンもそうなので、薬局では、重大な副作用やその前駆症状に関する情報をきちんと提供していただければ、基本的には問題ないかと思います。 ※OTC薬: Over the Counter Drug。薬局で処方せんなしで買える薬。 |
<誇大広告>健康食品、業者名公表もともと、健康食品やサプリメントに関して「薬効」を謳って広告することは、薬事法により禁止されてきました。それでも、薬事法スレスレの表現で、いかにも効果があるような「健康食品」や「サプリ」が世の中に氾濫しています。 このような状況を受けて、消費者庁では、悪質業者の業者名を公表することにしたそうです。 「飲むだけで確実にやせる」「がんに効くといわれている」といった誇大な広告を使用する健康食品について、消費者庁は30日、悪質な業者名を12月から公表する方針を固めた。健康被害や効果がないなどの苦情が絶えないことから、健康増進法の運用を強化し、同法に基づく行政処分に初めて踏み切る。(毎日新聞) しかしこれでは、
なぜなら、
健康食品と情報リテラシーそもそも、いわゆる「健康食品」に顕著な効果を期待することが間違っているのです。(1) 顕著な効果があれば医薬品になります。 医薬品になっていなくても、製薬企業が黙ってませんぜ。 (2) 効果がマイルドでも、有用性があれば、医薬部外品、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)などになります。 それでも「健康食品」に過度の期待をしてしまうのは、「一般消費者」の側に、「からだの機能・病気と薬・食品との関係」に関する情報を読み解く力(リテラシー)がほとんどないからです。 テレビ番組の偏った健康情報にとびついたりする「フードファディズム」も、まさにリテラシー不足が原因といえるでしょう。 食育・薬育の重要性こうした事態を打開するには、きちんと学校教育の中で「医薬品や食品、栄養に関するリテラシー」を身につけてもらうことが重要です。あわせて、一般の方への啓蒙も重要でしょう。※食育: 「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること(食育基本法より) ※薬育: 食育の「クスリ」版。
ところで、リテラシーの基盤としては、最低限の算数・理科は必要です。 しかし、そのための基盤はどんどん危ういものになってきています。 医学薬学・生命科学が急速に発展しつつあるのに、医薬・健康情報リテラシーの基盤たるべき理数系の教育がこの状況では、リテラシー以前の問題かもしれません。 (図は私がまとめたものなので、間違っていたらごめんなさい。生活科はその半分を理科とみなして作図しています。) ちなみに、よく「理科離れ」と言われますが、私は「数学」や「図工/技術家庭」の授業時間もあわせて、理工系の基盤をなす教育と考えるべきではないかと思っています。 「図工」や「技術家庭」の衰退もまた、「生きる力」を衰えさせているのではないでしょうか。 この際、「総合学習」の時間で、「健康番組の信憑性に迫る」てな学習でもしてみてはどうかと思うのですが、現職教員の先生、いかがでしょう。「生きる力」、身につきますぜ〜。 (あ、これ日本女子大通信の「教育工学」のレポートネタにすれば良かったかな。) |




